ちしきの金曜日 2012年6月29日
 

境界線を懐中電灯で描く

千代田区と中央区の境界が写っている写真↑
千代田区と中央区の境界が写っている写真↑
問題:「地図には描いてあっても、実際にはないものなーんだ?」

答え:「地図に描かれているもののほとんど全部」
もっぱら工場とか団地とかジャンクションを愛でています。著書に「工場萌え」「団地の見究」「ジャンクション」など。
> 個人サイト 住宅都市整理公団

地図に描かれているのは「約束事」

いきなりのなぞなぞ。しかも答えは「ぜんぶ」。

どういうことかというとこういうことだ。
たとえば地図にはこのように点線で千代田区と中央区の境界が示されている(大きな地図で表示
つまりこういうことになる。しかしもちろん、現場に境界線が引いてあるわけではない。
つまりこういうことになる。しかしもちろん、現場に境界線が引いてあるわけではない。
言われてみればそりゃそうだ、って話なんだけど、言われなければ気がつかないことだ。すくなくともぼくはそうだった。これを聞いたときは、なるほど!とハッとした。

じゃあ、現場に「境界」を描いてやろうではないか!
描けた!
描けた!
どうだ!やや不安定な線で、しかも途中で途切れているけど、本来ないはずの千代田区と中央区の境界がくっきりと写真に写っている!

いわゆる「ライトペインティング」というもの

冒頭のなぞなぞは、DPZの記事では「GPS地上絵」でおなじみの石川初さんが言っていたこと。曰く『地図に示されているほとんどのものは社会的な約束事(社会制度)であって物的には存在していない』と。地図で首都高は緑色になっているが、路面が緑に塗られているわけではない。また、ビルの屋上に「井上ビル」とか書いてあるわけでもない。

しかし一方で、地図好きの人には「地図と現場との一致を確かめて無邪気に喜ぶ」という性癖がある。たとえば過日の西村さんの記事「練馬に県境が一目で分かる場所がある!」などはそのような趣味が遺憾なく発揮されたものだと思う。
すごく面白い記事だった!
すごく面白い記事だった!
じゃあぼくは積極的に線を引いてやろうではないか!というのが今回の記事の動機だ。

で、どうやって引いたのかというと、懐中電灯を使って描いた。
夜道であやしい動きをする人。しかもニヤニヤしながら。
夜道であやしい動きをする人。しかもニヤニヤしながら。

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