
せめて浮いてくれ
数時間ののち、表面が白く凍ってきたので取り出してみる。頼む!
生き別れた双子が再会、でも育ってきた環境がまるで違う、みたいな。
パカッ、まではできそうだ!
多少の水漏れがバリに。足ヒレがついて半魚人になってしまうので、取る。
とりあえず、パカッと取れたー。
これをこのままいっぺんにグラスに浮かべたら、確実にそれぞれ倒れて、そのまま沈む。ただの足の形の氷だ。湖面の死体にするには (よく考えたら、私は死体の足を水に浮かべて飲もうというのか)、この2つをくっつけなくてはならない。
ちょっとだけ断面が溶けてきたところで、無理やりギュッとくっつけて、そーっと冷凍庫に戻してみる。
あとはお若いお2人でどうぞー、とそっと扉を閉じる。
取り出すときにまだくっついてなくて、動揺して落っことして足首取れた!うわーん。
何せ氷である。部屋のエアコン効かせていても、いじっているうちにどんどん溶けてくるので気が気じゃない。その焦りが出てしまった。それに、ピッタリと合わせて置けないのにそうそうくっつくもんじゃない。当たり前だな。もう一度、確実な方法でやり直そう。
2本の足をもう一度凍らせた後に、土台を別の容器で一緒に凍らせてみよう。
ちょうどいい、ゼリー食べたあとの容器があった。ぴったり。
ぐらつくので輪ゴムで押さえて冷凍庫へ。なんて大変なんだ。
緑茶に浮かべるべきだったか
溶けないように、壊さないように冷凍室から取り出し、かねてから用意しておいたグラスにすぐさま突っ立てた。
ギャーーーッ!
チャンチャンチャン、チャンチャン、チャチャーン、チャーン(テーマ曲「愛のバラード」とともに)
訪問先でこうやって出されたらどうだろう。善意か、悪意か。
実は水に直接浮かべると、やはり重心が高かったようで傾いてしまう。よって、グラスの幅の狭くなったところに「はめこむ」形となってしまった。浮くには、もっと足を小さくせねばならなかったか。
溶けてくるに従って傾く。恐ろしいというより、哀愁を感じさせる。
諸行無常である。
できればやはりもう少し足を小さく作って安定させ、本来の映像に近づけたほうが叙情的だったかもしれない。
常に溶解と傾斜との戦いで、涼むどころでなかった。子供に見せたらやはりトラウマになるだろうか。カルピスやファンタに浮かべたら喜んでいいのか怖がったらいいのかよくわからないことになるだろう。
ほんの少しでも涼しくなっていただけたら幸いだ。
飲むとき足が鼻に入ってとても邪魔。
3月の第1回目以来、早くも2回目開催となりました。大物ゲストの登場もあるかも?!とのこと。
よろしくお願いいたします!