
糖類最強
糖類の中で最も甘いのが果糖。砂糖の1.73倍と言われていて、ハチミツの40%を占めるらしい。期待のエースだったが結果は?
果糖は製菓材料のお店で買える
甘いけど、甘みには限界がある
これは甘い!甘さの瞬間最大風速は最高記録。点数では135点をつけた。しかし甘みはすぐに収束し、まあこんなものかとい感じもある。
超甘党の土屋さんは「ガムシロ入れるのは3つ以上は8個も10個もかわらない、甘さには限界がある」と教えてくれた。今回はその気持ちがちょっと分かった。
むちゃくちゃ甘いからといってカラいもののようにのた打ち回ったりはしない。甘さには感じられる限界があるのではないか。
踊ったりした後にこんなこと言ってるので根拠はない。すべて体感での話。
砂糖なのにお菓子
主観だがもっとも美味しかったのは和三盆。粉が細かくて一瞬で溶けてしまい、甘みもあとをひかない。甘み点数は70。雪を食べてるような甘さだ。
よく高級和菓子に「和三盆を使用」と書かれているが、和三盆をそのまま食べても和菓子のような味がする。
幼稚園児が油で和三盆をこねまわしたものでも「シェフにご挨拶したいのですが…」と喜ばれると思う。
和三盆を食べても和菓子の味がする
みつ類総じて甘い
今回は小さじ一杯という容量あたりの比較だったので、シロップ類は砂糖が多く入っていたのかもしれない。
ガムシロは125点。黒蜜(きび糖はこの味が近かった)も105点。と少しだけ高い。ハチミツも自然界にある最高の甘さなだけあって、砂糖より甘く感じた。
容積あたりの甘みにおいては液体総じて強し。
今回の印象だけでもってきた甘いもの。とけたアイス、カルピス原液、チョコなどは総じて凡庸な結果に
カルピス原液やとけたアイスは甘くない
とけたハーゲンダッツは甘いだろうと思っていたが、最低点の25点。カップに口をつけてごくごく飲んでみると重く甘苦しいが、小さじ一杯程度では全然。離乳食のようだ。
カルピス原液も思ったほどは甘くなく60点。しかし「こんなにおいしいのか!」「すっぱいって最高にうまい!」などシロップ中毒者には味の黒船となった。
ブドウ糖や果糖の単糖類特有のすっきりした味。映画で見るコカインのような扱いを見せる超甘党。
甘さの発見
単糖類であるブドウ糖はただ甘みだけがあるようなスッキリした味わい。「いやな感じが全然しない!」と、甘みは感じているのに点数は55点。
いや、55点?あれだけ甘いのに?点数つけておいてなかなか納得がいかない。
「甘いけど、すっきりしてるからかな。やっぱりイヤさが必要なんじゃないか?」とここで見学しながら全部気になって試食してきたお知り合いの伊藤さんから。
なるほど、それは今までの試食から思い当たるところがある。甘さはそれ単体だとすぐに流れていってしまうので、ちょっと舌に留めておくような仕組み、100円ショップで買ってきた金網を設置してS字フックで甘みをひっかけられるようにしておくとぐっと甘くなる。
イヤさ、イヤな後味、それは「高級和菓子って甘くないよね」の逆の話。甘み×くどみ。それが甘さなんじゃないか。
見学しながら好奇心で全部試食した伊藤さん(辛党)。甘すぎてほっかむりをかぶるというメタモルフォーゼも見せた。
塩は味のひっかかりが上がる
すべて試食し終わったあとに、「塩を少し混ぜれば甘さは上がりますよ」というアドバイスを事前にいただいてたので試してみた。塩はまさに引っかかりの装置。ほんの少しの塩でぐっとくどくなる。120点。
油もいいのでは?と言われたが、油をまぜるとなんとなくぐったりしたくらいで、甘みにはそれほど関係がなかった。
甘さの発見
最後のベスト10に行く前に、この日超甘党の土屋さんの口から出た名言をまとめた。
・プリンのシロップが物足りないからグラニュー糖入れてる
・(カルピス原液をなめて)あたしはコップ一杯で飲む女だよ!
・ガムシロは水みたいなもんだから
・ガムシロを3個以上頼むと嫌がられるから、友達にも3個頼んでもらって、合わせて6個入れる
・ボトルでくると全部入れる(ガムシロ)
・親子三代超甘党で、そのばあちゃんが死んだから今日はその追悼だ
・(つぶあん食べて)甘くもなんっともないっ!
・わたしのコーヒーを飲むと歯がとけるって言われる
・私のせいで近所の子供たちみんな甘党になって虫歯だらけになった
シティボーイズのコントで、砂糖にはちみつをかけて食べる人が出てくる。甘党の人は南国のような陽気な世界を生きているのではないかと、ハイテンションな土屋さんを見て思った。さあ、ベスト10だ。
試食が終わったあと食事を摂り、冒頭のガムシロアイスコーヒーをふつうに飲んでいて驚いた。
全試食を図にした。一番左が基準となったきび砂糖
糖ベスト10はこのような結果に終わりました
蟻が見た世界
この世界はなんて甘ったるくてベタベタしているのだろう。シロップ漬けの桃缶のような体で順位付けを終えた。
最高に甘い世界は?甘すぎると人はどうなるの?すべて体感によって知り得た世界があった。
最終的には「イーッとして、ポンッ!」とメモにある。一見して、夢を書き取ったメモのようだが、どういうことかと効かれたらイーッとしてポンッ!なのだとしか説明しようがない。
超甘党の人はやっぱりどこか感覚で生きているところがある。土屋さんの採点結果を見たら2点とか3点とかが並んでたので全部ボツにした。
ちなみにボツになった土屋採点はこれ。砂糖100に比べてチョコが2とか、感覚が論理を超えた採点になっている。
糖は最高の調味料!
それにしても、終わったあとの塩のうまさよ!枝豆食って全身に染み渡る塩の世界。ビールが辛口に思えるなどの変化もあるが、料理全般が飛躍的にうまくなった。
空腹は最高の調味料というが、糖だ。料理のさしすせその一番上にきているのもそのことだ。糖こそが最高の調味料といえよう。
糖、バンザイ!いつか尿から出るその日まで、私は糖を愛することに決めた!
試食あとのビールは糖質50%オフ。これで全部チャラに〜!