はっけんの水曜日 2012年8月22日
 

手動な自動販売機がすごい! 立石バーガー

何を隠そう、コレは自動販売機なのです
何を隠そう、コレは自動販売機なのです
街のいたるところに設置されている自動販売機。

最近じゃ、買いに来た人の顔を読み取って年齢や性別などを判断し、それに合わせた商品を表示してくれるハイテクな自動販売機なんかもあるらしいですね。「確かにオレはおっさんだけど、少女のようなジュースを飲みたいんだ!」みたいなトラブルはないのかなーって思いますけど。

さて、そんなハイテク化の波に逆行するような、超・アナログな自動販売機が沢山設置されているお店があるらしいので、今回はそこに行ってみました。
1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。

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金八ロケ地の近くに気になる店が……

『3年B組金八先生』のロケ地として有名な堀切。
ドラマ中にもよく出てくる堀切駅
ドラマ中にもよく出てくる堀切駅
歩いていると思わず「贈る言葉」や「人として」を口ずさみたくなってしまう例の土手はもちろん、ドラマ中にしばしば登場する通りやガード、さらには生徒の家や学校まで(ま、学校はかなり雰囲気が変わっちゃってますが)金八ファンなら「あっ、ここ見たことある!」とコーフンしまくり必至な、まさに金八テーマパーク状態の街なのだ。
あの土手
あの土手
通称「金八通り」
通称「金八通り」
このガードもよく出てきます
このガードもよく出てきます
舞台となった学校はだいぶ様変わりしているが……
舞台となった学校はだいぶ様変わりしているが……
『金八先生』を愛して止まないボクは、ちょいちょいこの辺りを訪れて坂本金八気分にひたっているのだが、今回紹介したいのはもちろんドラマのロケ地ではなく、金八巡りをしている最中に見かけた気になるハンバーガー屋さん。

店構えからしていい味を出している……というか、ちょっとアヤシゲなお店で、結構前から気にはなっていたものの、金八スポットに気を取られて入ったことはなかったので、今回、いよいよ取材してみようかと……。
こんな感じで行きそびれていました
こんな感じで行きそびれていました

この店、やってるのか?

この手のお店を取材する時、あらかじめ電話して取材依頼をしておく場合と、とりあえず直接行ってみてその場で「取材させて〜」と頼んでみる場合とがあって、その時々でふさわしいと思われる対応をしているんですよ。
こういう場合は直接行った方が話が早いですね
こういう場合は直接行った方が話が早いですね
で、今回の場合は事前に電話しておいた方がいいかなと判断し、電話番号を調べてかけてみたところ……なんと「現在、使われておりません」とのアナウンスが。え、潰れちゃったの、あの店!?

「面白スポットは一期一会」という言葉もあるように(ボクが作ったんだけど)、変わったお店とか観光地って、ちょっと目を離してるスキに潰れちゃうケースも多いの。だからこそ、気になったら即・行っておくべきだったのに……。

ああーっ、やってもうたー! またひとつ気になる面白スポットを見逃してしまったーッ!
こちらも気付いたら潰れてた「蒲郡ファンタジー館」うう……一期一会
こちらも気付いたら潰れてた「蒲郡ファンタジー館」うう……一期一会
ショックのあまり半日くらい寝込んだ挙げ句、それでも諦めきれず、とりあえずお店がどのような状態になっているのか直接見に行ってみることに。

すると……こんな状態になってました。
うわ、廃墟……!?
うわ、廃墟……!?
実は、ウェブマスターの林さんが2004年に「ごはんにあうハンバーガーはどれだ?」という記事でこの店の外観写真を載せていたのだけれど、8年経つとお店ってこんなに風化してしまうもんなのか!
在りし日の姿
在りし日の姿
カラフルな看板も今はもうナシ
カラフルな看板も今はもうナシ
コレは確実に潰れてるでしょ。

看板は完全に朽ち果て、お店自体もボロボロ。そして店内は真っ暗。
店内は漆黒の闇に包まれている……
店内は漆黒の闇に包まれている……
うーん、いくらなんでもこれで営業しているワケが……あ。
え……営業中?
え……営業中?
これまた随分とボロボロな「営業中」なる看板が地べたに転がっている。

いやいや、この「営業中」の看板自体が朽ち果てて、ここに転がっているだけだろう。……と思いつつ、入口のドアに手をかけてみると……あ、開いてるぞ!?
店内は昼間とは思えない薄暗さ
店内は昼間とは思えない薄暗さ
入口は開いていたものの、店内のあまりの暗さに、この段階でもまだ「潰れて空き家となった廃屋がドアが開けっ放しのまま放置されている」という可能性を拭いきれずにいたのだが、その暗闇の中にうごめく影が!

「いらっしゃいませ〜」

ウワーッ! び、ビックリしたぁ〜……って、よく考えてみりゃお店に人がいたって何もビックリする要素ないんだけどね。そのくらい、潰れてる感がビンビンに漂いまくっていたということですよ。
!
いやー、いくら経費削減っていっても、こんなに店内が暗くっちゃ、お店がやってないと思われちゃうんじゃないですか? そういえばエアコンも……。

「経費削減だからね、つけてないよ」

どうりで店内が異様に暑いと思った。それじゃ、まさか電話が通じなかったのも?

「削れるところはドンドン削っていかないとね。電話回線も解約しちゃった」

いやいやいや、問い合わせの電話が通じなかったら、フツーは潰れたと思われちゃいますって!
今時、一個100円でやっていくのは大変でしょうねぇ
今時、一個100円でやっていくのは大変でしょうねぇ
しかしなぜ、ここまで経費削減を徹底しなければならないのか? それは、創業した17年前からのメインメニュー「立石バーガー」の値段が100円だから。

確かに大量生産しているであろうチェーン店ならともかく、一個一個手作りしているハンバーガーを100円で売り続けるのにはかなりの経営努力が必要そうだ。

「材料費がドンドン上がってるからねぇ、大変だよー」

物価もかなり変わっているだろうし、ちょっとくらい値上げしてもいいんじゃ……と思ってしまうけど、頑なに値段を守り続けているのには、やはり「子どもでも気軽に買えるように」とか、理由があるんだろうか?
わりと「なんとなく」みたいです
わりと「なんとなく」みたいです

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