ロマンの木曜日 2012年9月13日
 

「船橋ソースラーメン」現存3店舗食べ歩き

大輦のソースラーメン
大輦のソースラーメン
正直「船橋」と言われて思いつくものが、ない。
かろうじて「市立船橋」というキーワードが頭に浮かぶが、それが何を意味しているのか全くわからないが、たぶん高校の名前だと思う。
船橋市よりも人口が少ない県出身のぼくにとって、市立の高校が存在するということがまず信じられないことなのだけど、船橋に対するイメージはそれぐらいしかない。
そんな印象空白地帯の船橋市にソースラーメンというラーメンがあるという噂を耳にした。
鳥取県出身。東京都中央区在住。フリーライター(自称)。境界や境目がとてもきになる。尊敬する人はバッハ。
> 個人サイト 新ニホンケミカル TwitterID:tokyo26

第四のラーメン

ソースラーメンはその名の通りソース味のラーメンで、醤油ラーメン、味噌ラーメン、塩ラーメンに続く「第四のラーメン」としてソースラーメンを推す声もあるほどだ。
印象は薄いが、船橋市一つで鳥取県の人口より多い
印象は薄いが、船橋市一つで鳥取県の人口より多い
しかし現在、店のメニューとして常に提供している店舗は船橋市内にも3軒しかないという。今回はその3店舗をすべて食べ歩きしてみたい。

ひとまず、事前の情報収集はほどほどにしておいて、まだ見ぬソースラーメンに期待をふくらませ船橋に向かう。

「つゆ焼きそば」と、どう違うのか

まず向かったのはJR船橋駅から歩いて10分ほどのところにある「大輦(だいれん)」だ。
白くて新しいJR船橋駅
白くて新しいJR船橋駅
古くて細い商店街をすすむ
古くて細い商店街をすすむ
新しくてキレイなJR船橋駅前とは対照的に、京成船橋駅をこえると少し色あせた感じの商店街がある。その商店街をグイグイ入っていき、ちょうど商店街が終わったかなと思ったあたりに「大輦」はある。
いかにも中華料理店! といった佇まい。
いかにも中華料理店! といった佇まい。
ここのソースラーメンはメディアでも度々取り上げられている有名店だ。
ぶらり途中下車の旅で紹介されました!
ぶらり途中下車の旅で紹介されました!
メニューによるとハムカツのせがおすすめらしいので、ソースラーメンハムカツのせを頼んでみた。
隣で千葉国体のシャツを来た市役所の職員と思しきおっちゃんたちもハムカツのせソースラーメンを食べていた。

実は、ソースラーメンに関してはひとつの疑問がある。
青森県の黒石市などで食べられている「つゆ焼きそば」と何がどう違うのだろうか。ということだ。
当サイトでも「新・つゆ焼きそばを作りたい」で取り上げているけれど、ソース味のラーメンということであれば、つゆ焼きそばとそんなに違わないのではないか?
そんなことを考えつつ待っているとソースラーメンがいよいよやってきた。
見た目が焼きそばっぽい
見た目が焼きそばっぽい
紅しょうが、キャベツ、もやし、青のり……と、具をみると完全に焼きそばだ。スープがなければ完全にハムカツの乗った焼きそばでしかない。

かならずてんかすがのっているという黒石つゆ焼きそばに比べると、焼きそばの雰囲気が色濃く残っている。見た目はつゆ焼きそばと全く違う。
麺が炒められていない
麺が炒められていない
麺を見てみると、普通のラーメンの麺だ、焼きそばではない。

お店の人に確認したところ、麺は炒めたりせず、ラーメンの麺をそのまま使っているという。
ソースラーメンがつゆ焼きそば違う最大のポイントはここだ。

黒石つゆ焼きそばは、焼きそばにめんつゆやラーメンスープをかけて食べるものだけれど、ソースラーメンは、かえしにソースを使うれっきとした「ラーメン」なのだ。

味はどうか?
いけるわこれ!
いけるわこれ!
「ソースとは、主に揚げ物にかけるもの」という狭隘な先入観から、ソースのスープというものに抵抗感はあった。
しかし、一口スープを飲んでみると、そんな先入観や抵抗感がいかに意味のないものだったのかがよくわかった。
ソースのスパイスに、しょっぱい、甘い、酸っぱい、旨いが複雑に絡み合っている。
つきなみな表現で申し訳ないけれど「味に深みがある」というのはこれのことをいうのかもしれない。
醤油、味噌、塩に続く「第四のラーメン」の諢名も実にうなずける。人類はラーメンのネクストステージへ続く扉のドアノブに手をかけてる。
表現が大げさになりすぎた。

ようするにうまいですこれ。
中華料理 大輦
千葉県船橋市本町4丁目20−17‎
047-422-8952

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