はっけんの水曜日 2012年9月19日
 

客が麺から作るセルフラーメン屋をやりたい

製麺機の楽しさを伝えたいので、お客さんが麺を作るところからやる、セルフサービスのラーメン屋をやってみました。
製麺機の楽しさを伝えたいので、お客さんが麺を作るところからやる、セルフサービスのラーメン屋をやってみました。
昨年の今頃、製麺機というものを勢いで買った。洗面器ではない、製麺機だ。うどんとかラーメンを作る機械である。詳しくは記事参照だ。

製麺作業はとても楽しく、出来上がった自家製麺は抜群に美味しい。ぜひ多くの人にこの体験をしていただきたいので、先日おこなわれたデイリーポータルZの収穫祭で、麺を作るところから自分でやる、セルフサービスのラーメン屋をやってみた。
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。

前の記事:「木になったままナスの糠漬けをつくる」
> 個人サイト 私的標本 趣味の製麺

楽しい手作りラーメンの会

製麺機を購入して以来、友人を呼んでラーメンを自分で作るという手作りラーメンの会を何度かおこなっている。まあ2回だけだけど。

前日に生地とスープをこちらで仕込んでおき、来た人に製麺機を回してもらって、自分が食べる麺を自分で作るというファンタスティックな体験をしてもらうのだ。
初対面でもみんな仲良くなれるツール、それが製麺機。
初対面でもみんな仲良くなれるツール、それが製麺機。
ユズを効かせた濃厚鶏ガラスープは、モチモチの太麺とよく合い、自画自賛だが絶品だった。
ユズを効かせた濃厚鶏ガラスープは、モチモチの太麺とよく合い、自画自賛だが絶品だった。
生地もスープも具も全部こちらで用意するとはいえ、製麺機で伸ばす作業を何回するか、生地の厚みを何ミリにするかで、麺の個性が違ってくるのだ。

もちろんみんな麺から手作りのラーメン作りなんて初体験だし、味に正解がある訳でもないので、自分の作ったラーメンを、おいしいおいしいと、それは愛おしそうに食べてくれる。
私のラーメンが絶対一番だと言い張る人。うれしい。
私のラーメンが絶対一番だと言い張る人。うれしい。
ラーメンを食べて顔がほころびまくる人。うれしい。
ラーメンを食べて顔がほころびまくる人。うれしい。
この体験をデイリーポータルZの収穫祭というイベントでやりましょうと提案したら、編集部から「できれば200人前、きびしかったら150人前」というオーダーが来た。

ラーメン200人前って、どこの繁盛店だ。今までが最大8人前くらいなのに。しかし10人とか20人を相手にするワークショップ形式よりも、食べたい人全員に振る舞える方がいいのは当然だ。やってやろうじゃないじゃない。

そうなるとさすがに製麺機1台ではどうにもならないが、そこは大丈夫。製麺機は2台ある。
同じ道具が2台並ぶとかっこいいよね。これぞ量産型っていう感じで。
同じ道具が2台並ぶとかっこいいよね。これぞ量産型っていう感じで。
一台目の製麺機を買った後も、なんとなくネットオークションを眺めていたら、今あるものよりもさらに程度がいいものが手頃な価格で出品されたので、これは保護せねばと、ついつい買ってしまったのだ。

ようやく2台同時に使う必要のある日が来てくれて、私はとてもうれしい。

200人前のラーメンを勘で仕込む

それにしてもラーメン200人前か。あくまで無料で配布する試食なので、そんなに1人前の量は多くなくていいとは思うが、ある程度の量がないと、製麺機を使った麺作りは面白くない。となると、半ラーメン程度というところだろうか。それでも多いと思うけど。

生地作りはどうにかなるとして、問題はスープである。イベントの舞台であるカルチャーカルチャーの客席で、ガスコンロを使ってガンガンと鶏ガラや豚足を煮込む訳にもいかないので、麺に醤油ダレと油を絡めて食べる『油そば』方式でいくことにした。
醤油ダレのベースは、めんつゆでいいかな。1瓶全部いれてしまえ。
醤油ダレのベースは、めんつゆでいいかな。1瓶全部いれてしまえ。
オイスターソースも1瓶いれちゃえ。他にも酢やらナンプラーやら鶏ガラスープの素やら。
オイスターソースも1瓶いれちゃえ。他にも酢やらナンプラーやら鶏ガラスープの素やら。
なんとなく不安なので、市販のタレも追加してしまおうかな。素直にこれを100%使えよっていう話なのかもしれないが。
なんとなく不安なので、市販のタレも追加してしまおうかな。素直にこれを100%使えよっていう話なのかもしれないが。
干しシイタケや昆布と合わせて煮詰めてみる。これって何人分の量なんだろ。
干しシイタケや昆布と合わせて煮詰めてみる。これって何人分の量なんだろ。
少量の試作を重ねた上でたくさん作るのではなく、出たとこ勝負の一発勝負。こんな感じでいいかしらと、出来上がったタレを舐めてみるのだが、ものすごくしょっぱい。まあ薄めて使うめんつゆがベースだし、鶏ガラスープの素を一瓶丸ごと入れているし、当然といえば当然か。

でもこれくらい濃くても、麺と混ぜて食べるのであれば、量を加減次第でちょうどいいのかもしれない。

うーん、正解がまったくわからない。油そばを作ろうとしているのだが、私が油そばを食べたことが一度もないのが悪いのよね。今からでもラーメンをやめて、シンプルな釜揚げうどんにしようかと何度も思った。
しょっぺえ。
しょっぺえ。
まあ醤油ダレの正解は考えてもわからないからこれでいいとして、もう一つの大切な味である油を仕込もうか。

サラダ油に大量のネギと干しエビを加えて、ラーメンだけに小麦色になるまで加熱してみた。ネギとエビの香りが素晴らしい。肌がペタペタしてきたけど。
本当はピリカラの油にしたかったのだが、子供も食べるだろうから唐辛子は入れなかった。
本当はピリカラの油にしたかったのだが、子供も食べるだろうから唐辛子は入れなかった。
どれくらい必要なのかが全然わからないのだが、とりあえず中華鍋いっぱいに作ってみた。
どれくらい必要なのかが全然わからないのだが、とりあえず中華鍋いっぱいに作ってみた。
迷いだらけのタレと油だったが、生地作りは迷いがない。決まった分量で小麦粉と水と卵とかんすいを混ぜるだけだ。

その決まった分量というのが、小麦粉9キロとかなのが難点だが。

まあまあ手首と腰は痛くなるが、嫌いではない作業だ。
特大のボールで3回に分けて作りました。
特大のボールで3回に分けて作りました。

 ▽デイリーポータルZトップへ つぎへ>

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
↓↓↓ここからまたトップページです↓↓↓