名前通りにオアシスのハイウェイオアシス
最初に紹介するのは、淡路ハイウェイオアシスという施設。ここはまず施設そのものやロケーションが素晴らしい。
高速道路のパーキングエリアから入れる
なんだか素敵な外観
景色にも起伏があって楽しい
中に入っても素敵さ続行
おっさんなのに「あら…素敵」と、奥様みたいに感じてしまう雰囲気。洒落たデザインの建物は外からの様子だけでなく、中に入っても緑が豊かで気持ちがいい。高速道路から直接入れる施設で、ここまでのムードのところは初めてだ。
入り口から試飲アピール
販売スペースは一見よくある感じ
おしゃれな感じに流されてしまいそうだが、今回の目的は試食のすごさの確認。おみやげ品販売コーナーに入ってみると、商品が並んでいる様子はあくまで普通のこの手の店だ。
しばらく見て回っていると、おすすめ商品の1つであるらしい、たまねぎスープの試飲を発見。
しばらく見て回っていると、おすすめ商品の1つであるらしい、たまねぎスープの試飲を発見。
勝手に飲んでいいらしい
2000万という数字にパワーを感じる
販売員から渡されるのではなく、すでにできあがったスープの入ったポットから自分で注いで飲むシステム。いや、システムという言葉はふさわしくない自由さなのだ。
紙コップも商品もかなり豊富で、さらには「2000万食突破!」とポップでアピール。エネルギッシュにグイグイ押してくる。
紙コップも商品もかなり豊富で、さらには「2000万食突破!」とポップでアピール。エネルギッシュにグイグイ押してくる。
ずらっと並ぶ瓶のところにある試食は…
山盛り玉ねぎに玉ねぎドレッシング
野菜だけでなく海産物も
なんか試食って感じじゃない
淡路島の特産品だけあって、スープ以外にも玉ねぎ推し。玉ねぎドレッシングは玉ねぎにかけて味を試せる。さらには島だけあって、海からやってきた食品も揃う。ワカメは大皿に盛ってあるのを勝手に食べていいらしい。
なんだこのサービス精神は。試食だけでおいしく健康になってしまいそうな勢いではないか。
なんだこのサービス精神は。試食だけでおいしく健康になってしまいそうな勢いではないか。
ジャンル様々に誘惑してくる試食
店内をうろうろしていると、次々にいろいろな食べ物が手招きしてくる。どれもカットが大きめだったり容器にいっぱい入っていたりと、試食ウェルカムな感じが全体に漂っている。
こんなものまで!と思わされた
「直接なめてね」ということか
うまそうなローストビーフがスライスされているのを見てざわめいたが、さすがにこれは食品サンプル。こういうトラップを織り交ぜてくるのも心憎い。
オニオンスパイスは何かにかけて味わうスタイルではなかったので、これだけで味見してみる。スパイス直接なめるってあんまりないけど、これも玉ねぎのコクが広がる味わいで、試食をすすめる自信がよくわかった。
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普通は売ってるはずのものが飲み放題
淡路島の試食パラダイス、続いては淡路島牧場を紹介しよう。
でかい牛乳パックが迎えてくれる
レジャー要素ありつつも基本はマジ牧場
等間隔の尻がかっこいい
子牛に乳飲ませ体験もできる
ポニーに乗れたり子牛の乳飲ませ体験ができたりと、観光牧場的な側面もありつつ、関西圏を中心にガンガン牛乳を出荷している、基本的には本気の牧場でもある。
それゆえと言えばいいのだろうか、入場料は無料で、駐車場も無料。気軽に訪れることができるのがうれしい。
それゆえと言えばいいのだろうか、入場料は無料で、駐車場も無料。気軽に訪れることができるのがうれしい。
味わいある建物の入り口
フリースタイルの試飲コーナー
ここで試飲できるのは牧場の主製品である牛乳。メインの建物であるピックランド館の中に進んでいくと、中ほどに試飲コーナーがある。
写真でも「ご自由にお飲みくださいませ」と書いてあるのがわかるが、ここのすごいところは「本当に自由」というところだ。
写真でも「ご自由にお飲みくださいませ」と書いてあるのがわかるが、ここのすごいところは「本当に自由」というところだ。
飾り気なく「試飲コーナー」の冷蔵庫
中身もそのまんま
サイトでも無料飲み放題をアピール
牛乳飲むとき独特の視線
1リットルのパックから備え付けてある紙コップに注いで自由に飲んでいいというシステム。またもシステム不在のシステムだ。牧場の方がそばにいるわけでもなく、試飲という言葉の枠を超えているようにも思える。
こういう牧場、普通だったら牛乳は商品として売ってるものだろう。こういう提供の仕方は初めて見た。
こういう牧場、普通だったら牛乳は商品として売ってるものだろう。こういう提供の仕方は初めて見た。
左側の「おおきな牛乳」も気になるでかさ
買って飲んだヨーグルトもうまかった
もちろん売店では販売されていて、1リットルで200円というお値段。飲み放題で提供してると、買っていく人が減っちゃうんじゃないかと心配にもなる気前のよさだ。
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今回最多種の試食スポット
最後に紹介するのはたこせんべいの里という工場直売店。
窓にもまたがって「たこせんべいの里」
広大なスケールでせんべいを販売
その名の通り、タコなどの海産物を主に使ったせんべいの店だ。売っている商品はほぼ全てせんべいだけなのに、店内はかなり広い。スケールの大きさにまず圧倒される。
大きなワゴンがずらっと並んでいて、各種せんべいが山積み。その「各種」というのが普通ではない。
大きなワゴンがずらっと並んでいて、各種せんべいが山積み。その「各種」というのが普通ではない。
ワゴンの横には試食台が設置
トング使用で衛生面にも配慮
いかすみは半端なくイカスミ色
タコの勉強ができる掲示も
「各種」を数えてみたところ、全部で29種類。これだけあると迷ってしまうが、ほぼ全ての商品を試食できるので、しっかり吟味して買うことができる。
29種類のせんべいが試食自由というのは、もうそれだけでちょっとしたレジャーだとも思う。どれを食べてどれをまだ食べていないか、わからなくなる量。記憶力ゲームのようでもある。
29種類のせんべいが試食自由というのは、もうそれだけでちょっとしたレジャーだとも思う。どれを食べてどれをまだ食べていないか、わからなくなる量。記憶力ゲームのようでもある。
上にあるローマ字表記もなぜかわざわざ読んでしまう
せんべいは300円から500円ほどのものが多いが、タコを丸揚げにして作ったという「多幸・たこの唐揚げ」は840円と高級品。それもちゃんと試食できるからすごい。
異色のせんべいもラインナップ
表面がかりんとう的処理
これだけ種類があると、中には結構な変わり種もある。最も気になったのは「えびせんかりんとう」。ポップには「黒糖のコクのある甘さが好評です」とあるが、他にも言うことあるんじゃないだろうか。
だが、食べてみるとおいしい。せんべい生地とエビと黒糖と、こうして書くとあんまり調和しない気がするのに、実際の味には「これはあり」と思わされる。
これだけいろいろなせんべいを食べていると、飲み物も欲しくなるというものだろう。そういう気持ちにもここはしっかり応えてくれる。
だが、食べてみるとおいしい。せんべい生地とエビと黒糖と、こうして書くとあんまり調和しない気がするのに、実際の味には「これはあり」と思わされる。
これだけいろいろなせんべいを食べていると、飲み物も欲しくなるというものだろう。そういう気持ちにもここはしっかり応えてくれる。
コーヒーも自由に飲める
これは適切なルールだと思う
店の奥にはコーヒーを自由に飲めるコーナーがあるのだ。せんべいで口の水分が奪われても、ここで補給できる。
「お願い」の立て札には「休憩コーナーへ試食を持ち込まないでください」との表記が。せんべいとコーヒーとを一緒に楽しむことはできないのだが、さすがにこれは妥当なお願いだと思う。
「お願い」の立て札には「休憩コーナーへ試食を持ち込まないでください」との表記が。せんべいとコーヒーとを一緒に楽しむことはできないのだが、さすがにこれは妥当なお願いだと思う。
なぜならコーヒーコーナーはこんな感じだから
その理由は、コーヒーを飲める休憩スペースがかなり素敵ムードの空間だからだ。大きな観葉植物がたくさん浮かんでいて、白と緑のコントラストがとてもきれい。
ここには試食せんべいを持ち込むことを認めない方がいいだろう。快適過ぎて収拾つかなくなる。
ここには試食せんべいを持ち込むことを認めない方がいいだろう。快適過ぎて収拾つかなくなる。
どれにしたらいいのか決められない
コーヒーを飲んで落ち着いたところで、どれを買うか改めて考えよう。しかし、29種類という数は考えたところでそれを放棄したくなるような豊富さ。
店員さんに一番人気を聞いたところ、「いろいろですね」との返答。いや、そういう答えを聞いてるのではないのだが。そう思ったのだが、そういうわけではない。
店員さんに一番人気を聞いたところ、「いろいろですね」との返答。いや、そういう答えを聞いてるのではないのだが。そう思ったのだが、そういうわけではない。
さすが人気の山積み度
えびせんかりんとうも購入
「いろいろ」という商品があるのだ。中には名前の通り、いろいろなせんべいが入っている。網羅的に種類を押さえたこの商品は、迷いに対するベストアンサーと言えるだろう。
他の袋と比べても重ねられている山が高い。特に気に入ったものと合わせて購入決定だ。
他の袋と比べても重ねられている山が高い。特に気に入ったものと合わせて購入決定だ。
さらにおまけもくれた
スーパーなどで試食を見かけると、個人的にはどうも遠慮がちになる。試食後に店員さんとの間に、買うか買わないかの精神的なせめぎ合いを感じるからだ。
しかし今回は、いずれも試食ぶりがかなり自由。ここまでされると逆に自然と買いたい気持ちになった。やるな、淡路島。
しかし今回は、いずれも試食ぶりがかなり自由。ここまでされると逆に自然と買いたい気持ちになった。やるな、淡路島。