ロマンの木曜日 2012年9月27日
 

iPhoneをパチもん風にパッケージしてみる

投げやりさと商魂とが交差する。
投げやりさと商魂とが交差する。
話題の、最先端のデジタルデバイス、iPhone。スマートなフォルム、そしてパッケージまでもが洗練されていて、にくいものです。

そんなイケてるデジモノを、パチもん風パッケージに入れたら、いったいどんな複雑な気分になるだろうか。
1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。
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パチもんが来た!

この企画、いきなり「デジモノをパチもんに!」と思いついて風呂から飛び出たわけではなく、先月末出演させていただいたイベント「おバカ創作研究所」からのお題なのである。

このイベントでは、出題されたお題に沿って、出演者たちがトンチのきいた工作・制作・アイデアを持参し披露するのだが、そのお題のひとつがこの「パチもん」だったのだ。
これぞパチもん、というサイケなパパ(後述「パチモン大王」より引用)。
これぞパチもん、というサイケなパパ(後述「パチモン大王」より引用)。
パチもん?と何のことかわからない方に説明すると、ほら、ウルトラマンやらガンダムやらドラえもんやら、好きなキャラクターのグッズを買ってきたつもりが、何か微妙な出来だったり、まったくニセモノだったりしたことがあるだろう。そういった、正規品でないもの、怪しいもの、ニセモノなどをだいたい「パチもん」と呼ぶようだ。

と、言葉で言うよりも、図版をご覧いただいたほうがわかりやすい。ここで、パチもん本といえばこれ、唐沢なとき氏による「パチモン大王」から数箇所、引用させていただこう。
一気にほぼ全巻買ってしまった。パチもんの嵐は、あるとき突然に。
一気にほぼ全巻買ってしまった。パチもんの嵐は、あるとき突然に。
いくつかの作品から適当に集めたエッセンスを、これまた適当にアレンジ。
いくつかの作品から適当に集めたエッセンスを、これまた適当にアレンジ。
画力があるのかないのか。
画力があるのかないのか。
つい「目ん玉」に目が行ってしまうが、この色使いに注目だ。
つい「目ん玉」に目が行ってしまうが、この色使いに注目だ。
フィギュア台紙に思いっ切り手書きのコピー。売り物じゃなくて、なんだか友達がくれたような雰囲気。
フィギュア台紙に思いっ切り手書きのコピー。売り物じゃなくて、なんだか友達がくれたような雰囲気。
最初、このお題を出されたときは、正直「?」という思いだった。パチもんのことは幼き頃から見聞きしてはいるが、そのものにフォーカスして興味を持ったことはない。なので上記の本を取り寄せて研究したわけだが、すっかり「パチもん」の面白さにとりつかれてしまった。

そこで今回は、冒頭申したような最先端のギアを、ぜひこの「パチもんフォーマット」でパッキングしたいと考えた。ただ、絵心のない筆者、膨大な情報を前にどうしたらいいかまとまらないので、私の理解した範囲での「パチもん図絵たる要素」を箇条書きにしてみたい。

・手書きのふらふらした線。
・正規品に対する、アクロバティックな解釈と改変。
・よくわからないデザインの構図。
・唐突な言葉使い。
・無駄にどぎつい色合いと、未熟な技術ゆえの印刷の揺れ具合。

そしてもうひとつ付け加えるなら、「パチもんであること・絵心のないことをまったく恥じてない、勢いあるデザイン」とでも言おうか。ともすれば現代のアートワークが失ったような、その勢い・・・と書くとなんだかかっこいいがこれは今考えた。

まあ、とにかくやってみよう。

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