お正月特集「超ローカル情報」 2013年1月2日

お正月特集「超ローカル情報」 府中の割烹がラテンの香り

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府中市は、西暦111年に建立され、後に武蔵国の国府が置かれた大国魂神社を中心に、長らく武蔵国の中心地として栄えてきた場所だ。
西暦111年について調べたら、第12代景行天皇の時代だった。とは言え景行天皇を知らなかったのだけど、検索したら日本武尊(ヤマトタケル)の父、と出た。ほとんどもう神話の世界である。

6人のライターがワンテーマで書くお正月特集、1/2の今日は「超ローカル情報」。局地的すぎて普段は取り上げない情報を、おとそ気分に任せて公開します。

1974年東京生まれ。最近、史上初と思う「ダムライター」を名乗りはじめましたが特になにも変化はありません。著書に写真集「ダム」「車両基地」など。
(動画インタビュー)

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そんな時代から多くの人が住んでいたようで、というか、そのあたりを掘れば旧石器時代の遺跡も出てくるようで、とにかく大昔からこのあたり一帯の中心地だったようだ。

江戸時代になると、幕府によって整備された甲州街道沿いに宿場町が発展した。府中宿も新宿、本町、番場宿という3町で構成され、多くの宿屋が軒を並べていたという。

そんなわけで、神社周辺を歩いていると、旧跡や由緒正しそうな社寺、なかなか街中にないような大木をあちこちで見かける。
昔の宿場の名前を取った番場屋という割烹
昔の宿場の名前を取った番場屋という割烹
旧甲州街道沿いに建つこの割烹もそのひとつかと思っていたら、わりあい新しくて1970年代の開店らしい。でも店名を見ても明らかなように、外観は明らかに宿場町として栄えた当時のイメージを意識していると思う。

そんな割烹だけど、2階ではカラオケスナックが営業しているようだった。そしてその看板を2度見した。
バ、番場…
バ、番場…
日本の神話の時代から歴史を辿って江戸時代までやってきて、そこから一瞬で南米に意識が飛んでしまった。タコス、ソンブレロ、アディオス!
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