お正月特集「共感ゼロ」 2013年1月1日

お正月特集「共感ゼロ」道端でしゃがみ込むと落ち込む

「しゃがみ込み」があなたを変える!
「しゃがみ込み」があなたを変える!
いつでも楽しい気分でいる、というのも考えものだと思わないだろうか? そんなとき、私がたまにやっているテクニックを紹介しよう。

6人のライターがワンテーマで書くお正月特集、1/1は「共感ゼロ」。共感にはほど遠い個人的なフェティッシュをご説明します。共感ゼロがせめて1に(100点満点で)になったらこんなに嬉しいことはありません。
1986年埼玉生まれ、埼玉育ち。大学ではコミュニケーション論を学ぶ。しかし社会に出るためのコミュニケーション力は養えず悲しむ。インドに行ったことがある。NHKのドラマに出たことがある(エキストラで)。(動画インタビュー)

前の記事:逆にトンカツを千切りにする

> 個人サイト Twitter

楽しい出来事のあと、一人になっても楽しい気分を引きずって浮かれている……。そんなあなたをすれ違う他人が見たらどう思うだろうか? 「馬鹿が歩いてやがるぜ」きっとそう思うだろう。
また、個人的には楽しい時間を長く過ごしすぎると、翌日に「楽しみ疲れ」が来てとっても落ち込むので、適度なところでクールダウンする必要もある。
とにかく、楽しい気分は程々にしたほうがいいのである。

そうした悩みを抱えている皆さんにぜひ披露したい、気持ちの切り替えのテクニックがこれ。「道端でしゃがむと気分が落ち込む」。
落ち込みスイッチオン
落ち込みスイッチオン
道端でぐっとしゃがむと何故か落ち込んでくる。すると、止めどなく湧き出る楽しい気分を効率的に忘れられる。これだけの話だ。
もともと暗い気分のときに道端でしゃがみ込むことが年に1回くらいあった僕なのだが、試しに明るい気分のときにやってみたらどうだろうと、しゃがみ込んだらあっさり暗くなったことから、このテクニックの発見に繋がった。

さっきまで「仲間、サイコー!」なんて思っていても、道端でしゃがみ込むと、今まで気にも留めていなかった道路のテクスチャがぐっと目前に表れるだろう。そしたらすぐに 「人間なんて地球の表層をちょこまかと動きまわっている存在に過ぎない……」 という具合になる。
普段気に留めなかったものが見えてくる
普段気に留めなかったものが見えてくる
たったこれだけで、周囲からどんなときもシリアスな気持ちを忘れない人だと思われるし、翌日のあんまり楽しくない現実にも綺麗に着陸できるはずだ。

ただし、長時間しゃがみ込み過ぎると、落ち込みが高じてもう二度と立ち上がれなくなりそうな気分になってくるので、長くても1分くらいしたら立ち上がるのがいいだろう。あと人がいるところでやると気分悪くなった人と間違えられるので気をつけたい。

どうしてこうなるのかはわからないが、これが心と体の神秘だろうか。あるいは地面にすごく暗い感情をかき立てるパワーがあるのかも。今までアスファルトの道でしかやったことはないので、舗装されていない道でやったらもしかしたら爆笑してしまうかもしれない。今後チャンスがあったらやってみたい。

ちなみに気分が暗くなりすぎたときは、人目のつかないところで変な踊りを踊ることでだいぶ気分が和らぐのだが、これはみんな知っている(やっている)ことかもしれない。
▽デイリーポータルZトップへ

banner.jpg

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←
ひと段落(広告)

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ