デイリーポータルZ2012年を総まくる
まずは2012年の総集編記事3本から。
2012年に公開した1000本以上の記事から、読まれた（ページビューの多かった）順の20本をご紹介したのはこちらの記事。
2012年読まれた記事ベストテン
くまモン、ネット通販風カフカ、ダンボールのリカちゃん、いない彼女がいる風に、猫、カニ、クビ、尻から油など！(古賀)
続いてはページビューだけでははかれない記事の魅力を、卒業アルバムのなかにある「クラスでおもしろいやつランキング」や「給食食べるの早いやつランキング」のように勝手に決めたテーマに沿ってまとめた記事。
2012年記事 なんでもランキング
文字数が多かった記事
文字数が少ない記事
写真が多かった記事
タイトルが長い記事
タイトルが短い記事
いいね！が多い記事
たくさんツイートされた記事
カロリーが高そうな記事
ダイエット記事
と、テーマごとに集めてご紹介しました。
前日の人気記事から急に卒業アルバムみたいになって「何でもランキング」です。文字数の多い記事やタイトルの多い記事、カロリーの高い記事など、奔放なランキングばかり並びます。(石川)
今年あまり人目にふれなかった記事を再度世に問う企画です。あえてワーストとか言わないのは記事に自信があるから。まだ読んでない人はぜったい読んでおいた方がいいですぜ。(安藤)
一方「お勧めのテレビ番組を紹介する」企画も
総集編を公開する一方、平行して毎日16時には翌日のお勧めテレビ番組を23人のライターがよってたかってレコメンド。
すでに終了した番組紹介ですが、そこを推すかという意外なコメントの連発に、テレビはあまり見ないけどこの記事は楽しみ、と思わぬ人気コーナーになったのでした。
このために編集部 石川が作ったイメージ画像
12/30版
“辛い大掃除における一服の清涼剤といえよう。ゴミに囲まれながらでも見たい。
「プロ野球珍プレー好プレー大賞2012」へのライターべつやくさんのコメント
12/31版
“未来からやってきた人がむかしの人の生活に混じってレポートするへんな番組。
「タイムスクープハンター スペシャル」へのウェブマスター林のコメント
1/1版
“地元企業の代表に各市長、さらには県知事の歌がＴＶで放映
「第22回埼玉政財界人チャリティー歌謡祭」へのライター大坪さんのコメント
1/2版
“歩く事に対する思いの丈をこの番組に思う存分ぶつけてやりたいと思います。
街歩きを愛しながらも怪我をしてしばらく歩けないライター木村さんが切実な思いで推したのは「東海道１０５Ｋｍ６日間ふれあい珍道中」
1/3版
“録画したうえで、リアルタイムでも視聴したい。受信料だって払いますとも。
「大人のピタゴラスイッチ」へのライター三土さんのコメント
1/4版
“朝から地獄
「劇場版BLEACH 地獄篇」への編集部石川のコメント
1/5版
“特別感を味わいながらも日常への橋渡し。
「吉本新喜劇お正月SP」へのライター尾張さんのコメント
プーテレは500の「あけおめ」対処法を
本物のテレビじゃないほうのやつ、我らがプープーテレビも年末年始はねじり鉢巻ですよ。「あけおめと言われたときにどう対処するか BEST500」をカウントダウン形式で日々公開しました。
見続けると「500」という数の多さが実感できます。
続いては明けて新年、元旦からスタートしたとくべつ企画のご紹介。4日でなんと全26本の記事を公開しました。
ワンテーマで書くお正月特集
1日～4日はひとつのテーマについて複数ライターが記事を書く特集企画を公開。4テーマ、全26本をまとめてご紹介します。
テーマ：共感ゼロ
共感にはほど遠い個人的なフェティッシュをご説明します。共感ゼロがせめて１に（100点満点で）になったらこんなに嬉しいことはありません。
店頭人形を近くから見るライター：林 雄司
楽しげな店頭に置いてある人形も寄って見ると目がうつろ。喰われる気すらします。遠くからはファンタジー、寄って見るとホラー。そんな二面性に惹かれます。(林)
楽しい気分をスッと消す方法を紹介。こんな後ろ向きなハウツーはじめて見たぞ。その効果として「翌日のあんまり楽しくない現実にも綺麗に着陸できるはず」をあげるリアリズム。(林)
インパクトが強い服はなんにでもあうし体型をごまかすこともできる。鏡さえ見なければどんな服を着てるかなんて5分もすれば忘れてしまうので平気！ 不安だけど妙に力強い提案です。(林)
人気のなかったあのマスコットの魅力解説。鉄骨のかけらからできているという設定が斬新。金属のすあまみたいなさわり心地なのではないかと推測してるけど、金属のすあまってなんだ。(林)
銀座線と半蔵門線のルートを恋に見立てる路線図の偏愛家。文中の「俺、実は夢があるんだ。南栗橋という夢が！」は2013年最初の名言出たなと思いました。共感ゼロの名言。(林)
シティハイム清雅ムサシノ、シティハイムレーゲ・ホシバという不思議な名前のアパート。今日からシティハイムを見かけると興奮してしまうでしょう。視野が広がりました（いらん方向に）。(林)
テーマ：超ローカル情報
局地的すぎて普段は取り上げない情報を、おとそ気分に任せて公開します。
怖すぎる電柱
ライター：小堺丸子
超怖い顔でマナー違反を訴えますが、塗り跡の手作り感がむしろ親しみやすさを助長します。(石川)
産地直売所のーそん。ローソン同様そばもご飯もスイーツもある。それに加えてたんぽ串という地方色あふれすぎた商品も。(石川)
おばあちゃんの街のイメージですが実は裏手は高級住宅地。それを裏付ける３つのエピソード付きでご紹介します。(石川)
西暦111年から続くという由緒正しい土地から唐突に漂うラテンの香り。お調子者の店主による突拍子もないネーミングかと思いきや、ちゃんと歴史にちなんでいます。(石川)
そうめんメインの居酒屋で付け合せはクラッカー。ツマミにそうめん？と思いますが、読み終わると「そうめん！その手があったか…」という気分に。(石川)
そして記事は6本しかないのにまさかの電柱ネタがかぶりました。こちらは電柱の群生地を発見。その正体は某施設でした。な、なるほど！(石川)
次ページでは「なんでもまるかじり」、「過剰な食べもの」と食べるテーマが続きます！
テーマ：なんでもまるかじり
普段切り分けるものをまるで食べる幸せ、あるいは違和感をぜひご堪能ください。
キャベツをまるかじりする
ライター：地主恵亮
好きなものをまるかじりにしたときの違和感を楽しみます。まずはキャベツ。寝袋に入りながらキャベツをかじっていると虫みたいですね。(安藤)
子どもの頃からのあこがれ、辛子明太子一本のせご飯。ありえないだろうと思いながらもやってみたら普通にうまい。こんなにご飯がほしくなる記事もなかなかないです。(安藤)
出汁用昆布をおしゃぶり昆布としてまるかじり。途中まではうまい、でも急に胃のあたりに異変が訪れます。平坂さんは「いざ行かん、エデンへ！」って言っていますが一本食べたら本当にエデンに行っちゃいそうでこわい。(安藤)
誰もが一度はあこがれるホールケーキまるかじり。お誕生日ケーキにしてしまったことでうれしさと悲しさが同居しました。いわく「生クリームの大海原を漂うような体験」なのだとか。(安藤)
パイナップルをまるかじり、しかも皮すらむかずに。あの硬い植物をどうやって、と心配になりましたが意外と食べられるのだとか。でも顔は痛い。(安藤)
刺身が好き、だから切らずにまるかじり。その第一声は「冷たい」でした。でかい刺身をまるごと口に入れるのは意外なほどの寒さです。(安藤)
テーマ：過剰な食べもの
いろんな意味でのやりすぎフードを8本取り揃えました。お正月の満腹気分にとどめを刺させていただきます。
格安王将は安さが過剰
ライター：尾張由晃
焼きそば230円、サバの塩焼き80円。定食も安く餃子はあの「王将」と同じ味というなぞの店「格安王将」へ。安い上に出前も可能と驚いたまま記事が終わっています。(古賀)
1袋1331kcal、年末年始のパーティーシーズンにのみ普通の店でも売られるXLサイズのポテトチップス。ふわっと入っているようで予想以上にみっちり入っていました。(古賀)
揚げ麺にたっぷりのあんかけ。かた焼きそばや皿うどんのような見た目ですが、麺はあくまで和蕎麦というのが意外です。徐々にしんなりして、後半はかなり蕎麦っぽくなってくるそう。(古賀)
過剰の国、アメリカからこれぞ過剰の見本という食べものが登場。りんご飴にびっしりm&mチョコという、圧倒的な見たことのなさです。(古賀)
郷土料理界から秋田のどんどん焼きをご紹介。粉ものの中の粉もの、小麦粉率が過剰です。(古賀)
スパゲティグラタンというレトルト食品がありました。スパゲティな上にグラタン。人気メニューの乗り入れに美味しくないわけがないだろうとライターが切れます。(古賀)
東ハトの「オールレーズン」。実は生地とレーズンとで10cmもの厚みがあるものを圧縮して1cmにするという製法がすごいことになっていました。静かなる過剰、です。(古賀)
甘く煮た栗に3倍ほどの甘い餡がかかる。何食わぬ顔をしてお節におさまる、われこそは過剰だぞと栗きんとんが名乗りを上げてきました。名称が「菓子」ではなく「惣菜」なにもすごい。(古賀)
今年も身近なおもしろい物事を刈りつくします
やたらな更新量にあらまあと照れ笑いしながらまとめてまいりました。気に入った記事がありましたら幸いです。
今年も身近な物事で気になること、おもしろそうだなと興味をそそられたことをなんでも取り上げていきます。この世のおもしろいことをライター総出で刈りつくす、デイリーポータルZをどうぞどうぞ、よろしくお願いいたします。
2012年12月のバックナンバーいちらん
2013年1月のバックナンバーいちらん
