特集 2013年1月12日

チキンの丸焼きコレクション

沖縄県民はチキンが大好き!
沖縄県民はチキンが大好き!
以前ローソン沖縄さんに聞いたのですが、沖縄県におけるチキン消費率は他県を圧倒しているそうです。本社からもなぜ沖縄だけこんなにチキンが売れるのか?と驚かれるほどだとか。

一年を通して考えてみると「入学式にチキン」「お盆にチキン」「運動会にチキン」「年末年始にチキン」「卒業式にチキン」と各店がこぞって宣伝するなど、人が集まるところにはチキンは欠かせない存在となっています。

食べる種類もLチキやドラムなどのバラものから、それこそ全国的にはクリスマスでしか見ないだろう丸焼きまで、さまざまなチキンを年中食べまくっているのです。
従って沖縄県内には、チキンの丸焼き専門店なるお店がいくつもあります。

というわけで、今回は年中チキンの丸焼きが食べられる沖縄から、いろいろなお店のチキン丸焼きを食べ比べてみようと思います。
沖縄B級ポータルDEEokinawaです。沖縄のおもしろネタを平日毎日更新しています。

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こけこっこはうす
(宜野湾市愛知)
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宜野湾市内の国道330号線沿いにある「こけこっこはうす」。
オレンジの看板ににんにくマークが目印です。
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県産ハーブ鶏を使用。1羽1,500円、半分750円。
お祝いの箱に入ったチキン!
お祝いの箱に入ったチキン!
店内飲食スペースもあります
店内飲食スペースもあります
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オリジナルの持ち帰り袋には県産鶏の証明である「まーさんシール」がぺたり。
ちなみにチキンは紙袋に入れたあと袋の口をシーラーで密閉してくれるのですが、それでも漏れいずるにんにくの香りに非常に食欲をそそられます。
食べやすいようお店の方がカットしてくれます
食べやすいようお店の方がカットしてくれます
重さは半分で386グラム
重さは半分で386グラム
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お皿に盛ってみました。半身ですが思っていたよりボリューミー。
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とにかくにんにく!にんにく!
細かく刻んだにんにくと各種ハーブが混ぜ合わされた甘辛い特製たれがチキンによくからみ、しっかりとしたにんにくの風味が楽しめます。おかずとしても勿論 いけますが、酒のおつまみにも合いそうな濃厚な味。部位によって(胸肉?)は若干のパサつきを感じますが、皮も香ばしくてとても美味しいです。
にんにくの強さ ★★★★★
たれの濃厚さ ★★★★☆
ボリューム ★★★★☆
コッコロコハウス
(沖縄市大里)
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沖縄市大里の国道329号線沿いにあるコッコロコハウス。黄色い看板が目立つのですぐわかります。
以前、沖縄ちゃんぽんの記事でも紹介していますね。

ファミリーレストランと書いてあるとおりメニュー豊富なお店。
中でもチキンそばは、そば専門店を出せる美味しさという人も多いほど。
残2羽
残2羽
営業時間は11時から23時までと夜遅くまで開いていますが、19時頃に行ったときにはチキンが残り2羽。
ギリギリ買うことができました。行事前には予約必須ですね。
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チキンの持ち帰りは、食堂の入り口とは別。隣にあるパチンコの換金所みたいなところです。
丸焼きチキンは1羽1550円。半羽850円。ライスとフライも付いたチキン弁当(600円)もあります。
GARLIC CHICKEN COCCROCO HOUSE
GARLIC CHICKEN COCCROCO HOUSE
アルミホイルで包みさらにビニール袋
アルミホイルで包みさらにビニール袋
買ったのは半羽850円。重さは400gくらいだと思う
買ったのは半羽850円。重さは400gくらいだと思う
アルミホイルを開けると強烈なにんにくのかほり。
見る限りにんにくは見当たらないのでタレに入っているのでしょうか。
買うときに「切りますか?」と聞いてくれます。これで4等分されています。
骨も切れてる
骨も切れてる
にんにくが少し
にんにくが少し
にんにくの絨毯やー
にんにくの絨毯やー
チキンの裏に、しっかりと確実に大量のにんにくが敷かれていました。これは強烈!
お肉にはにんにくがそれほど付いていない(でも強烈)ので、お好みで味が変えられるのがいいですね。
胸肉もパサつかず、固すぎないしっかりした歯ごたえ。皮はカリカリというよりは柔らかくジューシー。
にんにくの強さ ★★★★★
たれの濃厚さ ★★★☆☆
ボリューム ★★★★☆
ジミー(那覇店)
那覇市銘苅にあるジミー那覇店。
県内にいくつもある店舗のひとつです。
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ジミーは、沖縄の洋菓子・洋食にこだわる会社。
いつもはベーカリーやスイーツなどが人気ですが、クリスマス時には驚くほどのスピードで売れまくるのがチキンです。

お値段はガーリックチキン1羽1360円、ハーフ750円でした
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丸焼き専門店ではないので、パックに入って売られています。
1羽丸ごとパック
1羽丸ごとパック
丸ごとのお肉はチキンの他にも冷凍アヒルやターキーなんかも売られていました。
こちらは調理前です
こちらは調理前です
カットされている半身を購入しました。
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重さは416g
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お皿に盛りつけてみました。
ニンニクはほのかに香る程度。濃いめのタレが皮にからみついています。
てりやきのようなタレ
てりやきのようなタレ
食べてみるとお肉自体には味付けはされていないものの、しっかりした味付けの甘いタレがよく効いて美味しい。
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身が骨からホロホロと取れて食べやすいのも魅力です。
皮の部分だけ弾力がありお箸では食べにくいので、洋食にこだわるジミーらしくフォークとナイフで食べると良いかもしれません。
にんにくの強さ ★★☆☆☆
たれの濃厚さ ★★★★★
ボリューム ★★★★☆
ブエノチキン(浦添店)
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最後は浦添市にあるブエノチキン。ブエノチキンは30年以上も続くチキン丸焼きの老舗。「ブエノ」とはアルゼンチンの言葉で「素晴らしい!」という意味だそうです。
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お店の外からもくるくる回るチキンを見ることができて、お腹が減ってきます。チキンは丸ごとが1500円、半身は750円。
アルミホイル+紙袋
アルミホイル+紙袋
チキンはすでにカット済み
チキンはすでにカット済み
お昼くらいに行ったのですが、待たずにすぐ買うことができました。アルミホイルを開けるとニンニクとチキンのよい香り。
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結構ニンニクは粒が大きいです。
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重さは303グラム。ってなってるんですが途中でうっかり1ピース食べてしまったので1ピース分の重みが引かれてます。
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ブエノチキンの特長はこんなにゴロゴロとニンニクが入っているのに、ぜんぜんニンニク臭くならないこと。ニンニクの臭いはするんですが、食べてもニンニク 特有の後味が口に残りません。それでいて、きちんと味はついている感じ。ニンニクが苦手なでも大丈夫走だし、女性に受けそうな感じ。また、チキン丸焼きっ て部位によってはパサパサしがちなのですが、ブエノチキンの丸焼きはなんだか肉がしっとりしていて食べやすい!

チキンってそれぞれのお店によって特長も全然違うんだなと思いました。個人的にはかなり好きな味です!

にんにくの強さ ★★☆☆☆
たれの濃厚さ ★★★★☆
ボリューム ★★★★☆

クリスマスは(それ以外も)県産チキンを食べよう!

というわけで、お店によって多種多様な味が楽しめるチキンの丸焼き。
今回は予算と胃袋の都合上、半身での試食となりましたが、人が集まるときにはやっぱり丸々一羽食べたいですね!
この大量のにんにく...!
この大量のにんにく...!

にんにくが強烈なお店が多いですが、ここで豆知識。
残ったにんにくをご飯と一緒に炒めてガーリックライスにすると美味ですよ!
鶏の旨みたっぷりのにんにくは、捨てずにご飯と炒めましょう。

しかし、時間の都合とそんなに毎日チキンを食べられなかったために今回紹介できなかった店舗も結構ありました。また次回紹介できればしたいと思います。
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