ちしきの金曜日 2013年1月25日
 

女将と踊ろう!湯田温泉

混沌と狂乱のショータイム!
混沌と狂乱のショータイム!
テレビや旅行雑誌などでコンスタントに紹介されている湯田温泉「西の雅 常盤」の「女将劇場」を鑑賞してきた。実際目の当たりにすると、がつんがつんと魂を揺さぶる衝撃の楽しさ、暴走感。
ローカルエンターテインメントの神髄がここにあった。
1975年神奈川県生まれ。毒ライター。 普段は会社勤めをして生計をたてている。 有毒生物や街歩きが好き。つまり商店街とかが有毒生物で埋め尽くされれば一番ユートピア度が高いのではないだろうか。 最近バレンチノ収集を始めました。

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はじまる前から雰囲気すごい

山口県山口市の南西部にある「湯田温泉」
室町時代に白狐が浸かって湯治しているのを和尚が発見し、開湯したという伝説を持つ山路地随一の温泉街である。
白狐がみつけた湯田温泉。けっこうな市街地です。
白狐がみつけた湯田温泉。けっこうな市街地です。
詩人中原中也の生地でもあり、高杉晋作や伊藤博文、高杉晋作など、幕末から明治維新にかけて活躍した維新の志士たちが度々訪れていたという、日本史にその名を残す英傑達とゆかりの深い土地でもある。

なるほど、歴史はわかった。では、今、この温泉街に何があるのかと問われたら私はこう答える。
「女将劇場ではないですか」
ファンタスティックなことになっている。
ファンタスティックなことになっている。
手にハトなんて持っている。
手にハトなんて持っている。
「女将劇場」とは、湯田温泉にある大旅館「西の雅 常磐」で連夜開催される、旅館の大女将、今井高美さん主演のショーの事で、毎晩8時45分近くになると、宴会場には宿泊客やそれ以外のお客さんがわらわらと参集し、がやがやと賑わいを見せる。
想像の2.8倍大きかった「西の雅 常磐」
想像の2.8倍大きかった「西の雅 常磐」
そして、今か今かと皆が見つめる無人のステージは、はやくもこちらが困惑するほどシュールな事態になっている。
ありえない組み合わせが雑然と….
ありえない組み合わせが雑然と….
手作り感満載のイリュージョンセットらしきものや
手作り感満載のイリュージョンセットらしきものや
維新の志士達が置いてあります。
維新の志士達が置いてあります。
そしていよいよ、この雑多な舞台の袖から、主役の女将がその姿を表す。
待ってました!紫の衣装が凛々しい。
待ってました!紫の衣装が凛々しい。
「女将にございます。本日はよう、お越しくださいました」というハスキーボイスのシンプルな前口上の後、イケメン達を従えた山口名物「維新太鼓」でショーが幕を開ける。
ドンコドンコドンコドンコ…おお!かっこいい!
ドンコドンコドンコドンコ…おお!かっこいい!
精悍な若者(しつこいがイケメン)とともに一糸乱れぬ早打ちを見せる。
体を揺さぶらずにはいられない、躍動感あふれるリズムがこだまする。
もっとチープなものを想像していたが、なかなかどうして、ものすごくちゃんとしているではないですか、と襟を正したのだが、これはほんの序章に過ぎず、次の演目より女将のワールドがうなりをあげて加速しだしたのである。
太鼓の次がハンドベル演奏。衣装が光りだした。
太鼓の次がハンドベル演奏。衣装が光りだした。

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