ちしきの金曜日 2013年2月15日
 

山よりでかい人、あらわる。

でかい人だ!逃げて!
でかい人だ!逃げて!
マンガだと巨大すぎるものは上の方が雲に隠れて見えなかったりするだろう。現実でも高い山の山頂だけ雲に隠れていたりして、雲はでかさを表現するツールとして機能しているといえる。

ということは、だ。雲をうまく使えば誰しも巨人になれるのではないか。

合成もCGも使わずに巨大化する方法のご提案です。
1975年愛知県生まれ。行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。

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憧れをこの手に

でかい人、と聞くと誰を思い浮かべるだろう。

背の高い人、体重の重い人、器の大きい人、いろいろいると思う。

そこに名を連ねようとするに、身長を伸ばすとか体重を増やすとか、人にでかい!と印象づけられるほどになるにはすぐには無理だ。となると器の大きい人、が一番可能性があるが、そんなの他人の評価である。操作できない。

しかし今回の方法を使えば誰でも簡単にでかい人になることができるからやったほうがいい。雲をつかむような話だと思うだろう、そう、雲をつかむのだ。

というわけで手芸店で綿を買ってきた。これで雲を作る。
綿って袋から出すと5倍くらいでかくなるからすごい。
綿って袋から出すと5倍くらいでかくなるからすごい。
この時点でやりたいことはほぼばれてしまっているかと思うが、雲の間から顔を出してでかい人を演じてしまおうというわけだ。そんなこと言わずに見てほしい。

でかくなるために綿をほぐす

まずは綿をほぐして雲っぽくしていく。空の雲を見てもらいたいのだが、かなり薄くふんわりとしているだろう。あれを綿で表現するのだ。
綿はほぐしていくとさらに体積が増します。
綿はほぐしていくとさらに体積が増します。
ほぐした綿をなんとなく輪にする。
いい雲感出てきました。
いい雲感出てきました。
これを体に巻くわけだ。

すると…

でかい人、現る

ずん!
ずん!
思った以上に巨人!って夜中に撮りながら興奮していたのだけれど、一夜明けて冷静になると後ろにインターフォンが写っている。やはり室内では巨大になるにも限界があるのか。

外での撮影は夜が明けてからのお楽しみとして、せっかくなので小道具を足してさらにリアリティを追求してみた。

追加アイテムででかくなる

でかい人に見合う追加アイテムといえばこれである。
戦闘機。
戦闘機。
組み合わせると
こうなる。
こうなる。
よくゴジラとか巨大な怪獣なんかが町を襲う映画があるだろう。そんなとき人類はどうする?戦うだろう、それと同じである。

いくら僕が見た目ふつうの人であっても、なにせすでに雲を突き抜けるほどのでかさである。そりゃあ戦闘機だって飛んでくる。

もうこれ以上できることがないので、いったん寝ます。

そして翌日

夜が明けると前日の興奮というのは思い出の引き出しにしまわれてしまうものである。あんなに楽しく笑っていた昨日が、遠い過去の話のように思えてくる。そうやって人は大きくなっていくのだ。

人は大きく…?

そうだ、僕は大きくなったんだった。
朝。いい雲が出ていた。
朝。いい雲が出ていた。
朝一番ででかくなった自分の写真を撮ろうと海までやってきた。長年デイリーで記事を書いていると、前日の興奮の残り火を探して再び燃え上がらせることだってできるようになるのだ。

というわけででかい人です、おはようございます。
舞い戻ってまいりました。
舞い戻ってまいりました。
やはり外はいい。

室内ではいくら片付けていても何かしらいらぬ物が写りこんでしまうものだが、外には無粋なインターフォンとか壁と天井の継ぎ目とかない。そしてなにより光がいい。そもそも雲はもともと外にあるだろう。外で撮るのが正解なのだ。

まだ続くからすごい。

雲+外+アングルででかくなる

よりでかく見えるよう、いろいろ工夫してみた。

まずは足元から見上げたアングルで撮ってみよう。
おお、さっきより断然でかい。
おお、さっきより断然でかい。
これは効果てきめんであった。普通に撮るより1000メートルくらい背が伸びて見える。

今見ると背景の曇り空もまたいい。天が味方している、と思った。もうカメラのメモリは自分撮り写真でいっぱいである。

よりでかさを強調すべく縦位置で見上げる位置から撮ってみた。
上のほうが雲に隠れて見えない…。
上のほうが雲に隠れて見えない…。
すばらしい。

撮影中、なぜかやたらと犬が寄ってきたが、気にせず撮影を続けたい。

次は昨日も登場した小物の追加である。
うわー!でかい人に戦闘機が捕まえられたー!
うわー!でかい人に戦闘機が捕まえられたー!
うがー!
うがー!
次は頭の方を意図的にピントから外して「かすむくらいでかい人」を表現してみた。
全長2キロ。
全長2キロ。

ありがとうございました

やりたかったことはほぼすべてやりきったので、このへんで元のサイズに戻りたいと思う。

撮影中ふと(これ、むき出しの綿をマフラーにした人では…)と我に返った瞬間もあったが、強い気持ちで書ききった。あ、でも綿でできた雲はマフラーとしても暖かかったです。

ほぼ成功である

現場では見える、見えない、と不安の中で頭を切り替えながら撮影していたのだが、写真で見るとなかなかうまく巨大化できていたのではないかと思う。これを巨人と見るか綿のマフラーした人と見るか、それはあなたの器の大きさにかかっているのだ(ゆだねた)。
ボールを追いかけていた犬が僕を見つけるとなぜか寄ってきてしまうのだ。犬も「うわ!ボールどころじゃねえ!」って思ったのだろう。
ボールを追いかけていた犬が僕を見つけるとなぜか寄ってきてしまうのだ。犬も「うわ!ボールどころじゃねえ!」って思ったのだろう。
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