ちしきの金曜日 2013年2月22日
 

トーキョー「ご当地バード」ウォッチング

「区の鳥」ウォンテッド!
「区の鳥」ウォンテッド!
東京都の23区にはそれぞれの特色をあらわすシンボルが指定されている。
区章や区の花といったものがそれにあたるのだが、一部の区には「区の鳥」というのが存在する。

ウォッチングしてやる。区のバードをぜんぶ、その区で。
鳥に、区に、勝手に挑戦状を叩きつけた。
1975年神奈川県生まれ。普段は会社勤めをして生計をたてている。 有毒生物や街歩きが好き。つまり商店街とかが有毒生物で埋め尽くされれば一番ユートピア度が高いのではないだろうか。 最近バレンチノ収集を始めました。
> 個人サイト バレンチノ・エスノグラフィー

区の鳥をウォッチングしよう

東京23区のうち、区の鳥が指定されているのは次の6区。
千代田区のハクチョウっていうのはあそこの...
千代田区のハクチョウっていうのはあそこの...
東京23区のうち、区の鳥が指定されハクチョウをのぞいて普通に野山や公園でウォッチングできる野鳥達だ。しかし、ポピュラーな鳥ばかりとはいえ、広い区の中でターゲットを発見するのは容易ではない。

ここは幸先よいスタートを切る為にも、一番ピンポイントな生活を営んでいるであろう千代田区のハクチョウから攻める事にした。ているのは次の6区。

その1:千代田区のハクチョウ

もうここしかないですね
もうここしかないですね
千代田区のホームページによれば、ハクチョウがやって来たのは昭和28年、
「白鳥をお濠に放つ会」の寄贈により、ドイツからはるばるやってきた24羽のこぶはくちょうが放されたという。

近年はその数を大きく減らし、牛久沼から寄贈を受けるなど、命脈を保つ努力がなされているらしい。

がんばれハクチョウ。あんなでかい鳥にここまで必要なのかどうかわからないが、むやみにでかい望遠レンズを携えてウォッチングに行こう。
すごいスペースバトルシップ感。目を離すと外宇宙まで飛んでいきそうな。
すごいスペースバトルシップ感。目を離すと外宇宙まで飛んでいきそうな。
●飼育しているということは飛んで行かずに確実にお堀にいる。
●白くてでかいので目立つ。

等の理由からして楽勝じゃんかこれと判断し、ろくにポイントも絞らずにスタート。
ハクチョウの壕
ハクチョウの壕
東京メトロ桜田門駅から壕沿いに歩く。
お、たまり場。
お、たまり場。
(右から)マガモ、オオバン(こわい)、ヒドリガモの雄、雌
(右から)マガモ、オオバン(こわい)、ヒドリガモの雄、雌
写真のキャプションにさりげなく書いたが、オオバンはとても怖いと思う。
なんか、ごめんなさい…アダムス・ファミリーを思わせる不気味さ。
なんか、ごめんなさい…アダムス・ファミリーを思わせる不気味さ。
皇居名物、ランナー。
皇居名物、ランナー。
見上げればいいジョロウグモ。
見上げればいいジョロウグモ。
なんだかんだすずめがかわいい。
なんだかんだすずめがかわいい。
たかをくくっていたが、あんなに大きくてスローリーな白鳥が見つからず 半蔵門を過ぎ、北桔橋門に着いた所で不安のあまり警備の方に「すいません、このあたりに 白鳥って…いますよね」とたずねたところ、「そこまで気にしたことがないのでよくわかりませんが どこかにいますよ」との事。でかい望遠レンズをかかえて、なんかすごく阿呆な質問をした気になった。
しかし、乾壕、平川壕を過ぎ、大手壕にさしかかった頃

より大きな地図で 千代田区のアヒル を表示
一周しちゃうんですけど。
お、あれに見えるは!
お、あれに見えるは!
千代田区の鳥、ウォッチング!
千代田区の鳥、ウォッチング!
ここまでの苦労を別段いたわる風でもなく、ぼく今泳いでますよみたいな顔をして千代田区の鳥、コブハクチョウが悠然とその姿をあらわした。
やっぱセレブ感あるなあ。
やっぱセレブ感あるなあ。
一見優雅に見えて、実は懸命に水かきを動かしている姿をパパラッチ!
一見優雅に見えて、実は懸命に水かきを動かしている姿をパパラッチ!
これで第一のターゲットをクリアしたわけだが、そんなハクチョウの上を、品川区の区の鳥、ユリカモメの群れが飛び交っていた。千代田区の上に品川区、これはいったい何の予兆だろうか。
千代田区の領空を侵犯。まあ、都民の鳥でもあるのだけれど。
千代田区の領空を侵犯。まあ、都民の鳥でもあるのだけれど。
当然だが、別になんでもなかった。
VS
千代田区のハクチョウ:○
幸先のよいスタート。
幸先のよいスタート。

その2:品川区のユリカモメ

次にイージーなのは品川区のユリカモメではないだろうか。
東京港を擁する品川区であれば、港の代名詞といわれるマドロスとカモメには事欠かないだろうし、なによりも会議で編集部の安藤さんが「あ、ユリカモメですか。しながわ水族館の裏の公園に
めちゃめちゃいましたよ」と言っていたからである。
駅の時計台に
駅の時計台に
カモメが!
カモメが!
品川区の区の鳥にユリカモメが決定したのは昭和53年のこと。千代田区よりも歴史は浅いが、より区の鳥をフィーチャーしている印象がある。
駅ビルの窓もカモメをイメージしているのか(真偽は不明)
駅ビルの窓もカモメをイメージしているのか(真偽は不明)
しながわ水族館の裏に広がる品川区民公園に足を踏み入れると、池はユリカモメでにぎわっていた。
おお、いるいる。
おお、いるいる。
区民か!っていうくらいいます。
区民か!っていうくらいいます。
すごいながし目をあびせられた。
すごいながし目をあびせられた。
あっけなくウォッチングできたユリカモメだが、こうして水にぷかぷかしているところを見ていると、ふだんあまり意識しない能力にあらためて驚かされる。
撥水力である。
はじける水滴とわかさと白さ。
はじける水滴とわかさと白さ。
撥水すげー。
撥水すげー。
はじける勢いで連続ウォッチング成功、しかし難関はこれからだ。
スズメもいた。かわいい。
スズメもいた。かわいい。
VS品川区のユリカモメ:○
いい調子ですね。
いい調子ですね。

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