特集 2013年3月20日

女子高生も参戦!橋の模型の甲子園

女子高生が作ったスペインの鉄橋の模型
女子高生が作ったスペインの鉄橋の模型
高校時代、何かに熱中して過ごした人は多いだろう。

野球で甲子園に出場してテレビに映る人もいれば、僕のように弱小軟式テニス部でうだつの上がらない毎日を過ごした人もいる。うだつは上がらずともそれなりに楽しかったけど。

そして、中にはかっこいい橋の模型を作ることに熱中する高校生たちもいた。そんな彼らの作品発表会があると知って、見に行ってきた。
1974年東京生まれ。最近、史上初と思う「ダムライター」を名乗りはじめましたが特になにも変化はありません。著書に写真集「ダム」「車両基地」など。
(動画インタビュー)

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高校橋梁模型界の東北一決定戦

高校生たちが作った橋の模型を展示、専門家と一般人の投票で優秀作品を決める「高校生橋梁模型作品発表会」は、今年で11回目になるらしい。

白球を追いかける高校生たちがいるいっぽう、トラス構造の再現に汗を流す高校生たちもいたなんて知らなかった。チェックしててよかった国土交通省のプレスリリース!

会場は仙台駅前のアエルというビル。というわけでさっそく仙台に向かった。
決戦の舞台は杜の都、仙台
決戦の舞台は杜の都、仙台
本当の?甲子園は派手に告知されて羨ましい
本当の?甲子園は派手に告知されて羨ましい
仙台駅名物の広い歩道橋からアエルに入ると、吹き抜けとなっている広場にいろいろな橋の模型が展示してあるのが見えた。おお、こんな目立つ場所が会場だったとは!
東京で言えば丸ビルみたいな一等地である
東京で言えば丸ビルみたいな一等地である
吹き抜けの明るい広場が会場
吹き抜けの明るい広場が会場
この発表会にエントリーしたのは東北6県から総勢20校42作品。事前に専門家による一次審査が行われていて、それを勝ち抜いた12作品が展示されていた。

タイトルに甲子園と書いたけど、東北地方限定なのでイベントの規模的にはクリネックススタジアムが正しいかも。

誰でも自由に見てまわれるだけじゃなく、受付に行くと作品が載ったパンフレットと一緒に投票用の札がもらえる。気に入った作品に投票すると、後で行われる表彰式の結果に反映されるのだ。気が引き締まる。
自分の「推し橋」を決められるのだ
自分の「推し橋」を決められるのだ
では、次ページで展示されていた各作品を紹介しよう。僕は橋についてそれほど詳しくないけど「高校生でこの橋を選ぶか!」と唸らせる作品ばかりで驚かされた。
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力作ぞろい

では高校生たちが作った橋の模型を紹介しよう。
作品名「鶴の舞橋」宮城県古川工業高等学校
作品名「鶴の舞橋」宮城県古川工業高等学校
実物の画像検索はこちら

青森県の廻堰大溜池という農業用ため池に架かっている日本一の長さの木造アーチ橋。ということはあの錦帯橋より長いのか。実物は3連だけど模型ではそのうちの1つを再現したらしい。製作のキッカケはメンバーの3人が一目惚れしたから、とのこと。
アーチの間のステージも再現されている
アーチの間のステージも再現されている
アーチがカクカクしているのは惜しいけど、複雑な橋脚や手すりの筋交いを見ていると「ここまで再現するの根気いるだろーな!」とため息が出る。
作品名「スカイブリッジ」宮城県石巻工業高等学校
作品名「スカイブリッジ」宮城県石巻工業高等学校
マレーシアのランカウイ島にある歩道橋らしい。両側の山を省いているので最初見たとき意味が分からなかったのだけど、1本の支柱で橋全体を支えている特殊すぎる構造に驚いた。よくこんな橋見つけたなあ。橋好きには有名なのかもしれないけど。
見たことない構造にさんまさんも驚きの表情
見たことない構造にさんまさんも驚きの表情
それにしても、両側の山を再現していればこの橋のあやうい感じがもっと引き立ったんじゃないだろうか。細部の造型がすごくよくできているだけに。
作品名「東京ゲートブリッジ」宮城県石巻工業高等学校
作品名「東京ゲートブリッジ」宮城県石巻工業高等学校
ちょうど1年前に開通したばかりの、当サイトでもたびたび登場する東京ゲートブリッジ。特徴的なトラスがバランスよく、きれいにまとまった作品に仕上がっている。ただ、アレンジを加えてトラスの部材に透明なアクリルを使ったと説明書きがあったのだけど、そのぶんいちばんの特徴であるトラスが目立たなくなったのが惜しい。
カラーのアクリルだったらすごくキレイだったんじゃないか
カラーのアクリルだったらすごくキレイだったんじゃないか
あと、よく見ると橋脚が実物の形と違うのを見つけてしまった。僕はいいけど、当サイトのライターで高架橋脚ファンクラブ会長の田村さんは黙ってないと思うよ!僕はいいけど(責任の擦りつけ)。
作品名「ロイヤル・ゴージ・ブリッジ」宮城県石巻工業高等学校
作品名「ロイヤル・ゴージ・ブリッジ」宮城県石巻工業高等学校
アメリカ・コロラド州に架かる世界一の高さの吊り橋。谷底からの高さは300m以上あるらしい。張りめぐらされたワイヤーや、櫓みたいな主塔が忠実に再現されていて、模型とはいえ構造的に吊ってる感が出ている。惜しむらくは高さで、モデルが世界一の高さなら土台をあり得ないくらい高くしてもよかったんじゃないかと思った。いや、応募要領に高さの決まりがあるのかも知れないけど。
本物の吊り橋を渡るときのような臨場感
本物の吊り橋を渡るときのような臨場感
模型だけど、見た目の精巧さだけじゃなくて、構造力学的に本物と同じ原理で形が維持されている感じが出ていると嬉しくなる、ということが分かった。
作品名「アレクサンドル3世橋」宮城県迫桜高等学校
作品名「アレクサンドル3世橋」宮城県迫桜高等学校
1900年にフランス・パリに架けられたアーチ橋。さすがに模型化にあたってアールヌーヴォーの装飾は細かすぎたか、かなり簡略されている。道路を一部はがして内部の構造を見せるように作ってあるので、見た目じゃなく構造美をアピールした作品なのだろう。しかし骨組みの様子とか、どうやって内部構造を知ったのだろう。
見えにくい場所も作り込んであった
見えにくい場所も作り込んであった
豪華な装飾が特徴の橋なのでもったいない気もするけど、実際の工事で見た目は芸術家の仕事。橋梁技術者を目指す高校生にとっては内部構造を優先するのは当然なのかもしれないし、敢えてそうしたのならむしろ頼もしい。このあと行われたプレゼンでも「一生もんの愛情のこもった作品になった」と語っていた。
作品名「桃介橋」青森県立青森工業高等学校
作品名「桃介橋」青森県立青森工業高等学校
長野県の木曽川に、発電所建設工事の通路として大正11年に架けられた吊り橋。福沢諭吉の養子で当時電力会社の社長だった福沢桃介にちなんで桃介橋と呼ばれている。

老朽化した実物の桃介橋を復元工事した会社から設計図を取り寄せた、というだけあって、ものすごく精巧でバランスにリアリティーがある。作品全体の中では目立たない方なのだけど、なんだかワビサビな感じがして好きだなあ。会場をウロウロしながら何度も覗き込んでしまった。
本物見たことないけどぐっときた
本物見たことないけどぐっときた
それにしても青森の高校の生徒がどうして長野にある木造吊り橋を作ろうと思ったのか、というあたりが気になる。それを言ったらマレーシアとかフランスの橋もそうなんだけど。

ところで、さっきから作品についてあーだこーだ書いているけど、僕はこんな手の込んだ模型を作る技術も気力もないしモデリングを勉強したわけでもないので、作品を作った皆さんは適当に流していただければ幸いです。
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さらに完成度が高くなる

作品名「タワーブリッジ」青森県立尾上総合高等学校
作品名「タワーブリッジ」青森県立尾上総合高等学校
ロンドンのシンボルのひとつと言えるタワーブリッジをバルサ材で再現している。ロンドンオリンピックのときにベッカムがくぐっているのを見てかっこいいと思った、のが製作のきっかけだそうだけど、ゴシック様式の外観はかなり綿密に再現されていてちょっとこれはすごかった。
見よこの細かな装飾の再現度を
見よこの細かな装飾の再現度を
確かに橋の模型なんだけど、そのほかの学校の作品とベクトルが違うというか、完成度が高すぎて工芸作品という印象を持った。でも橋の下に鏡を敷いてさりげなく裏側の構造を見せる演出とかもあって、なんだか文句のつけようがない出来である。
作品名「名勝 猿橋」秋田県立大館工業高等学校
作品名「名勝 猿橋」秋田県立大館工業高等学校
日本三大奇橋のひとつに数えられる猿橋。日本古来の橋梁技術を学びたい、という想いで製作を決意したという。平成生まれでこんな考えを持つ若者がいるなら日本の土木建築界は安泰だと思う。

模型は巨大ですごい迫力。特徴的な刎ね木の部分もしっかり再現してあるけど、資料が少なく構造が分からない部分もあって苦労したそうだ。
この石垣がよくできてるなーと思った
この石垣がよくできてるなーと思った
石垣がすごくきれいに作ってある、と思ったら軽石をひとつひとつ削って組み合わせたのだという。その発想と根気はすばらしい。
作品名「ツイスト橋」秋田県立能代工業高等学校
作品名「ツイスト橋」秋田県立能代工業高等学校
猿橋が日本三大奇橋なら、こちらは世界三大奇橋のひとつと言ってもいいのではないか。オランダにある通称ツイスト橋は、通路を囲んだ四角いトラスがぐにゃりと90度ねじれている、一度見たら忘れないインパクトのある橋だ。

ネットでユニークな橋を探していて見つけたというこの橋を、外観の写真だけを頼りにここまで再現してしまうんだからすごい。しかも作ってみたらほとんどすべての部材が1本1本長さも角度も違ったんだそうだ。
これは本物を渡ってみたい
これは本物を渡ってみたい
トラスの部材に使ったヒノキの棒がなかなか曲がらず苦労していたところ、地元秋田名物「曲げわっぱ」の技術を使うことで解決したという。オランダの橋と秋田の模型、何という運命だろう。
作品名「下馬橋(太鼓橋)」山形県立米沢工業高等学校
作品名「下馬橋(太鼓橋)」山形県立米沢工業高等学校
諏訪大社の参道にある橋で、現在はお祭りのときに神輿だけが通れるらしい。道路の真ん中にあるのに渡れないのがおもしろいと思って、よし作ろう!となった、というきっかけやモチベーションがデイリーポータルZに近い。
お祭り時を再現した提灯がかわいい
お祭り時を再現した提灯がかわいい
だいたいどのチームも3人から6人くらいで製作しているのだけど、大きな橋や変わった構造の橋じゃなくて、おもしろい、じゃあ作ろう!という機動力がいいなと思った。これは僕たちも忘れずに持ってないといけない気持ちである。
作品名「ドン・ルイス1世橋」山形県立長井工業高等学校
作品名「ドン・ルイス1世橋」山形県立長井工業高等学校
ポルトガルで100年以上前に建設された、2階建ての迫力あるアーチ橋。この橋を選んで、実際に巨大な模型を製作したのは何と4人の女子生徒である。このあと行われたプレゼンでも、トラスがメインの構造で細かい部分を再現してみたいと思った、上下に2本橋が通っているのがいい、と語っていた。こんなことを言う女子高生がいるのか!とドボク好きの中年は胸が熱くなったのだった(映画「魔女の宅急便」のモデルになった街にあるから、という女の子らしい理由もあったけど聞かなかったことにする)。
この橋のシンボルであるダイナミックなアーチ
この橋のシンボルであるダイナミックなアーチ
もちろん性別で分けるのは今の時代にそぐわないし、女性の土木技術者も増えているという。だけどこれから社会に出る年齢でこういう方角を向いている女の子を目の当たりにするのは初めてだったので、やっぱり新鮮な驚きがあった。日本がんばろう!
作品名「JR左沢線 最上川橋梁」山形県立寒河江工業高等学校
作品名「JR左沢線 最上川橋梁」山形県立寒河江工業高等学校
もともとは明治時代に東海道本線の木曽川に架けられた橋を大正時代に移設したもので、現在国内最古の鉄道橋らしい。このチームは地元に架かる橋を作りたくてこの橋に白羽の矢を立てたのだけど、その理由は学校の土木科が来年度から募集しなくなり、いずれはなくなってしまうため、土木科があった証としていつまでも学校に残るものを作りたい、という切ないものだった。まったく通りすがりの者だけど僕も悲しい。

でも丁寧な作りで模型の出来はすばらしく、直線的なトラスがピシッと並んでいる姿はこれぞ橋梁美、と言えるものだった。
いまにも列車が走ってきそうである
いまにも列車が走ってきそうである
自分の出身学科がなくなってしまうのは悲しいけど、将来すばらしい橋を作って、その設計者として出身校の名前を出してほしい。って本当に余計なお世話ですよね。

というわけでエントリー作品は以上である。この中から自分の気に入った橋に投票するわけだけど、たった3つなんて選べない。僕は時間ギリギリまで大いに悩んだ。

でも最終的には、模型として自分の部屋に飾るならどれがいいか、という基準で投票した。
ほかのチームの作品を見て「あ、これすげえ、これヤバい」などと興奮する土木の高校生たち
ほかのチームの作品を見て「あ、これすげえ、これヤバい」などと興奮する土木の高校生たち
自分たちのがいちばんだけど、ほかのチームのも気になる
自分たちのがいちばんだけど、ほかのチームのも気になる
この後はアエルの上の階にあるホールで各チームのプレゼンテーションを行い、ゲストの橋のプロによる特別講演、そして表彰式と続く。
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プレゼンがおもしろい

会場をホールに移し、各チームがどういう理由で橋を選んだか、製作時にどういう苦労があったか、といったプレゼンテーションが行われた。

ちなみにこのプレゼンテーションも選考結果に反映されるらしい。
急に厳かな会場になった
急に厳かな会場になった
各チーム真面目にプレゼンしていく
各チーム真面目にプレゼンしていく
けど、色や書体の使い方が若くていいなあと思った
けど、色や書体の使い方が若くていいなあと思った
おじさんはその顔文字みたいのの使い方がもはや分からない
おじさんはその顔文字みたいのの使い方がもはや分からない
その直感は正しいと思う
その直感は正しいと思う
この発表時はあちこちからすすり泣く声が
この発表時は思わず目頭が熱くなった
といった感じで各チームのプレゼンは製作のキッカケや苦労話が聞けて、それぞれの模型にバックグラウンドが生まれてとてもおもしろかった。

続いて、この日ゲストでいらしていた橋のプロ、これまでに多くの橋の建設に携わってきた三井住友建設の春日昭夫氏の講演あった。
プロによる橋の話、これ聞けるだけでも来た甲斐があった
プロによる橋の話、これ聞けるだけでも来た甲斐があった
それほど橋に詳しくない僕でも垂涎の内容でした
それほど橋に詳しくない僕でも垂涎の内容でした

果たして結果は!?

さて、いよいよ最後の表彰式。果たして最優秀賞に輝く模型はどれか。

一般投票と専門家の審査、プレゼンテーションを加味して、各賞は次のように決まった。
これは選んで完成させた時点で何かしら賞は獲れるインパクトがある
これは選んで完成させた時点で何かしら賞は獲れるインパクトがある
きっとこれで学校に展示されて土木科の名前はいつまでも残るだろう
きっとこれで学校に展示されて土木科の名前はいつまでも残るだろう
配布された作品集を見ると過去の受賞作品にも猿橋は何度か出ているけど、迫力や精巧さでひとつ到達点に達した感じがある
配布された作品集を見ると過去の受賞作品にも猿橋は何度か出ているけど、迫力や精巧さでひとつ到達点に達した感じがある
これも巨大で迫力があった。ぜひこのチームから次代を担う女性橋梁技術者が誕生してほしい
これも巨大で迫力があった。ぜひこのチームから次代を担う女性橋梁技術者が誕生してほしい
これは納得の結果。精密さ、仕上げの美しさ、全体のバランス、すべてにおいて完成度が一歩上回っていた。模型というより工芸品のレベル。
これは納得の結果。精密さ、仕上げの美しさ、全体のバランス、すべてにおいて完成度が一歩上回っていた。模型というより工芸品のレベル。
審査員特別賞と優秀賞が2作品ずつ、そして最優秀賞はタワーブリッジに決まった。

表彰式が行われ、賞状が手渡されていく。でもスポーツの試合のようなガッツポーズもなく、淡々と進行していく。こういう感情を表に出さないストイックな感じ、もう既にエンジニアの雰囲気を醸し出している気がする。
少しぐらいガッツポーズとかしてもいいよね
少しぐらいガッツポーズとかしてもいいよね
最後に、ゲストで特別講演をされた春日さんに感想を伺った。

――高校生たちが作った模型の完成度はどうでしたか?

「木橋やトラスは作るのが大変だと思いますが、模型として見ると完成度は素晴らしいです。でもプロの視点は少し違って、形を真似るだけでなく、橋を支える構造全体をモデル化してほしいと思います。」

つまりアーチ橋ならアーチ作用で支える、吊り橋なら主塔と主塔を結ぶワイヤーで吊られる、という構造も含めて模型で再現しよう、ということか。うお、一気に製作難易度が上がった!

――これから土木界に来る若い人にどんなことを期待しますか?

「大学で土木工学を勉強して、先人たちの作った作品や技術を学びながら、新しいものを作ってほしいですね。材料は鉄、コンクリート、石の3種類しかないので、その中から新しい技術を生み出してほしい。」

材料が3種類しかない、というのは言われて気づいたけど確かにそうだ。でもそれを組み合わせたり、構造を工夫したりして、安全で安価な技術が生まれる余地はまだあるのだろう。

――上位に選ばれた橋に海外のものが多いですが、日本の橋梁エンジニアとしてどう思いますか?

「海外のも日本のも古い橋が鑑賞対象になりやすいのでこういう結果になったと思いますが、新しい橋もすばらしいデザインのものは多いですし、身近な橋ももっと見てほしいですね。」

やはり模型だと作った充実感もあるし、ゴージャスで有名な橋を選んでしまいがちなのだろうか。意外だったのは斜張橋や吊り橋があまり選ばれていないこと。ワイヤーの取り回しとか大変なのかも知れないけど、ビシッ斜めにワイヤーが張られた青森ベイブリッジの模型とか見てみたい。

というわけで、いつになくカタい調子のレポートになった高校生橋梁模型作品発表会。現在は東北だけでなく、いくつかの地域で小規模に行われているようだけど、いずれは全国規模で開催されるようになって、最優秀賞の生徒が各大学の土木科から引っ張りだこ...みたいなことにならないかな、などと妄想している。

あとこれ、ダム界でもやりましょう!

一気に歳とった気がする

高校生が橋の模型を作って、その優秀さを競う大会があるなんて知らなかった。

ここに参加した高校生たちのうち、将来土木技術者の道に進む人がどのくらいいるか分からないけれど、目のつけどころやこだわりを聞くかぎり、日本の土木技術界の未来は明るいんじゃないか、と思った。

そしてそんな若者たちの活動を見て、僕は自分が立派なおっさんであるとの認識を新たにしたのだった。
将来現場で会いましょう!
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