はっけんの水曜日 2013年4月3日
 

もしも江戸時代にiPhoneがあったら

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ドリフみたいなタイトルである。
スマートフォン全盛の昨今。電車に乗ってまわりを見渡せば、右も左も画面をシュッシュとなでている。今は有史以来もっとも「なでる動作」が多い時代なんじゃないだろうか。そんな一億総”なで”の時代を、江戸時代の人が見たらさぞビックリするだろう。お主は何をなでておるのだ?

しかし。実際、江戸時代にスマートフォンを持って行ったとしたら、最初はびっくりされるだろうが、最後にはやはり「便利でござる」となるのではないだろうか。スマートなフォンだし。

そこで思う。もしも江戸時代にiPhoneがあったとしたら。そこにはどんなアプリがあったのだろうか。大きくいえばドリフのもしもシリーズみたいなやつである。それではどうぞ。
1978年京都生まれ。東京在住。プログラマです。LINEという会社で働いています。 紆余曲折ありまして、ブログで記事を書いていたりします。
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その1「年貢のことならこのアプリにお任せ」

江戸時代といえば年貢である。時には「今年の年貢って米何俵だっけ?」「しまった、年貢を納忘れた!」といったこともあるに違いない。そんな時にはこのアプリである。
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年貢の変動がチャート表示で一目瞭然である。アラート機能で年貢の納め時もバッチリOK。他にも「領主のひとこと」で殿様のつぶやきもチェックして、圧政を敷いていないか確認しよう。日照り、大雨、イナゴの襲来などもプッシュ通知で受け取れるので、年貢に関しては最強のアプリである。新たなる年貢体験を貴方に。

続いて旅にでるなら。

その2「もしも道の迷った時はこのアプリできまり」

江戸の民も旅が大好きである。黄門様御一行に、やじさんきたさん。しかしながら世直しの旅や東海道五十三次を旅している途中で「あれ、ここどこだっけ?」「今なん次目?」なんてことになっては困りものである。そんな時はこのアプリである。
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地図のカリスマ伊能忠敬がお贈りするアプリである。忠敬が自らの脚で測地した地図アプリ。値段は張るが、やはり信頼性の高さはピカイチである。旅に出る時はマストバイのアプリである。測地の進行に合わせて地図もリアルタイムにアップデートされるので、更新感もたっぷりである。


続いてはSNS系のアプリ。

その3「仲良しのみんなとコミニケーション」

江戸時代も、昔(室町時代とか安土桃山時代とか)に比べると、やっぱり近隣同士のふれあいは、どんどん希薄なものになっていたのではないだろうか。無関心世代。ドライな江戸の民、とか言われていたのではないだろうか。そんな江戸時代に、新しいコミニケーションを提案するアプリ。
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五人組単位でコミニケーションがとれるSNSアプリである。五人組の間で「日記」や「つぶやき」を楽しめるだけでなく、年貢の滞納具合や、連帯責任をサポートする機能が盛り沢山。ソーシャル(江戸)時代の新しいコミニケーションを提案するアプリである。ただし年貢逃れ自慢などは要注意である。


続いて便利系アプリ。

その4「君っていくつ?え、寛永元年生まれ?」

300年に渡る天下泰平の江戸幕府。しかし元号は結構いっぱいあるのである。例えば「寛永19年生まれです!」なんて言われても、直ぐに年齢に変換できなかったりすることもしばしば(江戸あるある)。そんな時にはこのアプリ
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元号変換アプリ。元号から西暦への変換が簡単に行えるアプリである。また将軍名からの逆引き機能も付いている。町娘との合コン(町コン)で、誕生日を元号で言われた時には、必須のアプリである。


続いてゲーム系のアプリを紹介していこう。

その5「太鼓のリズムで討ち入っちゃお!」

江戸時代でも、やはり人気のアプリはゲームである。まずは、「リズム系ゲーム」に定番アプリから。
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陣太鼓といえば忠臣蔵で大石内蔵助が叩いていたアレである。リズムに合わせて太鼓を叩いて、吉良邸を目指すリズムゲー、それが「陣太鼓の達人」である。太鼓を打って吉良を討とう!(韻を踏む)である。


つづいて可愛さがクセになるゲーム。

その6「お犬様を可愛がるのがくせになる」

いつの世もカワイイは人気、カワイイは正義である。江戸時代のカワイイとい云えばあの人のあれしかない。
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「お犬様」でお馴染み、徳川綱吉の生類憐れみゲーム「お犬様探偵」である。お犬様を育てて、可愛がって、とにかく生類を憐れむ、天下泰平感溢れるゲームである。なんといっても徳川家公認アプリ。江戸に住むなら必ず一度はプレイしたいアプリである。


続いてパズル系アプリ。

その7「超人気パズルRPGの決定版!」

今も昔もやはりパズル系RPGは大人気。江戸時代の人気パルズRPGといえば、あ人をモチーフにしたものをおいて他にない。
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ご存知「大塩平八郎の乱」をモチーフにしたパズルRPG「パズルアンド大塩平八郎」である。平八郎パネルを動かし、揃えて民をアジデート。豪商を焼き討ちコンボで、大阪の民を圧政から解放しよう!(焼き討ち)コンボがクセになる人気ゲームである。


最後は、思わずみんなで競いたくなるあのゲーム。

その8「触って揃えてペリーを消そう!」

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ペリーとハリスのアイコンを揃えて消して。パズル型開国ゲーム「黒船PERURI」である。ステージ1の浦賀からゴールの開国目指してペリー&ハリスを揃えまくり、開国派の同志とランキングを競い合って幕末の世を楽しもう!



江戸時代、結構楽しそうである。

歴史はアプリにし放題

今回あげたアプリ以外にも、「銀板写真スタグラム(フィルタは白黒1種類)」「浮世絵カメラ(写真が浮世絵風になる)」「怪盗シーボルト(日本地図を盗む)」「ええじゃないかええじゃないかレボリューション(リズムゲー)」など、色々アプリがありそうである。歴史上の偉人や出来事は、非常にキャッチーでわかりやすいので、結構アプリにしやすい。これはビジネスチャンスじゃないだろうか(僕はやらないけど)。皆様も江戸時代の面白アプリ案があれば、「#江戸時代のiPhone」 でつぶやいていだだきたい。是非!
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