ロマンの木曜日 2013年4月4日
 

勝手にうどんコラボレーション

いざコラボレーション

集まったうどん達。
集まったうどん達。
やっと食べる所まで来たうどんコラボレーション。もっともっと色々な種類はあるのだが、好みと独断で集めたのがこれらのうどんと出汁だ。

群馬 ひもかわうどん風(自家製)
栃木 耳うどん風(自家製)
香川 さぬきうどん風(自家製)
愛知 きしめん
山梨 ほうとう
大阪 大阪うどん

出汁

大阪 うどん出汁
愛知 味噌煮込み
山梨 ほうとう
香川 生醤油
秋田 稲庭のつゆ
これらを組み合わせて至高のうどんを探してみよう。といっても全部書いてたら読む気も起きないと思うのでそれぞれのお気に入りをどうぞ。

ひもかわうどん風

ひもかわうどんは生醤油が一番お気に入り。
ひもかわうどんは生醤油が一番お気に入り。
一反もめんのようなひもかわうどん、その幅広さゆえ出汁系ではあまり絡む感じがなくて物足りなさを感じたが、生醤油で食べると面白い。がぶっとかぶりつくとうどんではなくお刺身を食べているような感覚。なめらかでシコシコした食感と醤油の味がシンプルに美味い。
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耳うどん風

ほうとうとの相性がいいと思う。
ほうとうとの相性がいいと思う。
耳うどんは厚みの違う所が食べていて面白いが、単体で食べていると少しさみしく感じる。それが色々な具材が入っているほうとうに入れると小ぶりなサイズが他の食材と一緒に食べるのにちょうどよく、満足感が高い。

味はどれも美味しかったので食べ合わせなど、主役じゃなく力を合わせて本領を発揮するタイプか。
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さぬきうどん風

生醤油が美味かった。
生醤油が美味かった。
大阪のこだわり出汁にコシのあるうどんが入ったらと想像して始まった今回だが、実際にやってみると麺の主張が強くて出汁が活きていなかった。麺を食べる時間と出汁の香りが続く時間にズレがあってちぐはぐな印象。

シンプルに麺を味わう生醤油が一番好み。好みのものをただ合わせるだけじゃあダメなんだな。
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きしめん

名古屋コラボレーション美味い。
名古屋コラボレーション美味い。
きしめんはどの出汁とも全体的に相性が良い。その中で気に入ったのは味噌煮込みきしめん。麺が良く汁を吸って美味かった。が、名古屋繋がり、というかそもそも味噌煮込みきしめん自体普通に存在しているのだから美味いのは当たり前か。その先入観のためかも知れないが美味かった。
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ほうとう

ほうとうは普通にほうとうで食べたら美味かった。
ほうとうは普通にほうとうで食べたら美味かった。
ほうとうというものを初めて食べたが、あまりコシがなくぬぼっとした感じ。これはちょっと好みでないかなと思ったがほうとうの汁で煮込むと、はっ。とした。あぁあぁ、こういう感じなのか。
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大阪うどん

素うどんの寂しいながらも安心するこの感じはなんだろう。
素うどんの寂しいながらも安心するこの感じはなんだろう。
強いコシも無く、ふわふわしていたものだから他のものだともっと良いのではないかと代わりを探した今回だが、正直大阪の出汁には大阪のうどんが一番美味しかった。

香るお出汁の邪魔をせず、焼肉における白米のような主役を引き立てる影のポジション。影のポジションも美味い方が良いんじゃね!?とか言って焼肉の時に炊き込みご飯持ってこられたら困る感じ。物にはそれぞれの役割があるんだな。
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結局元の組み合わせがよさげな雰囲気

見た目はこれが一番好き。
見た目はこれが一番好き。
色々な組み合わせを試してみたが、結局どれも元々食べられていた食べ方で食べるのが良いような感じを受けた。長年その土地土地で食べられている間にすでに最適の相性に調整されているんだろうか。

色々工夫すれば美味しくなりそうな感じもするが、美味しい物をただ単純に組み合わせただけでは美味しくはならないようだ。4番バッターばっかり集めたチームは弱い。みたいな話を思い出した。
出汁と麺の組み合わせ表
出汁と麺の組み合わせ表

うどんは世界へ

そう思ったのだが、最後に一つだけやってみたい組み合わせがある。ひもかわうどん、耳うどん共に初めて見たときから思っていたことがあった。こいつら、うどんって言うよりむしろパスタじゃね?
うどんじゃないけど、美味しくなる気がするのよ。
うどんじゃないけど、美味しくなる気がするのよ。
Wikipedia情報ではあるが、うどんとは「小麦粉を練って長く切った、ある程度の幅と太さを持つ麺」でパスタは「『小麦粉のイタリア風の練り物』の事」らしい。

ひもかわうどんと耳うどんにうどんとして足りないのは「長く切った。と、ある程度の幅と太さ」パスタとして足りないのは「イタリア風」だ。

ひもかわうどん、耳うどん共にうどん要素を満たそうとするとそれぞれの個性が無くなる。ならば、イタリア風にすれば自分らしさを活かしたまま正式にパスタに分類されるのではないか。
と言う事で、こちらが耳パスタのミートソースでございます。
と言う事で、こちらが耳パスタのミートソースでございます。
それぞれの地で食べられてきた食べ方がベストなのだ…。とか書いておいて耳うどんをミートソースで和えてみた。見た目は結構美味しそうに出来たがお味の方はどうだろうか。
すっごい美味い。
すっごい美味い。
まずくは無いだろうなと思いながら食べたら、ビックリするくらい美味しかった。打ちたて茹でたてのシコシコの生地に濃厚なトマトと肉のうまみが絡む。かつてない攻撃を受けて耳パスタが本気で戦ってるようだ。
よくわからない物が出来た。
よくわからない物が出来た。
ならばとひもかわパスタもイタリア風にしてみた。どう見てもひもかわうどんはうどんよりはラザニアに近い。ひもかわパスタを重ねてミートソースとチーズを挟んでみた。
ぎゃー!うまいー!!
ぎゃー!うまいー!!
耳パスタの時点で分かっていたが、これも美味い。凄く美味い。コシという特徴のあるうどんは他の麺領域に立ち入っても何にも負けぬ力があるのではないだろうか。

うどんと組み合わせるべきであったのはうどんの出汁同士ではなく他の麺の領域、そして、世界を目指すべきだったのだ。今こそうどんは世界を制す!

ミートソースと合わせてみて合うか心配だったけれども、茹でたてのうどんと玉子を絡めて食べる釜玉うどんなんかはカルボナーラとほぼ同じだし、うどんはパスタの調理法と合うのかもしれない。

今回色々な食べ方を試してみて、うどんの奥深さと未知の可能性を感じることが出来た。うどんは世界だ。

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