ロマンの木曜日 2013年4月4日
 

キャバレーに行く

キャバレーに行かないと大人にはなれないのでは?
キャバレーに行かないと大人にはなれないのでは?
大人といったらキャバレーだ。

僕の中ではそうなっている。最近、僕自身がいまいち大人になった実感がないのは、まだキャバレーに行っていないせいかもしれないと思った(それかちゃんと就職してないせい)。

春なので僕も大人へのステップを踏み出したい。 そう思って踏み入れたキャバレーは、生バンドはあるし、ショーはあるし、となりにホステスさんはずっといるし、おひねりは棒にはさまってるし、ホステスさんはライターでボーイさんを呼ぶし、天守閣はあるし、天国みたいなところだった。
1986年埼玉生まれ、埼玉育ち。大学ではコミュニケーション論を学ぶ。しかし社会に出るためのコミュニケーション力は養えず悲しむ。インドに行ったことがある。NHKのドラマに出たことがある(エキストラで)。

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キャバレーってまだあるんですか?

ネットで調べると、キャバレーは減っているものの東京にもまだ何店舗かあるらしい。本当によかった。大人へのステップであるキャバレーが残っていなかったら、東京は子どもでいっぱいになるところだった。

じゃあグランドキャバレーってどんなところなのだろう? キャバクラとは違ってショーがある、くらいはわかる。体験を知りたいので、Q&Aサイトなどで調べてみる。

キャバクラだと「キャバクラってどんなところなんですか?」「キャバクラ行っても楽しめないのですが、どうしたらいいですか?」という実践的な質問が多い。体験者が多いからだ。

しかし、問題のキャバレーとなると「キャバレーってまだあるんですか?」「キャバレーってどんなところですか?(しかし回答はみんな言っていることがけっこう違う)」という、あやふやな情報であふれていた。東方見聞録みたいな状態である。

ようするにネットをする人はとキャバレーにあまり行かないのだろう。 なので細かく教えてくれるページはなかったが、とりあえず老舗と呼ばれているキャバレーに行くことにした。というか今残るのキャバレーはどこも老舗のようだ。
覚悟を決めて、やってきた。
覚悟を決めて、やってきた。

まだ入店してもいないのに

電車に乗ってキャバレーに向かう途中、緊張しすぎて気持ち悪くなってしまった。キャバレーはもちろんキャバクラなどの店に行ったことないので、初めての大人の世界である。気合を入れようと飲んだレッドブルのせいかもしれない。胸が少し重い。

安心するために、少しでも情報を手に入れようとスマートフォンでキャバレーについて調べていたら、バッテリーを30%くらい使った。行く前からダメージを負っている。

電車から降りるとそのまままっすぐキャバレーへ向かう。……つもりだったが道を一本間違えたせいで少し遠回りしてしまった。
店は見えるが、入るのは躊躇する
店は見えるが、入るのは躊躇する

キャバレーを二度通り過ぎる

そうこうしていると店構えが見えた。が、通り過ぎた。 店の前に案内のボーイさんが立っていて、彼が別の客に説明していたからだ。 後ろに並ぶのも、ちょっと情熱的すぎるので、一旦通りすぎようという判断だ。

少し街を散歩したあと店に戻り、もう客はいないことを確認したあと近づいてみたが、やっぱりまた通り過ぎてしまった。二度目である。

今度は言い訳なしの「臆病」だ。どうしたものか。
もうこれしかない
もうこれしかない

酒の力

やっぱり気恥ずかしくて、入る勇気がないのだ。僕はコンビニに駆け込んで小さなウイスキーのボトルを買った。コンビニの前で開け半分くらい飲む。味がしない。

意を決してキャバレーの前に歩み寄る。

キャバレーの前にいた店のボーイさん(背中に「祭」と書かれたハッピを着ている)に「一人なんですけどいいですか」と話しかける。

すると「ここに来るのは初めてですか」と聞かれ、かぶせるように「初めてです!」と答えると、料金システムなどを説明してもらった。全部ネットで調べて知っていた通りだった。ここでまず少し安心した。

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