フェティッシュの火曜日 2013年4月9日
 

煮ヌードル最強は何か

鍋からそびえる山の如きカップヌードル
鍋からそびえる山の如きカップヌードル
とある集まりの席で、デイリーのライター西村さんが「チキンラーメンって、お湯をかけるだけよりも鍋で煮た方が圧倒的に美味いよね」という旨の発言をされていた。
そうなのだ。アレはお湯をかけるだけだと何かとても「足りないもの」を食べている感じがする。ちゃんと美味しいのに、不思議と何か足りない。。
そう言えば、世の中には他にも「お湯をかけるだけ」麺が多数存在するが、あれも鍋で煮た方が美味くなるのではないか。
そんな煮ヌードルの美味しいものを探してみた。
1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。
> 個人サイト イロブン Twitter:tech_k

チキンラーメンは間違いなく煮たい

「食べたあと悲しい気分になる」と書いたが、もうちょっと詳しく書くと「物足りなくて、食べた直後なのにお腹が空いた気がして悲しい」である。食い意地の張った人あるある、だ。
おそらく、麺の戻しが足りなくてボソボソした食感が物足りなさを感じさせるのだと思う。
チキンラーメンにおける煮ヌードルの優位性は、乾麺がちゃんと戻ってつるつるした食べ応えになっていることなのだろう。
鍋で煮るだけで美味さが倍は違う。(個人の見解です)
鍋で煮るだけで美味さが倍は違う。(個人の見解です)
あと、煮た方が卵にイイ感じに火が通ると思う。
あと、煮た方が卵にイイ感じに火が通ると思う。
早く食べたくて急いで撮影したので、レンズが湯気で曇った。焦りすぎて恥ずかしい。
早く食べたくて急いで撮影したので、レンズが湯気で曇った。焦りすぎて恥ずかしい。
チキンラーメンといえば卵。卵といえばチキンラーメン。親子丼ならぬ親子麺と呼びたいぐらいのマッチングだ。あとはネギさえあればもう盤石の布陣である。
安定して美味いよねー、チキンラーメン(煮)
安定して美味いよねー、チキンラーメン(煮)

カップ麺の代名詞は煮るとどうなる

世界累計300億食以上の化け物麺。朝昼晩食べるとして約2740万年分。
世界累計300億食以上の化け物麺。朝昼晩食べるとして約2740万年分。
カップ麺の中のカップ麺、キングオブカップこと『カップヌードル』は、じゃあ煮るとどうなるのだろうか。美味いのか。
もし煮ても美味しかったら、日清食品の創業者、故・安藤百福氏の黄金像に向かって「煮てもイケましたよ」と報告しに行かねばならない。
開けるとまずはかやくだけ出てくる。
開けるとまずはかやくだけ出てくる。
続いて麺。これが出すのに一苦労。
続いて麺。これが出すのに一苦労。
煮るためにはまずカップから中身を取り出さねばならないのだが、カップヌードルはカップの中に麺がかなりキツく詰まっているため、取り出すのが難しい。フォークか何かで引っ張り出す必要がある。
空いたカップで水を計量。
空いたカップで水を計量。
水が沸騰したら、立体的な麺とかやくを入れて煮る。
水が沸騰したら、立体的な麺とかやくを入れて煮る。
水の量は、鍋の中で沸騰して蒸発する分などを考えると、普通にお湯を注ぐカップ内の線まで入れてもいいと思う。
今までラーメンの丼を自称して大きな顔をしていたカップが、いまや水を量るためだけの計量カップにまで地位を貶められている。悲しき転落人生だ。

一方、変わらず主役本来ならカップに入っている形の麺は通常の袋麺よりもゴロッと立体感があり、これをお湯の中で転がしながらほぐしていく作業はなかなかに楽しい。
煮込み時間は途中で何度か麺をつまみ食いして、2分10秒で火を止めた。まあその辺りはお好みで。あとは丼に移せば完成である。
煮ヌードルこそカップからの解放。麺リブ運動だ。
煮ヌードルこそカップからの解放。麺リブ運動だ。
せっかく麺が古い因習の如きカップから解放された記念日である。お馴染みのかやくだけじゃない、華やかな装いをさせてやりたいではないか。そんな思いで、前日からチャーシューを焼き、メンマを炊いておいた。

「せっかく煮るという手間をかけたんだから、美味しくなってないと勿体ない」という貧乏根性も否定はしない。
いただきます。
いただきます。
真顔になる味。うまい。
真顔になる味。うまい。
当然というか何というか、普通に美味い。
ただ、煮たからこそ美味くなった!と言い切れるほどの変更要素は感じない。毎度お馴染みの美味しさである。
お湯かけ調理に比べると麺の口当たりが若干なめらかになっているようにも思うが、もしかしたら加熱しすぎてノビ始めてるだけかもしれない。

追加の具に関しては、以前から「カップヌードルのスープってセロリに合うんじゃないだろうか」と思っており、今回の機会に便乗して試してみた。
軽く塩胡椒で炒めたセロリを載せてみたのだが、これが大正解。カップヌードルのスープがセロリ臭くなって、セロリ好きにはたまらない美味さだ。

結局のところ、追加した分だけ具は美味かったしカップヌードルも安定のクオリティだった、という結果。特段に書くことがない。
セロリ炒め。これがスープに良く合う
セロリ炒め。これがスープに良く合う
自作チャーシューとコロチャー。コロチャーも美味いな。
自作チャーシューとコロチャー。コロチャーも美味いな。

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