はっけんの水曜日 2013年4月17日
 

四国の秘境のかずら橋とモノレール

隣同士の秘境が観光用モノレールで秘境おこし
隣同士の秘境が観光用モノレールで秘境おこし
以前、当サイトで四国の山の中にある「かずら橋」や「観光モノレール」の記事を書いた。調べたらもう6年も前だ。

そのとき以来、久しぶりに四国に行ったら、その近くに別のかずら橋があった。さらに観光モノレールも。

いったい四国の山の中はどうなっているんだ。
1974年東京生まれ。最近、史上初と思う「ダムライター」を名乗りはじめましたが特になにも変化はありません。著書に写真集「ダム」「車両基地」など。 個人サイト:ダムサイト

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東祖谷のかずら橋

6年も前の話なので、まずはかずら橋と観光モノレールのおさらいを。

徳島県三好市の東祖谷菅生地区にある「奥祖谷二重かずら橋」は、その名の通り葛などのつるを使って架けられた吊り橋で、長さの違う「男橋」と「女橋」の2つが架かっている。
こちらは高くて長い男橋
こちらは高くて長い男橋
いろいろな部分が心配になる構造をしている
いろいろな部分が心配になる構造をしている
平安時代末期、それまで栄華を誇っていた平家が壇ノ浦の戦いで源氏に敗れて滅亡し、落ち延びた一部の人々がこの奥祖谷に隠れ住んだ。そのとき、もし源氏の追手が来たら切って落とせるように、蔓を使って橋を架けたのがかずら橋のはじまり、と言われている。

それから800年以上経って、かずら橋はいまだ現役である。もちろん現在の橋は復元されたものだし、追手をかわすどころか観光客ウエルカムな状態だけど。

そして、植物で作っているということ以上に、この吊り橋が観光資源になっている大きな理由はこれだ。
いやーおれまじ歓迎されてるわー(棒読み)
いやーおれまじ歓迎されてるわー(棒読み)
これがかずら橋の正常な状態である
これがかずら橋の正常な状態である
構造上の理由なのか、資源節約のためなのか分からないけど、吊り橋でいちばん肝心の踏み板がスカスカなのだ。広いところでは靴のまま踏み抜きそうなほどの幅が開いていて、下を流れる川がよく見える。そして今はそれが最大のウリになっている。ものすごいスリル。

むしろ「植物の蔓で作られた」という部分は渡っている最中は忘れていて、スカスカの踏み板の間から足を落とさないように一歩一歩踏みしめるので精一杯。何とか渡り終えてから、そういえばこの橋、植物だったんだと思い出して2度目のスリルが襲いかかってくる。

たぶん、家に帰ってもしばらくの間は夢に出てきて、がばっ、と夜中に起きることがあると思う。
こういうシーン夢で見た
こういうシーン夢で見た
こういうシーンも夢で見た
こういうシーンも夢で見た
その二重かずら橋から車で十数分のところには観光モノレールがある。

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