ちしきの金曜日 2013年5月10日
 

トートバッグで泳ぐ

はけるトートバッグできました
はけるトートバッグできました
3つの持ち方ができるトートバッグ「3WAYトートバッグ」。トート、ショルダー、リュックの持ち方が一つのトートバッグで可能だ。とても便利なバッグと言えるだろう。

しかし、大きく見ればバッグとしての機能しかない。これを3WAYトートバッグと言っていいものだろうか。そこで本当の意味での3WAYトートバッグを作ろうと思う。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。
> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

本当の3WAYトートバッグ

本来バッグとはひとつの持ち方しかできないものである。リュックなら背負うことしかできないし、ショルダーバッグなら肩にかけることしかできない。そんなバッグの常識を打ち破ったのが「3WAYトートバッグ」だ。
アマゾンとかでも買えます
アマゾンとかでも買えます
ひとつのバッグなのにトート、ショルダー、リュックという3通りの持ち方ができる。確かに3WAYと言えるが、バッグはバッグである。これを「3WAYトートバッグ」と呼ぶことに私は異論を唱えたい。全然「3WAY」ではない。バッグはバッグであり1WAYなのだ。
3通りの持ち方ができても、大きく見れば1WAYだ!
3通りの持ち方ができても、大きく見れば1WAYだ!
そこで本当の3WAYトートバッグを作ろうと思う。持ち方で数を稼ぎ3WAYというのではなく、バッグ以外の使い方もできる本当の3WAYトートバッグだ。これぞ3WAYトートバッグという道を3WAYトートバッグ界に示したいと思う。
ということで、これが真の3WAYトートバッグです!
ということで、これが真の3WAYトートバッグです!

1WAY「バッグ」

今回作った3WAYトートバッグの1つ目の使い方は「バッグ」である。トートバッグとしてはやはり外せない使い方。少し大きめに作ってあるので、パソコンや本、カメラなどいろいろと入れることができる。
大きいので何でも入る
大きいので何でも入る
ただし大きいバッグは何でも入るのはいいのだけれど、下の方にある物が取り出しにくいという問題がある。そのような問題もこのバッグは解決している。下にチャックが付いていて、そこからも物を取り出せるのだ。鬼に金棒のようなバッグではないだろうか。
両サイドにチャックが付いている
両サイドにチャックが付いている
そのため下にある物を取り出しやすい!
そのため下にある物を取り出しやすい!
デザインも新たな道を示すことに注力した。文字が逆になっているがこれが逆にオシャレという考え方だ。人間が宇宙という地球の外側に夢を馳せるように、文字を逆にするという、常識の外側へのアプローチである。流行とはこうして生まれると信じている。
オシャレ
オシャレ

2WAY「泳げる(はける)」

冬が終わり暖かい日々が流れるこの季節、ふらっと海に行った時に「泳ぎたいな」と思うことがある。予定外の欲求だ。しかし、水着はなかなか持ち歩く物ではなく、替えのズボンでもあれば泳げるが、人は普段から着替えのズボンを持ち歩かない。つまり予定外に泳ぐというのは難しいのだ。
海が綺麗な季節になりました
海が綺麗な季節になりました
ふと泳ぎたいと思ったりもする季節です
ふと泳ぎたいと思ったりもする季節です
水着がなくても、替えのズボンがあれば泳ぎたいと思った時に泳げる。そこでこの3WAYトートバッグだ。トートバッグなのにはけるのだ。今はいているズボンから3WAYトートバッグに着替えることで泳げてしまう。我々はいつでも泳げるという自由を手に入れたと言えるだろう。
トートバッグが水着になりました
トートバッグが水着になりました
下の物を取り出しやすくするために両端に付いていたチャックを開けることでトートバッグはズボンとなる。バッグからズボンへ。素晴らしき2つ目の使い方だ。我々は替えのズボンを手に入れ大海原へと泳ぎ出すことができるのだ。
海は広いな大きいな
海は広いな大きいな

Tシャツから作りました

この3WAYトートバッグはTシャツから作られている。着なくなった服のリメイクである。地球に優しい3WAYトートバッグでもあるのだ。
これで作りました
これで作りました
足を出しているのは腕の部分だ。先ほど無理を承知で理屈をこねたが、文字が逆になっているのはそのためだ。本当は普通のトートバッグを利用して、このような3WAYトートバッグを作る予定ではあったが、多くのトートバッグは履くには小さくTシャツということになった。
トートバッグは小さい
トートバッグは小さい
Tシャツの袖を取り除きチャックを付け、クビの部分を縫い、本来は下になる部分に持ち手を付けた。この持ち手はバッグの時は持ち手となるが、ズボンの時はサスペンダーのような役割を果たす。考え抜かれた設計なのだ。
バッグの時は持ち手
バッグの時は持ち手
ズボンの時はサスペンダー
ズボンの時はサスペンダー
制作時間は8時間ほど。その間に電話があり仕事が一件打ち切りになったと報告があったけれど、3WAYトートバッグ作りに打ち込むことであまり動揺せずにすんだ。そんな悲しみを乗り越えてできたのが、この素晴らしき3WAYトートバッグ。人は3WAYトートバッグで強くなれるのだ。
悲しみの向こう側にあった泳げる幸せペンダー
悲しみの向こう側にあった泳げる幸せペンダー

3WAY「食べられる(予定だった)」

3WAYトートバッグなのであと一つ使い方が残っている。それは「食べられる」である。取り外し可能な小袋があり、そこには乾燥ワカメが入っているのだ。泳ぐことで乾燥ワカメが戻り、泳ぎ疲れたあとにお腹を満たすことができる。
この取り外し可能な小袋には、
この取り外し可能な小袋には、
乾燥ワカメが入っている
乾燥ワカメが入っている
流されました
流されました
海でワカメを戻す予定が、違う意味でワカメが海に戻ってしまった。お茶碗を持つように小袋を口元まで持ってこれるように取り外し可能にしたのが仇となった。もっとも他にもはいた時のシルエットがダサいなど改善点はある。それらを改善し打ち切りになった仕事の分をこの3WAYトートバッグで補って行きたい事業計画を練っている。
それと海はまだ寒かった
それと海はまだ寒かった

方向性はあっている!

バッグとして、水着として、乾燥ワカメを戻す装置としての3WAYトートバッグを作った。ワカメは海に消えてしまったけれど、おおむね上手く行ったと思う。とても便利だと思う。ただし泳ぎ終わった後に気がついたことがある。それまで3WAYトートバッグに入っていた物をどうやってもって帰るかだ。そこで役に立ったのがコンビニの袋。便利だ。3WAYトートバッグより便利だ。頑張ろうと思う。
これに入れる気はしない
これに入れる気はしない
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