コラボ企画 2013年5月13日
 

ダンボールで渋谷駅の地下地図を作る

これが渋谷の地下に埋まっている
これが渋谷の地下に埋まっている
渋谷駅の地下はダンジョンのようだとよく言われる。階段を下りてみたら意外なところに出ることもしばしばだ。

それは僕だけではないようで、いかにも渋谷というファッショナブルな人たちもうろうろ迷っている。
あの階層構造がわかる三次元の地図があるべきではないのか。そうすれば渋谷駅地下も把握できるに違いない。
1971年東京生まれ。ニフティ株式会社勤務。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。
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冊子のようにすれば簡単だ

テレビでタイタニック号のドキュメンタリーを見た。そこに登場した研究者が自作のタイタニック号の冊子のような模型を作っていた。

それは船の形をしていて、タイタニック号の1階層が1ページになっている。ページをめくるとどの部屋の上下になにがあったかが分かるのだ。紙は厚紙のようなものでできている。
船をぱかっとひらけるわけだ
船をぱかっとひらけるわけだ
おもしろい。
これは船だけでなくビルにも応用できるだろう。渋谷駅地下のダンジョンもこうなっていれば立体として把握できるだろう。これだ。しかもこれなら立体模型よりも簡単だ。

簡単じゃない

簡単だと思ってはじめたことが簡単だったことはない。デイリーポータルZ 10年で分かったことである。しかも難しいと思って始めたことは予想通り難しいのでフェアじゃない。
いま誰に文句を言っているのかというと、人生である。

最初の難関は渋谷駅の地下を表した地図が斜めからの図ばかりだったことである。
エッシャーの絵ではない
エッシャーの絵ではない
エレベーターがワープゾーンのよう
エレベーターがワープゾーンのよう
これをどうやって上から見た図にしたらいいのか。
Yahoo!地図には地下通路の地図があったががダンボールで作るには細かすぎる。文句を言っていても進まないので(ポジティブ!)両者を見ながらダンボールを切ってみた。
ゴミができました!
ゴミができました!
ポジティブシンキングも一瞬で蒸発するゴミっぽさである。ゴールデンウイーク中、編集部に出てきて作業して目の前にこれがあらわれた絶望感は相当なものだった。

帰り際、とりあえずゴミだけど家に持って帰って考えようと袋に入れて持ってたら、それをゴミと勘違いしたコワーキングスペースのスタッフが気を利かせて「それ捨てておきましょうか?」と言ったのがするどくて笑った(泣いた)。

ダンボールをあきらめる

ダンボールで作っている限り、ゴミ感は払拭できない。アクリルだ。レーザーカッターで切って超かっこいいものにしてしまおう。
アクリルを買うのはもちろん東急ハンズ!(さっきのダンボールもハンズで買ったんだけど)
アクリルを買うのはもちろん東急ハンズ!(さっきのダンボールもハンズで買ったんだけど)
今回、東急ハンズとのコラボ企画なのでこのような写真を入れているが、ふだんの工作記事もたいてい東急ハンズで材料を買っているのでどの工作記事にもこのような状況がある。
どの店員さんがなにに詳しいのかも分かっているので聞く人を選んでいるぐらいである。
東急ハンズ渋谷店から渋谷駅の無料送迎バスも乗っちゃうぜ(意外な道を通るのでおもしろい)
東急ハンズ渋谷店から渋谷駅の無料送迎バスも乗っちゃうぜ(意外な道を通るのでおもしろい)
話は渋谷の地下地図に戻る。
アクリルはレーザーカッターで切る
アクリルはレーザーカッターで切る
できたが…
できたが…
ここまでやっておいてなんだが、素材ではなく形状が問題であることに気づいた。渋谷駅の地下はフロアごとに形がバラバラなのでタイタニックのように冊子にならないのだ。留めるところがない。
渋谷駅の地下はひとつとして同じ形がないので冊子にならない。なんでそんなに複雑!
渋谷駅の地下はひとつとして同じ形がないので冊子にならない。なんでそんなに複雑!
冊子はあきらめた。冊子が評判になって東急で採用されてロイヤリティ収入を得るのもあきらめた。それでマンション買うのもあきらめた。そーっと乗っけるぐらいの感じにしよう。素材もダンボールでいいや。家も借家でいい。

アクリルはただのやったけどダメだったというエピソードで終わる。ただ、カットしたアクリルにすきまがあったのでふざけて作った寛永通宝が意外に良くできた。
ダフトパンクみたいな銭形平次が投げる
ダフトパンクみたいな銭形平次が投げる
軽い気持ちで投げた球がストライク決まるものである。

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