フェティッシュの火曜日 2013年5月28日
 

90歳のおじいちゃんが発明した電動三輪車

ふとん乾かしてるけど、最後まで読むと見る目がちょっと変わります
ふとん乾かしてるけど、最後まで読むと見る目がちょっと変わります
「私なんかよりおもしろい人がいるので今から連れてってあげます」

群馬県で取材をしていると、電動三輪車を発明した90歳のおじいさんのとこに連れていかれた。

プレハブの中にストーブとふとん……これは怪しい。と思っていたら、このおじいさんも発明もなかなかすごいものだった。
1980年生。明日のアーというコントのユニットをはじめました。動画コーナープープーテレビも担当。記事はまじめに書いてます
> 個人サイト Twitter(@ohkitashigeto) 明日のアー

そもそもの紹介者がまず変わっている

発端は群馬県でスカイツリーの高さのm数と同じ、634歩ぴったりでいけるうどん屋(※書いてても意味がわからなくなる)を取材したときのことだ。

[参考]『祝東京スカイツリー一周年!全国にあるスカイツリー』

この橋本さんが「私なんかよりおもしろい人が近くにいる」と言う。

なんでも90歳のおじいちゃんなのに、去年の発明コンクール全国大会で電動三輪車を出品し優勝したんだそうだ。
発明で賞をもらった景品。てきとうに書き加えたにちがいない。
発明で賞をもらった景品。てきとうに書き加えたにちがいない。

発明おじさんのあやしさよ

「私も館林の発明コンテストで毎年入賞するんだけどね」と橋本さんはまた言う(※橋本さんの話の過剰さは上記記事を参照)。

ちなみにどういうものを作ったのかときくと、便利なブラインドや二つの水槽がくっついたものだそうで、なかでも次のがすごかった。

「シートベルトがね、裏表ちがってね、タヌキの絵が描いてたりするの」

なんだそれは。発明とよべるのだろうか。たんに裏がタヌキ柄のシートベルトじゃないのだろうか。
「私も館林の発明コンテストで二位とったことあってね、一位の男の子がのちの世界大会でなんと金賞!」新聞記事を見せてくれる橋本さん
「私も館林の発明コンテストで二位とったことあってね、一位の男の子がのちの世界大会でなんと金賞!」新聞記事を見せてくれる橋本さん
――しかし発明コンテストって市がやってたりするんですね

「本当はね、子供がメイン。大人はおまけみたいなものだよ」

大人が子供の大会に出て賞をもらってる違和感が、モクモクモク〜っとバルサンのようにたちこめた。おじいちゃん、それ出たらだめなんじゃないか。
「ほら連れてってあげるから乗って!」 どこへ〜
「ほら連れてってあげるから乗って!」 どこへ〜

むりやり連れてく先はアポなしである

車は同じ館林市内のある場所に到着。敷地の中をそのまま踏み入ってく橋本さん。

「約束してないけどさ、それくらいの仲なんだよ」

橋本さんの仲良しじいさん。また個性的なおじいさんが出てくるんだろうなと思ってはいた。
敷地内にある作業場のようなところに入っていく
敷地内にある作業場のようなところに入っていく
三輪車をいじる大西さん。真ん中のストーブでふとんを乾かしている。
三輪車をいじる大西さん。真ん中のストーブでふとんを乾かしている。

雑然とした作業場で

「あらあらごめんなさい、お布団そのままで。雨にふられちゃってね、もう少しだけこのままで」

入るなりおばさんが迎えてくれた。どうやらおじいさんの娘さんのようだ。橋本さんが紹介してくれる。

「こちら大西さん。大西勇一さん。さっき言った発明コンテストの全国大会で1位になったの。それがその三輪車」
90歳のおじいちゃんが三輪車でくるくる回っていた
90歳のおじいちゃんが三輪車でくるくる回っていた

どこに信用をおけばいいのか

はあ、どうも。

これが大西さん目当ての取材なら、モチベーションも高く話が進むだろうが、いきなり連れてこられた身としては、はあ、としか言いようがない。

「大北さん、なんでも聞いちゃっていいんですよ」

雑然とした作業場にストーブががんがん焚かれてふとんが二枚、鎮座している。90歳のおじいちゃんが三輪車にまたがりくるくる回っている。オレンジの帽子には郭なんとかと台湾風の人名が書かれている。

なんなんだこれは。誰と誰を信用していいのだ。
くるくる回る90歳のおじいさん。衝撃。

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