ちしきの金曜日 2013年6月7日
 

昼の写真と夜の写真を一枚に

昼と夜を1枚の写真にした。「眠らない街」新宿にふさわしい。
昼と夜を1枚の写真にした。「眠らない街」新宿にふさわしい。
駅に貼ってある、とあるマンションの広告ポスターが奇妙なことに気がついた。昼と夜が1枚になっているのだ。

これはおもしろい。自分でもやってみよう。
もっぱら工場とか団地とかジャンクションを愛でています。著書に「工場萌え」「団地の見究」「ジャンクション」など。

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よくばり

そのポスターとは、これ。
みんな素通りしてるけど、よく見ると奇妙。
みんな素通りしてるけど、よく見ると奇妙。
マンションを中心に、左が夜で右が昼。
マンションを中心に、左が夜で右が昼。
よく「日本画では、一枚の絵の中に複数の時間が描かれている」などといわれる。この広告写真は、まさにその伝統に則ったものなのだ。

たぶん。
自分でも作ってみよう、とやってきたのは新宿。
自分でも作ってみよう、とやってきたのは新宿。
おそらく昼の眺望のすばらしさも、夜景のすばらしさも伝えたいということなのだと思う。

おもしろいのは、それを1枚にした写真を見ても、ぼくらは、すごい!とも奇妙だ、とももはや思わない点だ。写真がデジタルになるとはこういうことなのか。

ともあれ、自分でもこういう昼と夜が1枚になった写真を作ってみよう、と思ったのだ。
数時間後同じ場所に立って、夜景を収める。
数時間後同じ場所に立って、夜景を収める。
で、その対象に選んだのは、新宿。なぜこの街を選んだか。その理由は、なんとなく、だ。

よくわからないけど、夜は電灯がやたら光っている方が効果的なんじゃないかと思ったのだ。なんとなく。

そして夜がきらびやかといえば、新宿歌舞伎町近辺だ。

どこで昼と夜を分けるか問題

上野2枚の写真をフォトショップに取り込み、半透明にして重なる位置を探ります。
上の2枚の写真をフォトショップに取り込み、半透明にして重なる位置を探ります。
半透明で重なった状態。なんか、すでにこの状態で十分おもしろいような気もする。
半透明で重なった状態。なんか、すでにこの状態で十分おもしろいような気もする。
あとはパソコン上での作業だ。画像編集ソフトの雄、フォトショップで半分昼、半分夜、にする。

でもどこを境に昼と夜にしたらいいのか。くだんのポスターでは右と左だったが。
試しに、空だけ昼にしてみた。驚くほど違和感がない。(大きな画像はこちら</a>)
試しに、空だけ昼にしてみた。驚くほど違和感がない。(大きな画像はこちら
上は空を昼、それ以外の建物や道路を夜にしてみた例。

なんか、ふつうだ。

いや、ふつうじゃないか?

写真を改めて見比べてみて、昼の写真と夜の写真の最大の違いは空の明るさだ、と思った。うん、すごく当たり前のこと言ってるね、ぼく。

予想以上に新宿の街って夜もやたら明るいってことだ。

なので昼の特徴たる空を活かそうと思ってこうしてみたわけだが、考えてみたら、フォトショップで青空と雲のペイント合成すればいいだけだ。べつに昼の写真撮る必要がない。

やはり左右で分けるべきか。

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