ひらめきの月曜日 2013年6月17日
 

宇都宮の餃子像、ルーツは平安時代の石仏

巨大な観音様と餃子像には意外な接点が。
巨大な観音様と餃子像には意外な接点が。
宇都宮に行ったらまず誰もが目にする有名な石像があるだろう。

駅前にある餃子像だ。

あのゴツゴツした質感の石像がどこからやってきたのか、そのルーツを探っていくとなんと平安時代の石仏にたどりついたのでした。餃子始まりの壮大な歴史ロマンです。
1975年愛知県生まれ。行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。

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宇都宮のシンボルといえば餃子像

宇都宮には有名な石像がある。

そう、餃子像だ。

宇都宮駅西口、歩道橋の下にそれはある。前の会社にいたころに出張で来た宇都宮には、もうちょっと別の場所に餃子像があったような気がしたのだがなぜだろう。あれは宇都宮じゃなかったのか。
正確には餃子のビーナス。餃子の皮に包まれたビーナス像、ということである。
正確には餃子のビーナス。餃子の皮に包まれたビーナス像、ということである。
調べてみたらこの像、やっぱり以前は駅の反対側にあったらしい。再開発に合わせてこちら側に移設する際、落っことして割れたのだとか。そういえばそんなニュースを見た気がする。
真っ二つになったのでつなぎ合わせた。
真っ二つになったのでつなぎ合わせた。
落とすなよ!という突っ込みはすでに痛いほど受けていると思うので割愛する。そういう失敗は誰にでもあるし、僕も業者だったら落としていたかもしれない。ごまかして川に沈めたりしなかっただけむしろ偉い。

とはいえ観光客には餃子像が駅の西口にあろうが東口にあろうがさほど大きな問題ではなく、宇都宮はなぜ餃子を石像にしたのかっていうことの方が重要であろう。

そんな餃子像だが、実は隣にでかいカエルの像があることをご存じだろうか。
餃子の横になんかいるだろう。
餃子の横になんかいるだろう。
カエルである。
カエルである。
餃子像の横にはカエルの像があるのだ。縁起がいいから、ということでカエルらしいのだが、でかいだろう。おかげで餃子像がジャバザハットに捕まったレイア姫みたいになってる。

石像の町、宇都宮

ここまででもわかるように、どうやら宇都宮にある石像は餃子像だけではないようなのだ。町を歩くといたるところに石像がある。
餃子屋さんのキャラクターを石で。
餃子屋さんのキャラクターを石で。
ネズミも石。
ネズミも石。
仁王像だって石でできている。
仁王像だって石でできている。
いったい宇都宮にはメデューサでもいるのだろうか。夜中にビジネスホテルから隣のコンビニに歩いていく途中、下パジャマで上裸のおじいさんが歩いていたがそれは別の話か。

石像の話に戻るが、極めつけはこちら、宇都宮駅の東口を出たところにあるイベント広場である。宇都宮駅東口というと西口に移動する前の餃子像があったことでも有名な場所だが、今はさらにすごいことになっている。
駅を出るとすぐこの祭り騒ぎ。
駅を出るとすぐこの祭り騒ぎ。
イベント広場では宇都宮のいろいろな名店の餃子が食べられる。そしてビールが200円である。極楽浄土ここにあり、だ。極楽は都内から新幹線で1時間だった。

しかしうまい餃子とビールで浮かれた僕たちを硬い表情でにらむ者たちがいる。また石像である。
広場の真ん中になぜかいきなり観音様が立っている。
広場の真ん中になぜかいきなり観音様が立っている。
餃子広場にいきなり観音様が立っているのもかなりなものだが、宇都宮の石像傾向はそれだけでは終わらない。

敷地内には気持ちのいい芝生があるのだが、そこにはたったいま石にされてしまったかのような生き生きとした石像たちが乱立している。
猫型ロボット。の石像。
猫型ロボット。の石像。
パンの石像。
パンの石像。
電気。
電気。
妖精。
妖精。
みんな石像である。

餃子とビールで誘い出して石にしてしまう町みたいだ。その石を使って餃子を焼いていたりするとスティーブンキングの小説である。

話を餃子像に戻そう。

ところでこの宇都宮の餃子像、なんだか質感がざらざらしていて独特なのだ。もっとつるりとした大理石とかで作ってもよさげなのに。
へんな切り取り方になってしまったが表面を見てほしかっただけで他意はないです。
へんな切り取り方になってしまったが表面を見てほしかっただけで他意はないです。
餃子像の台座にはこう書かれている。
テレ東の番組企画で作られたことがわかる。そしてその下に大谷石材協同組合、と。
テレ東の番組企画で作られたことがわかる。そしてその下に大谷石材協同組合、と。

餃子像は大谷石でできていた

大谷石については以前にもライター大北くんが資料館をレポートしてくれているのでそちらを先に読んでおいてもらいたい。宇都宮の特産品として有名な大谷石だが、まさかビーナス餃子までもが大谷石だとは知らなかった。

大谷、移転前後の餃子像を知っている身としてはいっかい行っておくべきだろう。
と思ってタクシーに乗ったら「若い人には面白いかどうかわかんないよ」って言われた。
と思ってタクシーに乗ったら「若い人には面白いかどうかわかんないよ」って言われた。
次のページはほぼ石しか出てきませんが若い人にも面白いと思うので読んでみてください。

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