ロマンの木曜日 2013年6月27日
 

ガッツポーズワークショップ

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ガッツポーズが苦手である。もちろんハイタッチもしたことがない。
だからボウリングも苦手だ。ボウリング自体は好きなのだが、ストライクをとったあと、皆のところまで戻るときになにをしていいのか分からない。
あの所在なげな時間は避られるならストライクじゃなくていい。そんな後ろ向きのことさえ思う。

でもそんな人生でいいのだろうか。ガッツポーズさえマスターすればすべてに全力で取り組むことができるのではないか。希望通りの結果を出してなんのてらいもなくガッツポーズをとる人生に切り替えたい。
1971年東京生まれ。ニフティ株式会社勤務。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。
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予想以上にガッツポーズが下手だ

デイリーポータルZのライターからガッツポーズが苦手な人間に集まってもらった。予想以上にたくさん集まった。ガッツポーズができたらネットでちまちま文章など書いてないだろう(超偏見だけどガッツポーズが得意な人は商社にいる気がする)。
左から、大山、林、キン、べつやく、きだて、藤原
左から、大山、林、キン、べつやく、きだて、藤原
左から三番目の腕を組んでいる男性が今回のガッツポーズワークショップの先生であるキンさんである。鉄人社という出版社で書籍の編集をしている。3月に出た雑誌版デイリーポータルZもキンさんである。大学時代、アメリカンフットボールをしていただけあって、ガッツポーズに近い人生を送ってきたと思われる。

まずはレッスンを受ける前にガッツポーズをとってもらった。こいつらがこれまでの人生で行ってきたガッツポーズである。
連れてこられた宇宙人や猫のようだがこれがガッツポーズだと思っている
連れてこられた宇宙人や猫のようだがこれがガッツポーズだと思っている
自分ではけっこうガッツポーズができていると思っていたが、こうやって改めてみるとひどい。イラッとする。全員に共通するのは「薄ら笑い」「ネコっぽい」の2点である。
そこで先生に模範演技を示してもらった。
グイッ
グイッ
うすら笑ってもないしネコっぽくもない。神宮球場の内野席の前のほうでブルペンピッチャーの投球練習を見たときのようだ。全然違う。軟投派と言われているサイドスローのピッチャーでもすごく球が速い。

ガッツポーズは立体的に

まず最初のポイント。ガッツポーズは立体的に。
両手を伸ばしたり
両手を伸ばしたり
手を平面的に広げるのはNGです
手を平面的に広げるのはNGです
手は前に出して奥行きのあるポーズをとるのがポイント
手は前に出して奥行きのあるポーズをとるのがポイント
ガッツポーズの手は前にして、奥行きのあるポーズにすること。
「ガッツポーズはメッセージなので目の前の人に伝わるように前に出す」
という考えがあらわれたポーズである。

それから僕らにとっては大事なポイント。握った手の方向である。
手のひらを手前にするとネコっぽくなります
手のひらを手前にするとネコっぽくなります
ガッツポーズにネコ要素は必要ない。それから脇を締めすぎないこと、グーで顔を隠さないこと。繰り返すが、ガッツポーズはメッセージだから顔を隠してはいけないのだ。
脇の下にはみかん2個分の余裕を作る
脇の下にはみかん2個分の余裕を作る
グーで顔を隠さないように
グーで顔を隠さないように

あっというまに見違えた我々

短期間ながら要所を押さえた指導でこのようになった。
無理に笑わず、堂々としたカメラ目線。
無理に笑わず、堂々としたカメラ目線。
最初のガッツポーズとずいぶん違っている。ガッツのメッセージが伝わってくる。
残りのメンバーも特訓中
残りのメンバーも特訓中
「もっと気持ちを前に!」
「もっと気持ちを前に!」

ガッツポーズはマインドだった

実はレッスンの最初に「ガッツポーズはマインドである」と言われたのだった。
そんな精神論言われてもよく分からない。具体的なことから教えてくれとお願いしたのだがここまできて分かった。やっぱりマインドである。ビジネス書風に言うと気づきを得た。

そんな気づきを得た我々のガッツポーズがこれである。
ガッツ
ガッツ
横からもガッツ
横からもガッツ
ちなみに30分前、指導を受ける前の全員のガッツポーズの写真がこれだ。
ニャーン
ニャーン
見違えるほどの上達ぶりと言えるのではないだろうか。ガッツポーズが決まると皆から褒められる→嬉しくて練習する→また上達するという正のスパイラルが生まれている。このスパイラルを中学生のころに体験してたら違った人生になっただろうとちょっと思った。
「センセイ、こういうのはどうですか」自主的に練習を始める
「センセイ、こういうのはどうですか」自主的に練習を始める

ここまでのまとめ

・ガッツポーズは奥行きを出す
・目の前にいる人に伝わるように
・グーで顔を隠さない
・脇の下はみかん2個分の余裕
・手のひらを前に向けるとネコっぽくなる
では次はボウリングでどのようなガッツポーズをとるか、シチュエーション別のポーズを練習してゆきたい。

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