ちしきの金曜日 2013年6月28日
 

軍艦島はオーシャンビューな廃墟だった

大満足のツアーだった。
大満足のツアーだった。
長崎に浮かぶ島全体が廃墟の島、軍艦島。
その内部を隈無く探索できるツアーに参加したのでレポートしたい。

(今回の記事は長崎市の特別な許可を得て取材しています)
長崎より九州のローカルネタを中心にリポートしてます。1971年生まれ。茨城県つくば市出身。2001年より長崎在住。ベルマークを捨てると罵声を浴びせられるという大変厳しい家庭環境で暮らしています。
> 個人サイト 長崎ガイド

軍艦島(長崎市端島)。
軍艦島(長崎市端島)。

軍艦島とは

すっかり有名になった軍艦島だが、一応ザッと説明すると、長崎の南端に浮かぶ無人島。正式名称は端島(はしま)。明治時代から炭鉱の島として開発が進められ、幅160m、長さ480mという狭い島内に5000人もの人が住み、世界一の人口密度を誇った。昭和49年に炭鉱が閉山。まもなく無人島となり、現在のような廃墟の島となった。
空気が澄んでる時は対岸からもこれくらいハッキリ見える。長崎に引っ越して来たばかりの頃、当時は今のように話題にはなっておらず、唐突にこのアイアンロックスのような姿を見た時は我が目を疑った。
空気が澄んでる時は対岸からもこれくらいハッキリ見える。長崎に引っ越して来たばかりの頃、当時は今のように話題にはなっておらず、唐突にこのアイアンロックスのような姿を見た時は我が目を疑った。
その後しばらく放置されていたが、2004年から船で周囲を巡る周遊ツアーが定期便化、2009年には上陸できるツアーも始まった。とはいえ上陸ツアーで散策できるのは島内に設置された300mほどの遊歩道のみ。それでも実際に島に降り立ち眺めるとその絶景には圧倒されるものがあるが、写真集などでよく見るビルが立ち並ぶエリアには立ち入ることができず、若干不満が残った。
地図。赤線が現在の上陸見学コース。(別ウィンドウで開く
それが今回、イラストレーターの開田裕治さんの呼びかけにより全国から第一線で活躍しているクリエイター20数名が集まり、長崎の池島・軍艦島を巡るツアーが企画された。で、長崎市から特別に一般公開してないエリアまで見せて頂けることになったというわけだ。
初日は池島島内を見学。池島もまたすごくいいところですよ。
初日は池島島内を見学。池島もまたすごくいいところですよ。
というわけで初日はまず先日記事にも書いた池島へ。

そこで炭鉱内などを見学&一泊し、翌朝池島から軍艦島へチャーター船で直行した。
この船で軍艦島へ。
この船で軍艦島へ。
軍艦島上陸ツアーをやってる会社は数社ある中、今回お世話になったのは「軍艦島コンシェルジュ</a>」さん。
軍艦島上陸ツアーをやってる会社は数社ある中、今回お世話になったのは「軍艦島コンシェルジュ」さん。
上陸! (ちなみに外海を通ったためかなり船は揺れ、思いっきり船酔いました。降りたらすぐおさまったけど)
上陸! (ちなみに外海を通ったためかなり船は揺れ、思いっきり船酔いました。降りたらすぐおさまったけど)
さっそくヘルメットが全員に配られた。
さっそくヘルメットが全員に配られた。
通常の上陸ツアーではヘルメットは不要だが、今回は危険ゾーンに入るため、全員にヘルメットが配られた。これは2ページ目以降を見て頂くとわかるがマストアイテムだった(何度も頭ぶつけてる人もいた)。
!
まずは通常ツアーと同じ見学コースにて、ガイドさんの説明を受ける。2009年に写真のようなコンクリートの歩道と上陸用の桟橋が整備された。
よく見ると壁にうっすらと緑色の跡が。
よく見ると壁にうっすらと緑色の跡が。
ガイドさんによると今はあちこちに草木が生い茂る軍艦島だが昔はほとんど緑がなく、そのため壁を緑に塗ったりしていたそうだ(!)。

何年か前に中国のペンキ山が話題になっていたが、日本でもそれと同じことがかつて行われていたとは…。
歩道からの眺めだけでも異世界感が充分味わえ満足度は高い。…が、その奥にはさらに10倍すごい光景が待ち受けている。
歩道からの眺めだけでも異世界感が充分味わえ満足度は高い。…が、その奥にはさらに10倍すごい光景が待ち受けている。
というわけで、いよいよ普段入れないエリアへと進みます。
というわけで、いよいよ普段入れないエリアへと進みます。

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