フェティッシュの火曜日 2013年7月2日
 

世界遺産「富士山」の29箇所全巡り

世界遺産「富士山」に含まれる、29の物件を紹介します
世界遺産「富士山」に含まれる、29の物件を紹介します
みんな大好き、わたしも大好き富士山。日本の最高峰であり、世界的にも十分な知名度を誇る、まさに日本文化の象徴ともいえる存在だ。

先日、その富士山が世界遺産になった――というのは、ニュースなどでも大々的に報じられた事だし、ご存じの方も多いだろう。

ただ、報道を見ていると、富士山が(三保松原を含めて)世界遺産になったとは伝えられてはいるものの、それ以外の詳細がほとんど語られていないのだ。

そこで今回は、「富士山」として世界遺産になった計29の物件を、余すところ無く紹介したいと思う。
1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。

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キーワードは信仰と芸術

世界遺産には「文化遺産」と「自然遺産」、その両方の要素を併せ持つ「複合遺産」の三種類がある。富士山はこのうち「文化遺産」として世界遺産になった。

富士山と言えば自然というイメージが強いものの、今回は日本文化を育んできた文化的な象徴として、「文化遺産」での登録である。

富士山は古来より信仰の対象とされ、また和歌や浮世絵など芸術の題材として盛んに用いられてきた。その点が評価されたのだ。登録名称も「富士山−信仰の対象と芸術の源泉」である。

さて、その世界遺産「富士山」であるが、全部で29の要素から構成されている。いずれも富士山の信仰・芸術に関係が深いものばかりだ。

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世界遺産「富士山−信仰の対象と芸術の源泉」の構成要素
ちなみにこれは余談だが、報道などでは「富士山が自然遺産になれなかったのはゴミが多すぎるせい」という趣旨の記述をしばしば見かける。しかし、それは正しくない。

2003年に環境庁と林野庁が行った「世界自然遺産候補地に関する検討会」の議事録を見ると、富士山はゴミ問題よりもむしろ山麓部の開発の方が問題になっている。また世界には富士山に似た地形が少なからずあり、差別化が難しい。そのような様々な点から、自然遺産として推薦するには難しいと判断されたのだ。

さて、話を戻そう。世界遺産「富士山」の構成要素のうち、その筆頭を担うのは当然ながら富士山本体である。

登山だけじゃない、聖地盛り沢山な世界遺産「富士山」

という訳で、世界遺産「富士山」の構成要素29件を紹介させて頂いた。富士山の信仰と芸術を軸に選ばれたこれらの物件は、なかなかユニークで興味深いものが多い。

今年の富士山はいつもに増して登山客が多くなるだろう。登山道は長蛇の列が予想される。ならば無理に山に登らずとも、富士山の周囲をのんびり周りながらこれらの聖地を巡ったりなど、いかがだろうか。

ただ、今回紹介したものの中には観光地でない所もあるので(基本的に聖地だし)、訪れる際には施設関係者や近隣住民の方の迷惑にならないようにお願いします。
白糸の滝へと続く売店アーケード。昭和が剥き出しな感じでグッときた
白糸の滝へと続く売店アーケード。昭和が剥き出しな感じでグッときた

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