土曜ワイド工場 2013年7月20日
 

海のエスカルゴ、ツメタガイを食べる

潮干狩りで手に入る貝を、エスカルゴ風に食べてみました。
潮干狩りで手に入る貝を、エスカルゴ風に食べてみました。
潮干狩りの腕にちょっと覚えのある人なら知っていると思うが、アサリなどのいる砂浜には、ツメタガイという巻貝が生息している。

このツメタガイ、その見た目がカタツムリっぽいので、エスカルゴ風に食べてみたところ、エスカルゴ以上とも思える味だった。
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。

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潮の引いた干潟でツメタガイを探す

ツメタガイを捕りにやってきたのは、マテガイという巣穴に塩を入れると飛び出してくる貝(記事参照)がたくさん生息する、最近お気に入りの干潟。

以前、この干潟で何度かツメタガイを目撃しているので、マテガイ捕りは同行者たちにお任せして、私は潮の引いたばかりの干潟でツメタガイを捜し歩く。

子供の頃、夏の夜にセミの羽化を見に行ったときに、一人だけクワガタでもいないかと探していた自分を思い出した。
マテガイ捕りは任せました。
マテガイ捕りは任せました。
普通にアサリやマテガイを狙って潮干狩りをしていると、ツメタガイは自然と見つかるものなのだが、いざ食べてやろうと探してみると、これがなかなか見つからない。

砂浜を歩き回り、だいぶ足腰が鍛えられた頃、まだ潮が引き切っていない干潟でようやく目的のツメタガイを発見した。
これが探していたツメタガイ。
これが探していたツメタガイ。
ほら、カタツムリっぽいでしょう。殻の艶が素晴らしい。
ほら、カタツムリっぽいでしょう。殻の艶が素晴らしい。
裏側。
裏側。
このように、ツメタガイはカタツムリのような姿をしているけれど、塩分の含まれている海水の中で生活をしている(カタツムリは塩に弱い)。

千葉などの一部地域ではイチゴ貝などと呼ばれ、煮物などで食べられているようだが、基本的にはあまり食用とされていない貝である。

しかし、その見た目から考察するところ、きっとエスカルゴのように料理したら、おいしいのではないだろうかと前から思っていたのだ。
これは本物のエスカルゴ料理。高瀬さんの記事参照</a>。
これは本物のエスカルゴ料理。高瀬さんの記事参照

エスカルゴとツメタガイの違い

殻の形は似ているエスカルゴとツメタガイだが、住処が陸と海と違うだけあって、その生態はだいぶ異なっている。

まずその脚の巨大さだ。ツメタガイはエスカルゴと同様に殻の中に全身を隠すことができるのだが、普段は脚をマントのように広げて砂の中を移動しているのだ。
脚がでかいんですよ。これでも少し縮んだ状態。
脚がでかいんですよ。これでも少し縮んだ状態。
よく素手でアサリを掘っていると、ニュラっとしたコンニャクのような感触を味わうことがあるが、その正体はこのツメタガイの脚だ。

これだけ伸縮性に優れた脚なので、食べたらエスカルゴ以上においしいのではないだろうか。
海に戻すと、脚で殻を隠しだした。エスカルゴには不可能な行動パターンだ。
海に戻すと、脚で殻を隠しだした。エスカルゴには不可能な行動パターンだ。
そしてそのままズブズブと潜っていった。
そしてそのままズブズブと潜っていった。

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