チャレンジの日曜日 2013年7月21日
 

土用の丑の日には甘酒料理を食べよう

甘酒は飲んでも美味しいが食べても美味しい。甘酒は食い物!
甘酒は飲んでも美味しいが食べても美味しい。甘酒は食い物!
暑い日が続きます。街のうなぎ屋やスーパーなどでは土用の丑の日のノボリを掲げ「うなぎ食う日だぞ!ほら!うなぎ食わないと夏を乗り切れないから!」とばかりにうなぎを売りまくっています。

確かにうなぎは美味しく栄養価も高い。夏バテ対策には最適です。しかし、最近は個体数の減少から値段は高騰。かなりの高級食品となっています。

こんな時は甘酒。飲む点滴とも言われている甘酒。飲むだけではもったいない。もっと甘酒を食べましょう。甘酒は食い物!
1972年生まれ。体力系、料理系の記事を多く書いています。ライター以外に日本酒と発酵食品をメインにした飲み屋も経営しています。利き酒師で、元機械設計屋で元プロボクサー。ウルトラマラソン走ります。米の飯と日本酒が有れば大体なんとかなります。
> 個人サイト 酒と醸し料理 BY 個人ページ「走れば大体大丈夫!」

今さらですが、夏の飲み物です

冬の飲み物と思われる事が多い甘酒。以前、小野さんの記事でも紹介されている通り夏の飲み物です。

実は夏の季語「甘酒」で暑気払い

江戸時代は夏になると甘酒売りの行商が出て、庶民が夏バテ防止のためにこぞって飲んだのだとか。庶民の栄養補給はうなぎよりも甘酒だったのです。
酒造りが難しい夏に酒蔵が副業として甘酒を作っていたこともあるそうです。こちらは酒蔵の作る甘酒。
酒造りが難しい夏に酒蔵が副業として甘酒を作っていたこともあるそうです。こちらは酒蔵の作る甘酒。
原材料は米麹と米のみ。砂糖や保存料など一切無し。それでもしっかり甘い。
原材料は米麹と米のみ。砂糖や保存料など一切無し。それでもしっかり甘い。
江戸庶民のユンケルやリポビタンやアリナミンは甘酒だったということでしょう。実際甘酒は必須アミノ酸やブドウ糖を多量に含み、点滴と栄養成分が似ていることから「飲む点滴」とも称されます。
よくスーパーで売られているパック入りタイプの甘酒。
よくスーパーで売られているパック入りタイプの甘酒。
米、米麹の他に塩も入っているタイプ。甘さ控えめな味。
米、米麹の他に塩も入っているタイプ。甘さ控えめな味。
疲れた体にファイト一発!な甘酒。その作り方は大きく二つに分かれます。米を麹で発酵させて糖化した物と、酒粕をお湯に溶いて砂糖などで味付けしたもの。

昔は甘酒というと、冬場に自動販売機で缶入りの物を見かけるか、スーパーでビニールパック入りの物を見るぐらいでした。しかし、昨今の麹ブームの影響なのか、今は手軽に飲める物が各種販売されています。
自販機で見かける森永の甘酒の冷やしバージョン。麹の他、酒粕や黒蜜入り。割と甘目。
自販機で見かける森永の甘酒の冷やしバージョン。麹の他、酒粕や黒蜜入り。割と甘目。
こちらの甘酒は酒粕ベースの甘酒。砂糖入りでかなり甘い。 
こちらの甘酒は酒粕ベースの甘酒。砂糖入りでかなり甘い。 
こちらの甘酒は酒粕ベースの甘酒。砂糖入りでかなり甘い。 
こちらはしょうが入り。砂糖不使用タイプだがなぜか凄く甘かった。
ペットボトル入り甘酒。米、米麹のみのタイプ。さっぱりとした甘さでゴクゴク飲めた。一番おいしかった。
ペットボトル入り甘酒。米、米麹のみのタイプ。さっぱりとした甘さでゴクゴク飲めた。一番おいしかった。

刺身の甘酒漬け

飲んでおいしく、栄養満満点な甘酒。実は、飲むだけでなく料理に使ってもおいしいです。今回はその幾つかを紹介していきます。
旨味が増した刺身が出来ます。
旨味が増した刺身が出来ます。
まずは刺身の甘酒漬け。用意する物は米と麹で作った濃い目の甘酒。あと刺身用の切り身が1さく。写真では真鯛を使っています。
塩をふりかけた後にスプーンの腹の部分などで全体に伸ばします。
塩をふりかけた後にスプーンの腹の部分などで全体に伸ばします。

まず切り身の全体の水気をふき取り塩をふります。少し強めに塩をした方が出来上がりの味がひきしまります。
チャック付き保存バックは家の常備品。
チャック付き保存バックは家の常備品。
塩をした切り身はペーパータオルやフキンなどに包んで保存袋に入れます。そこに甘酒を大サジ2、3杯いれて全体に甘酒が触れるようにします。

包まずにそのまま甘酒をかけてもいいですが、甘酒の味が強くなり食べる時に甘酒で表面がベタつくので包んでいる方が良いです。
元の切り身よりも少し白っぽくなります。
元の切り身よりも少し白っぽくなります。
切り身を入れた保存袋は冷蔵庫に入れます。そのまま一晩から二晩ほど保存すれば完成です。
普通の刺身と旨味も食感も格段に違います。
普通の刺身と旨味も食感も格段に違います。
甘酒に漬けた刺身は昆布〆や塩麹漬けのようにネットリと柔らかい身になり、魚の旨味が増します。
日本酒を開けずにはいられない味。
日本酒を開けずにはいられない味。
塩麹漬けの場合は当然塩味が勝りますが、甘酒漬けの場合は甘酒の甘味が旨味を引き立てます。

そのままでも塩をしてあるので美味しく食べられます。ワサビ醤油を少しつけて食べるのもいいです。
日本酒が進む!
日本酒が進む!
漬けこむ魚は白身がオススメ。マグロやサーモンでも美味しいです。
マグロの赤身を付けるとこんな感じ。漬けたままの状態で3、4日は食べられます。
マグロの赤身を付けるとこんな感じ。漬けたままの状態で3、4日は食べられます。
残った刺身を付けても出来ますが、さくの状態で漬けたほうが綺麗に漬かり美味しく出来ます。

この夏は是非刺身の甘酒漬けを試してみてください。絶品です!
マグロの甘酒漬けも日本酒に合う!
マグロの甘酒漬けも日本酒に合う!
続いての甘酒料理は肉の甘酒漬けを作ります。

 ▽デイリーポータルZトップへ つぎへ>

デイリーポータルZ新人賞

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ