コラボ企画 2013年8月6日
 

ピンクすぎる駅で恋が生まれる!?

面白いからピンクにしちゃおう

外から見ると、さらに衝撃的な「恋山形駅」
外から見ると、さらに衝撃的な「恋山形駅」
地面にもハートマークが描かれていますが
地面にもハートマークが描かれていますが
「この上に乗って写真を撮るとベストな位置!」ということらしいです……明らかにカップル用だと思いますけど
「この上に乗って写真を撮るとベストな位置!」ということらしいです……明らかにカップル用だと思いますけど
看板に「恋がかなう駅」と書かれているように、「ここを恋の名所にしたい!」という思惑はなんとなく伝わってくるんですが、それにしたって、ここまで極端なカラーリングにすることはなかったんじゃ!?

……というわけで、恋山形駅グッズの臨時販売のために来ていた智頭急行の亀川さんに、どうしてこんなことになっちゃったのか聞いてみました。
普段は無人駅なので、ホントに仮設のグッズ売り場
普段は無人駅なので、ホントに仮設のグッズ売り場
こんな感じのグッズを
こんな感じのグッズを
販売しておりました
販売しておりました
「実はこの駅、もともとは別の名前になる予定だったんですよ」

――えっ、どういうことですか?

「智頭急行智頭線は平成6年に開通したんですが、その時は『因幡山形駅』という名前になる予定だったんです。でも地元の人から『もっと人が来てくれそうな名前にしたい』という強い要望があり、『来い山形』という意味を込めて『恋山形駅』になったんですよね」

――あ、「恋」っていう字は地名などとは全然関係がなかったんですね。

「そうなんですよ。でも、たまたまつけた『恋』という字のおかげで昨年、西武鉄道さんの呼びかけではじまった『恋えきプロジェクト』に参加させてもらえたんです」
名前に「恋」の文字が入ったJR北海道の「母恋駅」、三陸鉄道の「恋し浜駅」、西武鉄道の「恋ヶ窪駅」、 そして「恋山形駅」による「恋えきプロジェクト」
名前に「恋」の文字が入ったJR北海道の「母恋駅」、三陸鉄道の「恋し浜駅」、西武鉄道の「恋ヶ窪駅」、 そして「恋山形駅」による「恋えきプロジェクト」
「その時に記念切符を発売したところ、ものすごく好評ですぐに売り切れてしまったんですよ。それじゃあもっと『恋』というのをアピールしていこうかなと」

――「恋ネタはいけるぞ!」と。

「そこで駅を、恋のイメージがあるピンク色にしちゃおうということになりました。他にそんな駅ないだろうし、面白いじゃないですか」

――いきなり極端すぎますよ!

「正直、この駅はそれまで1日の利用者が2〜3人くらいだったので、『どんなきっかけでもいいから人が来て欲しい』という感じだったんですよね」

――それにしても自然の中にピンクの建物って、地元の人たちから反対はなかったんですか?

「特になかったですね。逆に面白がってくれて、改装工事の最中も見に来ていましたよ」
改装前
改装前
改装後
改装後
改装前
改装前
改装後
改装後
改装前
改装前
改装後
改装後
――で……ピンク色に塗った効果はあったんですか?

「利用客が1日に2〜30人くらいにはなりましたね」

おおーっ約10倍増! ……まあ、もともと2〜3人というところからの10倍増だけど。それでもスゴイ!
!
確かに、取材中にもちらほらとお客さんがやって来て、写真を撮ったりしていました。

まあ、こんな変な駅があるって聞いたら一度見てみたいって気持ちにはなりますよね! ……ボクもまんまと東京から来ているわけだし。

「ただ、バイクや車でやって来て写真だけ撮って帰ってしまうお客さんも多くて……」

ああー、それだとお客さんといっても鉄道会社的には微妙ですねぇ。
!

本当に恋が生まれる可能性、あるんじゃ!?

駅の周辺は見渡す限り山。ちらほらと民家があるくらいで、観光スポットどころか、お店も……さらに自動販売機もなさそう。
しかも、電車の本数もこんな感じ
しかも、電車の本数もこんな感じ
電車でやって来ても駅の写真を撮るくらいしかやることがなく、しかも写真を撮って帰ろうにも電車1時間に1本……。となると、自動車などで来たくなる気持ちも分からなくもないです。

でもね、でもね、そんな場所で見知らぬ男女が遭遇したとするじゃないですか。ひとしきり写真も撮り終わったら、次の電車が来るまでの1時間、ホントに狭い駅をウロウロ見て回るくらいしかやることがないわけですよ。お客さんが増えたといっても、1日に2〜30人だから他の人がやって来る可能性も低い。

……そんな状況になったら、ボイズンガールズふたりで話するしかないでしょ!? しかも周りはどっピンク。もう、恋が芽生えるしかないじゃない、こりゃ!
こんな感じで恋、生まれませんかね?
こんな感じで恋、生まれませんかね?
というわけで、オモシロ目当てでオモシロ駅を見に行ったはずなのに、ガチで恋が生まれてしまう可能性も秘めている「恋山形駅」。

是非、鉄道を利用して行ってみたらいいんじゃないすかね!?
ちなみにこちらのほこらは
ちなみにこちらのほこらは
ハート型の恋絵馬を結ぶためのモニュメントだそうです
ハート型の恋絵馬を結ぶためのモニュメントだそうです
せっかくなんでボクも書いておきました
せっかくなんでボクも書いておきました

様々な色の駅を作っちゃえばいいんじゃないの!?

予想以上にどっピンクで、かなり衝撃的だった「恋山形駅」。ちゃんとマーケティングとかして、会議を繰り返していたら誰かが止めそうなアイデアを、実際にやってしまったというのには、本当に感服いたしました!

一応、テコ入れの成果もでているようだし、今後は沿線の他の駅も「真っ赤駅」「真っ黄色駅」「真紫駅」「真緑駅」……などと様々な色に塗り分けていって、「やたらとカラフルな智頭急行」ということで売り出していけばいいと思うんですけど、どーでしょう?

そこにピンクをくわえたら、ももいろクローバーのカラーにもなるし、大ブレイクするかもしれませんよ!?

智頭急行智頭線「恋山形駅」
鳥取県八頭郡智頭町大内

http://www.chizukyu.co.jp/index.shtml

※絵馬などのグッズ販売は基本的に、沿線の智頭駅や大原駅で行っています。

!
この記事はライフネット生命とのコラボ企画です。「鳥取・島根ウィーク」についてはこちら。

<もどる▽デイリーポータルZトップへ  


 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
↓↓↓ここからまたトップページです↓↓↓