ロマンの木曜日 2013年8月22日
 

できたてのダンボールに囲まれて至福 〜巨大ダンボール工場へ!

広い、でかい、熱い!
広い、でかい、熱い!
「できたてのダンボールに囲まれて至福」。今回の記事は巨大なダンボール工場の見学レポートなわけだが、タイトルをドラマに出てくるうその歌謡曲の題名のようにしてしまった。

大変にエモーショナルな体験だったのでその感動をタイトルに込めたかったのだ。
1979年東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。Web制作をしたり小さなバーで主に生ビールを出したりしていたが、流れ流れてニフティ株式会社へ入社。趣味はEDMと先物取引。

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「できたてのダンボールって温かいんですよ」

今回は山田ダンボール株式会社さんというダンボールメーカーのほこる巨大工場である、千葉工場を見学させていただいてきた。

そもそもは当サイト、デイリーポータルZの編集部が入居している渋谷ヒカリエのaiiima3のガラス面をダンボールで覆う展示のためこの山田ダンボールさんに協力を要請したのがはじまりだ。
この全面を、ダンボールで覆う
この全面を、ダンボールで覆う
覆いとなるダンボールに小さな穴をいくつかあけそこから中を覗いてもらおうという、ちょっと説明しづらい展示である(展示は2013/8/26〜9/20を予定!またブログやTwitterでお知らせしますね)。

説明しづらいにもかかわらず製作を請け負ってくれほっとしたのだが、このときに製造している工場について話が及んだのだ。

「できたてのダンボールってほっかほかで、温かいんですよ〜〜」というのは商品企画部の山上さん。
ことばの端々からダンボール愛がにじむ。夢は「時間がたっても反らないダンボールを作ること」!
ことばの端々からダンボール愛がにじむ。夢は「時間がたっても反らないダンボールを作ること」!
できたてのダンボールについて「湯気が出てることもあるんです〜〜っ」とも。

あっ! この人ダンボールのこと、「かわいい」って思ってる! と驚愕した。ダンボールを語る目が輝いている。

ダンボールって、そんなに愛おしいものだっただろうか。

……確かにダンボールというものは私達の生活のうえにおいて単なる箱ではない、なにか萌えどころのある素材である。ほら、工作に使ったりわくわくする感じ、きっとあるのではないか。

ハッとすると同時に気づけば「ぜ、ぜひ工場見学させてください!」とお願いしていたわけである。
サンプルとしていただいたダンボール「トリプルウォール」は板のように硬い3層の製品。なるほどこれがホカホカだったら…興奮するかも…
サンプルとしていただいたダンボール「トリプルウォール」は板のように硬い3層の製品。なるほどこれがホカホカだったら…興奮するかも…

暑い工場に熱くるしい2人で乗り込む

そして迎えた見学当日。ダンボール工場へ行くという情報を聞きつけ文房具マニアとして有名で紙周辺にも詳しいライターきだてさんがかけつけてくれた。
マニアであるきだてさんの期待度、興奮度は相当であろうと思うのだが、実は私も自分でもおどろくほどこの日を楽しみにしまくっていた。

巨大工場! できたてダンボール! 楽しみにしすぎて子どもが熱を出したくらいである。
あわてましたが子どもの熱は無事下がりました
あわてましたが子どもの熱は無事下がりました
見学が始まる前から暑苦しいほどに胸を熱くして向かう私たち。8月の本気の暑さが勢力を増し、工場の中も大変に暑いと前日に聞いていたのだが、大丈夫だろうか。
受付にあった顔ハメに迷わずはまっていく きだてさん。この顔ハメは当初「くまもん」で作ろうとしたのだが、熊本となんの関係もないため普通のクマにしたそう。天然系のエピソードである
受付にあった顔ハメに迷わずはまっていく きだてさん。この顔ハメは当初「くまもん」で作ろうとしたのだが、熊本となんの関係もないため普通のクマにしたそう。天然系のエピソードである
迎えてくれたのは前述の山上さんに加え、工場長代理の早坂さんと工場管理統括の椎名さん。

われわれ2名に対してお3人とずいぶん大勢で案内してくださるのだなと恐縮していたが、これには訳があった。工場潜入後に明らかにしたい。
左から早坂さん、椎名さん、山上さん。ダンボール業界人のお3人! よろしくお願いします
左から早坂さん、椎名さん、山上さん。ダンボール業界人のお3人! よろしくお願いします

敷地、5万平米

さてこの工場、ダンボール工場としては国内でも1、2を争う規模なのだそうだ。

広さは5万平米強。5ヘクタールである。ヘクタールを超えてくると広さの素人としては感想が「わあ〜、広〜い」でしかなくなってしまって申し訳ない。

そんな広い工場で、「原紙2500mm」という、つまり2.5メートル幅というとんでもない大きさの紙をダンボールとして加工しているとのこと。

この原紙の大きさはなかなか他ではないらしく、サイズ感をいかした大型の注文も多くさばいているという。
かつてフジテレビ系の番組「トリビアの泉」からの依頼をうけ、巨大空気砲用のダンボールを製作したことも(写真は提供していただいた撮影現場のようす)
かつてフジテレビ系の番組「トリビアの泉」からの依頼をうけ、巨大空気砲用のダンボールを製作したことも(写真は提供していただいた撮影現場のようす)
1枚1枚のでかいダンボールをつなぎあわせて作られている
1枚1枚のでかいダンボールをつなぎあわせて作られている
空気砲に飽き足らず、以前はデモンストレーションとして車を梱包してはどうかと車メーカーへかけあったこともあったそうだ(残念ながらうまくまとまらなかったそうなのだが)。

と、ダンボール工場というとある規定のサイズの箱をじゃんじゃん作るイメージだったがこの工場では扱うすべての製品は注文商品。大きなものから小さなものまで必要に応じて手作業をはさみつつ、用途も箱だけではないいろいろな商品を作っているということだった。

聞けば最近では「ダクト」までもを不燃のダンボールで作って人気だそう。災害などで万が一落ちてきても危なくないと。なるほど。いやしかしダンボール、働いている。
工場に入るにあたりロゴ入り帽子を装着、このだらしない笑顔よ…
工場に入るにあたりロゴ入り帽子を装着、このだらしない笑顔よ…
そしてさあ、いよいよ工場だ。
そしてさあ、いよいよ工場だ。

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