ちしきの金曜日 2013年9月13日
 

コインランドリーってなんかすてきじゃない?

こういう、夜道に輝くコインランドリーって、なんかよくないですか?
こういう、夜道に輝くコインランドリーって、なんかよくないですか?
どれぐらいの方に「わかるー」って思ってもらえるか非常に不安なのだが、今回主張したいのは「コインランドリーってなんかよくない?」ってことです。
もっぱら工場とか団地とかジャンクションを愛でています。著書に「工場萌え」「団地の見究」「ジャンクション」など。
> 個人サイト 住宅都市整理公団

コインランドリーにある独特のあの魅力

ものすごくキュートなコインランドリー!
ものすごくキュートなコインランドリー!
たとえばほら、上のコインランドリーなどどうだろう。すてきだよねえ。なんだろうこのキュートさは。

まず装テンがいい。この色。左右のストライプも絶妙だし、字体もかわいい。特に「ド」。よく見るとガラスドアに書かれてる字もかわいい。

なにより「純粋コインランドリー」である点に惹かれる。純粋コインランドリーとは、銭湯などに併設されているのではない、独立独歩のもののことだ。今回20あまりのコインランドリーを見て回って、ぼくは独立しているもののほうにぐっとくるということがわかった。みなさんはどうだろう。どうだろうって問われても困ると思うが。
内部もたまらない!
内部もたまらない!
このコインランドリーがすばらしいのは、外見だけではない。中もすてきだ。

まず壁紙が良い。なんだろう、この田舎の雑貨屋さんとかにある感じのこの壁紙の良さは。木製の年季の入った棚もいい。

あと、個人的にすばらしいと思うのは(そもそもぜんぶ個人的ですが)、空間の形だ。外観の写真をあらためて見ていただくとわかるが、このコインランドリーは四つ辻の角にあって、となりの建物に対して斜めになっているのだ。その結果、ご覧の通りすてきな台形の空間となっている。奥のマシンの後ろに見えるデッドスペースとかたまらない。

コインランドリーは銭湯が育てたのか

銭湯併設型。この銭湯建築はかっこいいな!
銭湯併設型。この銭湯建築はかっこいいな!
銭湯併設型より純粋コインランドリーのほうがいいなあ、と思ったのはなぜだろう。たぶん「こんなところに?」「誰が利用してるんだろう?」っていう不思議な感じにぐっときたのだと思う。

銭湯併設にはそういう「謎感」があまりない。いやまあ、純粋系でもちゃんと利用している人がいるだろうし(しかしながら、今回利用している人に一人も会わなかった)、銭湯とセットだからって利用者が多いとも限らないだろうけど。でもほら、夜11時頃、古い住宅街の中で一軒だけ煌々と明るい小さな純粋コインランドリー、ってなんか不思議な感じがするじゃない?しない?わかるよね?伝わらないかなー、この感じ。
併設型だけど、わるくない。というか、とてもいい!
併設型だけど、わるくない。というか、とてもいい!
やや広め。中央に島のように置かれているマシン群がいい。あと奥の壁紙もいい!銭湯併設ということでタイル絵をイメージしたのか。どうなのか。
やや広め。中央に島のように置かれているマシン群がいい。あと奥の壁紙もいい!銭湯併設ということでタイル絵をイメージしたのか。どうなのか。
そうそう。今書いた「銭湯併設」と「住宅街の中にぽつんとある」の2点に関してちょっと調べたら興味深いことがわかりまして。

まず、銭湯併設の件。コインランドリーといえばその多くが銭湯併設のものをイメージすると思う(後述するように、最近はそうでもないらしいけど)。なんとなく「もとは全く別の業態だったが、銭湯で使う大量のお湯を利用すると効率が良いため、銭湯併設型が優勢となった」という経緯を想像していた。あとは「どうせ銭湯では着てるもの脱ぐので好都合」とか(でもよく考えてみたら隣のコインランドリーで脱いで銭湯に入る、ってことはしない)。
ところが Excite Bit コネタの「知られざる経営努力。銭湯のとなりにコインランドリーがある深い理由」によると、そもそも現在のコインランドリー業態を育てたのが銭湯だったのだそうだ。びっくり。

さすが Excite Bit 。ネットで調べ物をするとデイリーポータルZと Excite Bit がよくヒットするが、前者はまるで役に立たないが後者はとても勉強になる。

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