土曜ワイド工場 2013年9月21日
 

多摩川で川床を作る

DIYに風流を持ち込みます
DIYに風流を持ち込みます
京都、鴨川の川床に憧れている。
これぞ風流というべき遊びである。外で川を見ながらしゃれた料理とうまい酒を飲む。だがやっぱり高いらしい。
ならば自分で作ってしまえばいいんじゃないか、だったら京都まで行かなくても近所でいい。多摩川でいい。
1971年東京生まれ。ニフティ株式会社勤務。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。
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川床とは

京都の川床とはこのようなものである。
川沿いの店から川にむかって伸びているのが川床。広いベランダみたいなものだ。
川沿いの店から川にむかって伸びているのが川床。広いベランダみたいなものだ。
すのこを買ってきてそれに脚をつければ似たようなものができるのではないか。
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近所のホームセンターと100円ショップで材料は全て揃ってしまった。意外に川床への道は近かった。Do it your川床。

しかし当日は雨。延期しようかと思ったが今回は我々のほかに漫画家のカラスヤサトシさん+秋田書店「もっと」編集部も呼んでいるので決行することにした。濡れることよりも延期しての日程再調整の面倒さが勝った。

それにすのこなので増水して流されたとしてもイカダになるので安心である。
川床がイカダになって発進するなんてサンダーバードの基地みたいだし、ほんものより風流だ(サンダーバードにイカダは出てきません)。

川床はすぐできた

雨なので場所は橋の下である。河川事務所に撮影を申請した範囲(ちゃんと手続きしてるんです)で屋根があるのがここだけだったのだ。
風流が音を立てて崩れてゆく
風流が音を立てて崩れてゆく
橋の下の場末感は半端ではなかった。お前は橋の下で拾ったんだよという言葉の悪意をあらためて理解した。
しかし、川にむかって階段状になっているので柱が片方だけですむ。この多摩川の護岸の作りは将来川床を作ることを念頭においているに違いない。
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それでは川床の作り方である。
すのこの下に角材をおいて
すのこの下に角材をおいて
釘で固定
釘で固定
恐る恐る乗ると…
恐る恐る乗ると…
川床!
川床!
3ステップでできてしまった。

なぜこんなに慎重に乗っているかというと、100円ショップで買ってきたすのこに「人は乗らないでください」と書いてあったからである。庭で植木鉢を置いたりするすのこらしい。いわんや脚をつけて川床をや、である。

川床に乗るときにミシミシッと音がするのだが、うぐいす張りのようでまた風流だ。
釘がちゃんと刺さってなかったり
釘がちゃんと刺さってなかったり
なぜか柱が浮いていたりする
なぜか柱が浮いていたりする
このあとカラスヤさんをこの川床に乗せるのかと思うとドキドキした。きっとカラスヤさんも喜んでくれるだろう。
多少リスキーでも変わったものを誰でも喜ぶと思っているが、世間的にはそうでもないということは最近うすうす気づきはじめた。
秋田書店チームも加わり、計4つの川床が完成
秋田書店チームも加わり、計4つの川床が完成
川床の乗り方のコツもつかんだ
川床の乗り方のコツもつかんだ
なるべくコンクリの上に座るようにして、川床には脚だけを乗せると安心である。
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川床の前のほうに重心を置くと容易に川床が崩壊して滑り台のようになることが予想できた。

子どものころ見たドリフのコントでこういう階段があった。スイッチひとつで滑り台になるのだ。むかしものすごくあれに乗りたかったが、期せずして35年後、自分が作ることになった。因果応報である。

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