フェティッシュの火曜日 2013年10月1日
 

駅の間のどの街ともいえない感

御徒町の存在感とは

上野駅からアメ横を歩いていると、上野の気分のままいつの間にか御徒町駅に着くことが以前から気になっていた。
NHK「あまちゃん」の舞台にもなった、上野アメ横。
NHK「あまちゃん」の舞台にもなった、上野アメ横。
ずーっと「上野アメ横」の気分で歩いていると、
ずーっと「上野アメ横」の気分で歩いていると、
突然、御徒町駅についてしまう
突然、御徒町駅についてしまう
御徒町に入ったなと思う暇もなく、いつのまにか御徒町なのだ。同様のことは秋葉原から御徒町方面に歩くときにも言えると思う。
アニメ、ゲームの看板で秋葉原駅周辺は秋葉原と分かりやすいが、
アニメ、ゲームの看板で秋葉原駅周辺は秋葉原と分かりやすいが、
途中からだんだん分からなくなる
途中からだんだん分からなくなる
気がついたときにはすでに上野だ。御徒町はどこだったのか?
気がついたときにはすでに上野だ。御徒町はどこだったのか?
「ここは御徒町だなー」と感じる場所がないのだ。

みんなはどう思うんだろう。「どこまでこの街?」から、上野ー御徒町ー秋葉原の範囲を重ねて見てみよう。
青が御徒町。赤は上野と秋葉原。
ぱっと見て、大きな上野と秋葉原にはさまれて、御徒町の勢力がそもそも小さいのが分かる。

まずは御徒町と秋葉原の関係を見てみよう。
御徒町ー秋葉原の間
秋葉原は末広町駅、蔵前橋通りまでと思う人が多い。

そしてすぐ北の御徒町との間には空白がある。上の写真で「だんだん分からなくなる」と書いたマクドナルドのあたりだ。

ここはほんとに「どの街ともいえないなー」と思う。近くに末広町駅はあるんだけど、末広町っていう町の広がりがあるというより、駅だけがあると感じる。
御徒町ー上野の間
こんどは御徒町と上野の間だ。

アメ横は真ん中を上下に走る線路沿い。上野が画面下の御徒町駅ぎりぎりまで攻めて来ているのが分かる。途中からは紫色になっていて、上野とも御徒町とも感じる人がいるようだ。

じゃあ、御徒町っていったいどこだろう?ぼくの思う御徒町は、ここだ。
どーんと紫色
どーんと紫色
紫色の多慶屋は、御徒町にあるディスカウントショップの老舗。このビルを首都高の下から見たときに、ああ御徒町…!と感じるのだ。

で、真相を知ってる人はさっきからやきもきしてるかもしれない。つまり、御徒町っていうのはもともと山手線の外側の町なのだ。
昭和初期の地図より。青線が御徒町。
昭和初期の地図より。青線が御徒町。
そのあたりは今では東上野といった町名になってしまい、御徒町の名前は駅だけに残っている。だから秋葉原から中央通りを北上して御徒町を感じないのも、ある意味まあ当たり前なのだ。

偉そうに言うことでもないけど。

どの街とも思えない場所はある

この3つはもう、街のスキマの法則ということにしてしまおうと思う。

1. どちらとも言えない場所では、向いている方向によって感じ方が違う。
2. 遠くに何が見えているかが、どこにいると思うかに影響する。
3. そもそも知らない場所は、どの街とも思えない。

どこまでこの街?」では、あなたの街の投稿を待ってます。

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