はっけんの水曜日 2013年10月9日
 

めざせ下山家! 下山靴で富士下山

富士の裾野をたんのうします。
富士の裾野をたんのうします。
秋の行楽として幅広い層の人々に楽しまれている登山。ブログなどを拝読していても、登山行程や登頂の瞬間に比べ、下山の注目度は薄い。まったくもって無理もないが。
そんな下山にもっと光をあてたい、フィーチャーしたい。
1975年神奈川県生まれ。普段は会社勤めをして生計をたてている。 有毒生物や街歩きが好き。つまり商店街とかが有毒生物で埋め尽くされれば一番ユートピア度が高いのではないだろうか。 最近バレンチノ収集を始めました。
> 個人サイト バレンチノ・エスノグラフィー

下山だけしたい

「もうね、あれなんですよ。いきなり富士山の頂上にいるわけですよ」
「でね、その事には一切触れずにひたすら下山の行程をですね…」
ノリノリで企画の概要を説明していた筆者に編集部からアイスピックでぶっさり刺すような指摘が入った。

「それ頂上へはどうやって行くんですか?」
「いや、そりゃ登るんですけど…」

「登るんですか?登らずに降りてこそ下山家じゃないんですか」
「いや…そりゃそうですけどそんなことが…」

可能だった。富士山の5合目から。
バスで5合目まで行って下るだけ。これだ。下山家の第一歩だ。
こんな中腹まで行ってくれるんですよもう。 あえて車道を選択。
こんな中腹まで行ってくれるんですよもう。

あえて車道を選択。

一口に5合目と言っても、山梨県側からのアプローチとなるスバルライン、静岡県側からとなる富士宮口、須走口、御殿場口(新5合目)など、様々な5合目がある。

ネットで調べてみると、さすがは我が国の象徴、世界からみたら世界遺産。1〜5合目も良質のハイキングコースとしてトレッキングを楽しんでいる方々が結構いる。
御殿場駅。我が山は世界遺産なりき。
御殿場駅。我が山は世界遺産なりき。
その中でもあまり話題になっていないコースをあえて行こうと設定したスタート地点は御殿場口。もっとも標高が低い5合目である。
)駅前にスタルクみたいなのがあった。
駅前にスタルクみたいなのがあった。
ここから御殿場駅まで下山する。駅で聞いたら「え、新5合目からここまでですか?バス通りなんでまあ車道ですよ」との事。のぞむところだ。車道で下山。距離にすると約16〜7km 時間にして約4時間程だという。
「車に気を付けてくださいね」と言われた。山に行く趣ゼロ。 まず御殿場が楽しい。
前日の午後、御殿場入りし、アタックに向けて作戦を練る。
まあ、近隣をぶらぶらしただけだったのだが、観光協会の事務所で「感動証明書」がもらえる事や、御殿場市役所がやたらかっこいいということがわかった。
駅前の観光協会でもらえます(無料)おそらくこの記事で一番役に立つ情報です。
駅前の観光協会でもらえます(無料)おそらくこの記事で一番役に立つ情報です。
全然ファッションじゃない。
全然ファッションじゃない。
今にも成層圏へむかって飛び立ちそうだ。
今にも成層圏へむかって飛び立ちそうだ。
翌朝、8時55分発のバスに揺られて新5合目へ。
乗り遅れると11時過ぎまで次のバスが出ない。
乗り遅れると11時過ぎまで次のバスが出ない。
なんか山というか坂道だなと思いながら車窓を流れる景色を眺めていたらある高さから突然、道の両脇を林が覆い尽くす。
普通に緩斜面の住宅地
普通に緩斜面の住宅地
がらりと林。自衛隊の演習所なんかもありますね。 低い5合目からスタート!
がらりと林。自衛隊の演習所なんかもありますね。

低い5合目からスタート!

木々の間に見える黒い砂礫の地表がああ、富士山の登山口にやってきたのだと気が引き締まる。
まあ、ここから下りる、つまり引き返すんですが。30分程バスに揺られ、新5合目に到着。
いわゆる5合目と違ってこじんまりとして閑散としている。
いわゆる5合目と違ってこじんまりとして閑散としている。
日本初スキーの地。エゴン・フォン・クラッセルがスキーを「した」別にスキーの普及に努めたりしたわけではなく、滑っただけのようだ。
日本初スキーの地。エゴン・フォン・クラッセルがスキーを「した」別にスキーの普及に努めたりしたわけではなく、滑っただけのようだ。
標高は1440m。他の5号目たち(約2000~2400m)よりぶっちぎりで低い。つまりここから登るのはきつい。私は下りる。これが私の人生だ。
余裕しゃくしゃくでしたね。この時点では。
余裕しゃくしゃくでしたね。この時点では。
早速、下山を開始する。
この靴に履き替えて!
この靴に履き替えて!

 ▽デイリーポータルZトップへ つぎへ>

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
↓↓↓ここからまたトップページです↓↓↓