フェティッシュの火曜日 2013年10月15日
 

磯ダコ捕りツアー in 粟島

タコを捕る海岸に到着

与平のご主人がタコ捕りの場所に選んだのは、砂浜にゴロゴロと岩が転がっている浅瀬だった。水深は30センチもなく、水が透き通っているので底が丸見えだ。

これなら子供でも安全に遊べそうだが、とてもタコが捕れるような場所には思えない。どうした、与平。

ところでタコ捕りに夢中になっていて気が回らなかったのだが、あとで写真を見返したら、ものすごく景色がよかったので、写真大き目で掲載します。
レッツゴー、タコ捕り。
レッツゴー、タコ捕り。
びっくりするくらいの浅瀬でスタート。本当にここでタコが捕れるのかちょっと不安。
びっくりするくらいの浅瀬でスタート。本当にここでタコが捕れるのかちょっと不安。
今この瞬間、この小さな島で100人近い人がタコを捕っています。
今この瞬間、この小さな島で100人近い人がタコを捕っています。
水の透明度が素晴らしい。秋のタコ捕りもいいけど、夏のシュノーケルもいいだろうな。
水の透明度が素晴らしい。秋のタコ捕りもいいけど、夏のシュノーケルもいいだろうな。
夢中になってタコを探しはじめて数分、早くも参加者の一人がタコを捕獲成功。そして次々にあちこちから湧き上がる歓声。

すごい、本当にこの浅瀬にタコがいる。観光地のニジマス掴み取り会場みたいな穏やかさだが、ここに野生のタコがいるのだ。
小型ながらもファーストタコをゲットしたのは女性の参加者。
小型ながらもファーストタコをゲットしたのは女性の参加者。
こちらでは良型のタコが上がっていた。
こちらでは良型のタコが上がっていた。
そしてチャンプも楽々とタコをゲット。
そしてチャンプも楽々とタコをゲット。

タコを目視で発見!

この海には確実にタコはいるようだが、なかなか自分の竿にヒットしてくれないので、インストラクターである与平のご主人にアドバイスを求めたところ、岩陰に竿先を突っ込むのではなく、そこから少し離れた場所で誘うのがポイントなのだそうだ。

タコは目がいいので、エサを見つければすぐ飛びついてくるらしく、岩の奥だとタコが食いついてきても、張り付いてしまって抜きあげるのが難しくなるのだという。
このようにタコがいそうな場所をあえて少し外して誘うのがコツだそうです。
このようにタコがいそうな場所をあえて少し外して誘うのがコツだそうです。
ご主人に言われた通り、岩場を少し外して竿先でトレースしながらタコを求めて歩いていると、エサでおびき出す前に、海底にいるタコが見えてしまった。

これは「見えダコ」と呼ばれるタイプの不用心なタコで、慌ててエサを近づけると、すぐに抱き着いてきて竿先がズシンと重くなった。

この竿先から伝わってくる重量感こそが、磯ダコ捕り最大の魅力なのだろう。本当は見えないところからタコが急にガバっと抱き着いてくるので、もっと驚けるはずだ。
透明度が高すぎて、海底にいるタコが見えた。
透明度が高すぎて、海底にいるタコが見えた。
これは翌日に撮った水中の様子。タコ、かっこいい
これは翌日に撮った水中の様子。タコ、かっこいい
しっかりとタコが抱き着きついたことを、目と竿の感覚で確認して、カギを持ったご主人を呼ぶ。

私の竿先に抱き着いているタコを目がけてカギが突っ込まれて、そして一気に引き抜かれた。
タコを目がけてカギが突っ込まれた。
タコを目がけてカギが突っ込まれた。
ナイスタコ!
ナイスタコ!
ご主人から手渡されたのは、頭の大きさがミカンくらいの小さなタコだったが、嬉しい粟島での初タコである。

手にした瞬間、「うひょう!」という浮かれた言葉が口からこぼれた。

なんともいえない達成感。このままタコの足先をガブリといきたいところだが、食べてしまうと検量のときに損をするので、そのままネットにイン。
粟島のタコ、なんだか足が長くてスタイルがいい気がする。
粟島のタコ、なんだか足が長くてスタイルがいい気がする。
この記念すべき一杯目を無事に捕まえた数分後、二杯目もまさかの「見えダコ」だった。

偏光グラスという水面がキラキラしない卑怯なメガネを掛けているからか、こういう浅場だとタコがエサを見つける前に、私がタコを見つけてしまうようだ。
2杯目も見えダコ!
2杯目も見えダコ!
近くにいたチャンプにキャッチしてもらった。
近くにいたチャンプにキャッチしてもらった。
タコって本当にいいよね。
タコって本当にいいよね。

本来の段取りでタコをキャッチ!

3杯目こそは「見えタコ」ではなく、急に襲い掛かってきてほしいなと思いながら探り歩いていると、岩陰からフワッと黒い影が竿先のカニを覆い、竿先が一気に重くなった。

その一連の流れをこの目で見ることができたのだから、これは興奮して当然だろう。タコを目で見つけるのとはまた違った感動が全身を貫く。

これだ、この突然やってくるタコの衝撃こそが、磯ダコ捕りの醍醐味だ。
ものすごくわかりにくい写真ですが、白い砂地で誘っていたら、岩陰からタコが襲い掛かってくるのが丸見えだったんですよ。
ものすごくわかりにくい写真ですが、白い砂地で誘っていたら、岩陰からタコが襲い掛かってくるのが丸見えだったんですよ。
突然やってきたタコに喜びすぎて、思わず手にしていた竿を折ってしまった。

ド素人っぽい失敗をやらかしてしまったが、そのくらい嬉しかったのだと思う。
ごめんなさい。スペアの竿をお借りしました。
ごめんなさい。スペアの竿をお借りしました。
すごく景色がいいのだけれど、みんな下しか見ていない。
すごく景色がいいのだけれど、みんな下しか見ていない。
どんどんと歩いて足で稼ぐのがチャンプのスタイルらしい。
どんどんと歩いて足で稼ぐのがチャンプのスタイルらしい。

素晴らしすぎるロケーションでタコを探す

磯ダコ捕りは同じ場所で粘っても仕方がないので、少しずつみんなで移動をしながらタコを追い求める。

渓流釣りとかと違って、人が一度攻めたポイントでも、そこからタコが出てくることが結構あるので、なかなか油断ができない。

タコ捕り大会は2時間で、やる前はちょっと物足りないかなと思ったが、このくらいが集中力の持つちょうどいい長さのようだ。
私は2泊して月曜日に自転車で粟島を一周したのだが、島の海岸のほとんどが、こんな感じのタコ捕りに適した場所だった。
私は2泊して月曜日に自転車で粟島を一周したのだが、島の海岸のほとんどが、こんな感じのタコ捕りに適した場所だった。
海の向こうに見えるのは本州の山々。
海の向こうに見えるのは本州の山々。
タコがたっぷりと入ったネットをぶら下げたリピーターの女性。
タコがたっぷりと入ったネットをぶら下げたリピーターの女性。
この海岸が家の近所に欲しい。
この海岸が家の近所に欲しい。
初挑戦のチャンプの同僚も見事タコをゲット。
初挑戦のチャンプの同僚も見事タコをゲット。
見かけ以上にワイルド系の人だった。
見かけ以上にワイルド系の人だった。
この日は去年を上回る7杯をとったチャンプ。しかし今年はサイズに不満があるらしい。
この日は去年を上回る7杯をとったチャンプ。しかし今年はサイズに不満があるらしい。
岩から少し離れたところを狙わないといけないのだが、ついついガシガシと突っ込んでしまう。
岩から少し離れたところを狙わないといけないのだが、ついついガシガシと突っ込んでしまう。
その結果、カニがボロボロになってしまう。上手な人のカニは1日やっても傷がつかないそうだ。
その結果、カニがボロボロになってしまう。上手な人のカニは1日やっても傷がつかないそうだ。
仕方がないので、その場でカニを捕まえて、落ちてた紐で縛り付けるDIY作戦。
仕方がないので、その場でカニを捕まえて、落ちてた紐で縛り付けるDIY作戦。
しかしすぐに外れてしまった。カニを縛るのにもコツがいるらしい。来年は予備のカニとタコ糸を持参しようかな。
しかしすぐに外れてしまった。カニを縛るのにもコツがいるらしい。来年は予備のカニとタコ糸を持参しようかな。

結局3杯でした

なんだかんだで後半失速してしまい、結局3杯しか捕まえることができなかったのだが、磯ダコ捕りのコツはなんとなく掴めたような気がするので、もし来年も参加することができたのなら、今度こそは優勝争いに絡めそうな気がする。

ちなみに与平のお客さんは、ご夫婦による全力サポートのおかげで、全員がタコを捕ることに成功したようだ。
小型のタコが3杯。大会は天候の安定している9月に行われるけれど、タコはこれから冬にかけてサイズがどんどん大きくなるらしい。
小型のタコが3杯。大会は天候の安定している9月に行われるけれど、タコはこれから冬にかけてサイズがどんどん大きくなるらしい。
ナイスタコ!
ナイスタコ!
厳正なる検量の結果、266グラムでした。
厳正なる検量の結果、266グラムでした。
優勝を狙えるような結果とはならなかったが、とりあえず無事にタコ捕り大会を終えた後は、港にある温泉にゆっくりと入って、港でちょこっと釣りをして(ものすごく簡単に釣れる)、宿に帰って島で捕れた魚たっぷりの食事をいただいた。スズキの煮付が絶品だった。

そして食後にそのまま食堂でダラダラとしていたら、ご主人やその友人との宴会となり、明日の朝5時半から、またタコ捕りにいこうという話になった。タコは早朝や夕方のほうがよく捕れるらしい。

まさに朝飯前であるが、こちらとしてははるばる粟島までタコを捕りにやってきたので、その申し出は大歓迎だ。起きられたらだけど。
粟島の水を使って仕込んだ日本酒が、なんだかスイスイ飲めるんですよ。
粟島の水を使って仕込んだ日本酒が、なんだかスイスイ飲めるんですよ。

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