フェティッシュの火曜日 2013年10月15日
 

鎧を着た外来魚「プレコ」を食べる

おいしいかな?
おいしいかな?
「プレコ」と呼ばれる魚たちを御存知だろうか。南米を原産地とし、その特徴的な外見から観賞魚として世界中で親しまれているナマズの一群である。さらに、聞くところによると原産地のアマゾン川流域では食用にもなっているらしい。
そのプレコが近年、なぜか沖縄の川で繁殖してしまっているのである。そうか、ならば捕って食べてみよう。
1985年生まれ。生物を五感で楽しむことが生きがい。好きな芸能人は城島茂。

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プレコって?

プレコとは鎧のような鱗と立派なヒレ、それから大きな頭を持ったナマズ目ロリカリア科に属す素敵な魚の総称である。詳しく説明するとややこしいので、とりあえず写真を見ていただきたい。だいたい総じてこんな姿をした魚たちだ。
流れの速い川底に張り付くのに適した流線形のボディ
流れの速い川底に張り付くのに適した流線形のボディ
飛行機を思わせるような発達したヒレ
飛行機を思わせるような発達したヒレ
魚類は外見のバリエーションが非常に豊かな生き物だが、その中においてもかなりユニークな形をしている。確かにファンタジーかSFの世界の生物っぽくてかっこよく、同時にマスコット的な愛らしさもある。これなら愛好家がいるのも頷ける。
特に幼魚の頃はかわいいんだ。これが罠。
特に幼魚の頃はかわいいんだ。これが罠。
よく見ると顔もかわいい
よく見ると顔もかわいい
模様がおしゃれな種類も多い
模様がおしゃれな種類も多い
数あるプレコの中には1尾数万円もする種類もいるが、一方ではワンコインで手に入るほど安価なものもあり、ペットショップや観賞魚店ではまだ小さな幼魚がよく販売されている。マニアのみならず熱帯魚飼育初心者がその可愛らしさに中てられ、衝動的に購入してしまうこともしばしばだそうだ。

沖縄にいるのは野良プレコ

ではなぜ沖縄に南米原産のこの魚がいるのか?
ワンコインで買ったプレコが「思ってたより大きくなっちゃったから☆」といった残念な理由で捨てられてしまったのだ。同じ顛末は日本各地で起きていると思われるが、温暖な気候が原産地に似ている沖縄では例外的に定着してしまったというわけである。

沖縄本島中部の川へ
沖縄本島中部の川へ
プレコは沖縄本島の中南部を流れる川なら、たいていその姿を見ることができる。今回は比較的水が綺麗で、かつ特に大きなプレコが多いと聞いていた川へと出向いた。
本来なら沖縄にはいないはずのコイ
本来なら沖縄にはいないはずのコイ

川面を見渡すとコイやティラピアという魚の姿があちらこちらに見える。残念なことにこれらも元々沖縄にいた魚ではない。観賞用、あるいは食用に本土や海外から持ち込まれ、野生化したものだ。
アフリカ原産のティラピアという魚
アフリカ原産のティラピアという魚
大変なことになっているなあと思いながら岸際に目をやると、何やら黒い影が点々としている。
あー、いますね。
あー、いますね。
プレコです。間違いない。
プレコです。間違いない。
大きなヒレ、飛行機のようなシルエット。紛れもなくプレコだ。案の定あっさり見つかった。

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