はっけんの水曜日 2013年10月30日
 

お札が好きすぎて「架空紙幣」を作った人

巷にあふれる似せ札はどうか?

ところで、ぼくは以前よりお土産物屋や雑貨店などでよく売っている、お札っぽい物を「似せ札」と呼んで少しづつ集めていた。

せっかくなのでこの機会にoloさんに見ていただくことにした。
全部「似せ札」です
全部「似せ札」です
ーーぼくもお札に関しては以前より興味があって、ただ自分で作るというよりも、コレクションするという方向に行きがちなんですよ、で、こういうお札っぽい物、似せ金って勝手に呼んでるんですけど、集めてるんです

「あぁ、なるほど」

ーーこれ、ダイソーで売ってた子供銀行券なんですけど、oloさんから見てどうですか?
なぜか2種類の大きさがあるお金持ちセット
なぜか2種類の大きさがあるお金持ちセット
「これ「国立印刷局製造」ってそのまま使っちゃってますね、国立印刷局製造を名乗っちゃだめですよね」
あちゃー、見つかっちゃったか!
あちゃー、見つかっちゃったか!
ーーやはりそういうところ、気になりますか。
「そうですねぇ、あとこの「総裁之印」ってやつ、流通印って言うんですけど、そのまま使っちゃってますね」」
ハンコもそのまま使ってる
ハンコもそのまま使ってる
ーーたしかにこれはデザインとしては「日本銀行券」となってるところを「子供銀行券」に変えただけですね。
「まあ、大きさも紙質も全く違いますし、子供のおもちゃなので問題になることはないと思うんですが、やり方としては架空紙幣よりもよっぽど悪質ですね」

子供のおもちゃといえども手厳しい。

ーーこれなんかどうですか? ユーロ紙幣とドル紙幣を模した紙ナプキンなんですけど。
お札風紙ナプキン
お札風紙ナプキン
「これも、どうなのかはわかりませんが、もし財務長官のサインそのまま流用してるとしたら、マズいですね」
アメリカ財務長官のサイン、日本のお札の「総裁之印」のようなもの
アメリカ財務長官のサイン、日本のお札の「総裁之印」のようなもの
いずれにしろ、似せて作るのであれば、そのまま流用するのではなく、ちゃんと作り変えたほうが良いということだ。

ただ、万札の裏がトランプになっているという「札束トランプ」は評価が違った。
ハイパーインフレトランプ
ハイパーインフレトランプ
「この「総裁之印」をいちいち「総裁偽印」と篆書っぽく改変してあって、よく出来てますね、記番号もNISE4649になってますし」
確かに偽という字に改変してある
確かに偽という字に改変してある
札束トランプ、子供銀行券よりも流通印の改変や記番号のダジャレ等、一手間かかってる感じは好感持てる。一手間とか、食べログの寸評みたいになってしまった。

紙幣に貴賎はない

最後に、日本の紙幣と外国の紙幣と、好きなのはどちらが好きですか? と聞いてみたところ、少し悩んで「……どちらも好きですね」という答えを頂いた。

紙幣に貴賎はない、とのことらしい。円もドルもユーロも元もウォンも……どんな紙幣も素晴らしくカッコイイ。紙幣博愛主義である。

みんな使ったこともないのに、不当に「使いにくい」とのレッテルを貼られてしまい、活躍の機会が失われている二千円札に関しても「あれはおかしいですよね」という意見で一致した。

我が意を得たりの心持ちであった。
個人的にデザインが好きな紙幣をあえて一つあげるとしたら……古いブルガリア紙幣らしい
個人的にデザインが好きな紙幣をあえて一つあげるとしたら……古いブルガリア紙幣らしい

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