はっけんの水曜日 2013年11月6日
 

ソフト安全靴を作る

硬くない、ソフト安全靴の数々。
硬くない、ソフト安全靴の数々。
ちょっとした都合で、今月のうちに都内で引越をすることになった。
もちろん荷物は引越業者さんにお願いするのだが、貴重品など、できればお任せせずに自分で運びたい荷物もある。
だが、以前の引越で自分で荷物を運んだ時、重量のある荷物のカドを自分の爪先に突き刺すように落としてしまい、結構痛い思いをした。あのダメージはもう勘弁だ。
足をガードせねばならない。ならば安全靴だ。
1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。

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安全靴にはイヤな記憶が

高校時代に自動車の整備工場でバイトをしたことがあった。で、そこでは爪先を鉄板など硬い板でカバーした、いわゆる安全靴というものを必ず履かねばならなかった。
安全靴。赤く塗った辺りに鉄板が入っている。
安全靴。赤く塗った辺りに鉄板が入っている。
それさえ履いていれば足の上に鉄骨が落ちてこようが怪我をしないで済むという素晴らしい靴である。
ただ、僕に支給された靴は微妙にサイズが合わなかったのか、鉄板と靴の境目の部分が歩くたびに擦れて、半年ぐらい続く壮絶な靴擦れを足の甲という普通ありえない部分に作ってしまった。

とはいえ足の上に重い荷物を落としたら、靴擦れどころの騒ぎじゃない大怪我を負う可能性だってあるじゃないか。
安全靴、やっぱり履くべきか。
仕事用靴なのに紳士カジュアル。
仕事用靴なのに紳士カジュアル。
「鉄芯」の芯を平仮名で書くとラーメン屋っぽい。福しんか。
「鉄芯」の芯を平仮名で書くとラーメン屋っぽい。福しんか。
単に「なんでもいいから安全靴ください」ぐらいの気軽さでホームセンターの安全靴売場に来てみたが、あまりのバラエティにドキドキした。こんなにあるのか安全靴。
カジュアルな安全靴や、軽くてはきやすいプロのワーカーのセーフティな靴とか。
フライングVはギター、ハイパーVは靴。
フライングVはギター、ハイパーVは靴。
かかとが踏めて、しかも安全。そんな需要もある。
かかとが踏めて、しかも安全。そんな需要もある。
最近の安全靴が安全かつバラエティに富んでいるのは理解できたが、実際に試履させてもらうと、いきなりもう、うっすら足の甲が痛い。どんなに進化した安全靴でも靴擦れができそうな気がする。
実際に履きこんでみればまず問題無いのだろうが、それでも過去の靴擦れの記憶が購入に二の足を踏ませるのだ。靴だけに。(すごく言ってみたかった)

自分で痛くないのを作ろう

安全靴における今回の問題点は「靴の中に硬い板が入っており、その板の端の部分が足に当たるのが痛い」だ。
ならば話は簡単だ。硬くない安全靴、つまりソフト安全靴の開発で解決ではないか。
今こそ安全靴業界の古きパラダイムよ、変われ。
プチプチ長者。日本の貨幣単位がプチプチになればいいのに。
プチプチ長者。日本の貨幣単位がプチプチになればいいのに。
最初に書いた通り、現在、我が家は引越準備の真っ最中。ソフトに衝撃を吸収するための梱包材にはまったく事欠かない。
とりあえずキングオブ梱包材、プチプチのシートが4抱えほどある。これさえ靴に貼っておけば、足に荷物を落とした時の衝撃はおむね吸収してくれるはずだ。
プチプチを帯状に裂いて、
プチプチを帯状に裂いて、
テープでつなぎ止めてロングプチプチ帯を作成。
テープでつなぎ止めてロングプチプチ帯を作成。
ただひたすらに巻く。
ただひたすらに巻く。
あとは、普段から履き慣れた靴の爪先部分にグルグルとプチプチを巻き付けていくだけのシンプル工作プラン。

作業中、靴にグルグル巻くのがあまりにシンプルというかプリミティブすぎて、工作というよりもむしろお婆ちゃんの知恵袋とかおまじないに近いような感じに思えてきた。「乗り物酔いを防ぐにはヘソに梅干しを貼ればいいよ」みたいな。
「靴にプチプチを巻くと荷物を落としても足が痛くならない」という斬新なおまじない、果たして効くのか。 

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