フェティッシュの火曜日 2013年11月12日
 

タマゴから生まれるおいしいキノコ、タマゴタケ

タマゴから生まれてきたようなキノコ、それがタマゴタケ。
タマゴから生まれてきたようなキノコ、それがタマゴタケ。
数あるキノコの中でも、私が以前から憧れているキノコがタマゴタケである。他のどのキノコとも似ていない、独特の派手なカラーリングと愛くるしいフォルムから、愛好家も多いキノコだ。

何度かタマゴタケを求めてキノコ狩りにいったのだが、未だに見つけたことがなく、私の中では幻のキノコとなっていたところに、友人のお母さんが住む場所にニョキニョキ生えているという情報を得た。
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。

前の記事:「磯ダコ捕りツアー in 粟島」
> 個人サイト 私的標本 趣味の製麺

タマゴタケを採りにやってきた

タマゴタケがたくさん採れるという話を聞いてやってきたのは、某県某市の山の中。そこそこ標高が高く、舗装された道路はあるけれど、カーナビには表示されないような場所。

ちなみに「タマゴダケ」ではなく、「タマゴタケ」と濁らないのが正解。この名前が後日私を悩ませることになるのだが。
詳しい場所は書きませんが、ここです!
詳しい場所は書きませんが、ここです!
この土地に友人のお母さんが山小屋を建てて住んでおり、毎日のように犬の散歩をしながら、カジュアルにタマゴタケを採っているらしい。

もちろんタマゴタケは天然物なので、行けば必ず採れるという保証はないが、今年は当たり年らしいので、かなり期待はできるそうだ。
いざ、タマゴタケを求めて。
いざ、タマゴタケを求めて。

道端に生えているオレンジ色のキノコ、それがタマゴタケ

犬の散歩道という話は聞いていたのだが、それなりに山を登らなければいけないものだろうと一応登山靴を履いてきたのだが、同行者達は軽井沢のアウトレットショップに行くような軽装である。

なんでもタマゴタケは草木が茂る山の中に生えているのではなく、この道路沿いにヒョッコリと生えているものらしい。
とりあえずクワガタのメスを発見。これは八月の話です。
とりあえずクワガタのメスを発見。これは八月の話です。
ゴマダラカミキリの力強さが懐かしい。
ゴマダラカミキリの力強さが懐かしい。
真面目にタマゴタケを探しながら歩いているつもりなのだが、いつの間にかいたるところに仕掛けられた昆虫トラップにいちいち引っかかって、一人だけ遅れてしまいがち。

そして探し始めてほんの数分後、先をいっていたお母さん(と呼ばせてください)から、「あったよー!」という声が掛かった。早い。
本当に道端だ。
本当に道端だ。
急いで駆け付けると、そこには追い求めていたタマゴタケ様の幼菌が、とても上品に鎮座していた。

アップルマンゴーのような濃いオレンジのつるんとした傘、まだら模様の黄色い柄、そしてタマゴの殻のような白いツボ、これぞ憧れのタマゴタケである。
ものすごく作り物っぽい。
ものすごく作り物っぽい。
絵に描いたようとは、まさにこういう状態をいうのだろう。

まだ傘が開く前の、この幼菌の状態を見てみたかったのだ。

いきなりパーフェクトなタマゴタケの登場である。
横からのアングル。なんかグッとしている。
横からのアングル。なんかグッとしている。

こう見えて食べられるキノコなのだ

初めて目にする、土に生えた状態のタマゴタケをじっくりと観察する(他の人が採ってきたのを見たことはある)。見れば見るほどファンタジーの世界だ。

キノコはどれも独創的な形をしているが、その中でもこのタマゴタケのオリジナリティはトップクラスだろう。どう見ても人工物。

そして重要なポイントは、こう見えて食べられるキノコであるということなのだ。予備知識がなかったら、どう見ても毒キノコにしか見えないのだが。
ぬいぐるみと並べると、より作り物っぽさが増す。目と鼻を描いたらサンリオやタカラトミーのキャラクターとしていけそうだ。
ぬいぐるみと並べると、より作り物っぽさが増す。目と鼻を描いたらサンリオやタカラトミーのキャラクターとしていけそうだ。
丁寧に根元を掘って土から取り出すと、さらにオモチャっぽくなった。

タマゴタケというだけあって、ツボ部分のタマゴっぽさがすごい。

一般に売られている食用キノコとは、色も形もまるっきり似ていないので、味がまったく想像できない。
バネ仕掛けで飛び出てきたようなフォルム。
バネ仕掛けで飛び出てきたようなフォルム。

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