フェティッシュの火曜日 2013年11月12日
 

まだ建つのか!今度はヒノキのスカイツリーが建った

日本全国のスカイツリーを紹介していますが、今度は伊豆にヒノキ製が建ちました
日本全国のスカイツリーを紹介していますが、今度は伊豆にヒノキ製が建ちました
日本全国スカイツリーを建てちゃう人がいる。そんな人をこのサイトでは追っていた。

参考 『祝東京スカイツリー一周年!全国にあるスカイツリー』

東京スカイツリーが完成してもう1年半だ。建った建たないさわぎはもういいだろう。

しかしまた建った。まだ建つのかスカイツリー。今度は伊豆でヒノキ製のスカイツリーが建ったのだ。
1980年生。明日のアーというコントのユニットをはじめました。動画コーナープープーテレビも担当。記事はまじめに書いてます

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人気記事:「リカちゃん人形をダンボールで作ると泣けます」

> 個人サイト Twitter(@ohkitashigeto) 明日のアー

伊豆南部河津にあるログハウス会社の土屋宗一郎さん。最新作はこれらのミニチュアスカイツリー。こんなにあるのか
伊豆南部河津にあるログハウス会社の土屋宗一郎さん。最新作はこれらのミニチュアスカイツリー。こんなにあるのか

ログハウス会社のお父さんが建てたスカイツリー

伊豆半島にある河津町の天城カントリー工房社長の土屋宗一郎さん。ログハウスを作ったり内装を手がける会社だ。

竹やアルミのスカイツリーを取材してきたサイトですと電話で説明すると「竹はどんなだった? 高さはいくらだ」と声をひそめてきいてきた。

私たちにはわからない対抗意識が建てちゃった人の間に存在するのだろう。
「作業上の奥にあるら〜」 変わったものがあるな……
「作業上の奥にあるら〜」 変わったものがあるな……
あった。高さ7.9m。80分の1のヒノキ製スカイツリーだ。
あった。高さ7.9m。80分の1のヒノキ製スカイツリーだ。

なぜかお父さんが感動している

やっぱり建ってたスカイツリー。自作といえども実際に目にするとすべて立派であり壮観である。特に今回は無機質なデザインを木で再現してるのが美しい。

「おんなじだよ。本物と同じだよ。ないら、こんなの。すげ〜よ。きれいら〜?

横も全部一本一本、すべてマルだよ、丸棒だよ。だんだん上へと細くなってくんだよ。すげ〜だろ〜。おんなじだもん。全部全部」

しまった。興奮をすべてうばわれてしまった。建てたのはこのお父さんであるはずなのに、お父さんはものすごく感動している。建てて2ヶ月近く経つはずなのだが。
「そこから屋根に登ったらいいじゃん」こっちはねんざしてると言ってるのに、扱いが手荒い。職人さんの棟梁なのだ。
「そこから屋根に登ったらいいじゃん」こっちはねんざしてると言ってるのに、扱いが手荒い。職人さんの棟梁なのだ。
「祝 富士山世界遺産登録」裏には「祝 2020東京オリンピック開催決定」とある。地方のアクの強いおっちゃんをよく取材するのだが、東京オリンピックを祝っている確率が高い。
「祝 富士山世界遺産登録」裏には「祝 2020東京オリンピック開催決定」とある。地方のアクの強いおっちゃんをよく取材するのだが、東京オリンピックを祝っている確率が高い。
上にいくにしたがって丸棒が細くなっていったり三角刑の角度が変わっていくのも再現している
上にいくにしたがって丸棒が細くなっていったり三角刑の角度が変わっていくのも再現している

80分の1の理由は木材の規格から

大きさは7.9mで80分の1スケール。材木の規格が4mなので心柱をめいっぱいの長さにするとそのスケールになるらしい。土屋さんは2ヶ月近くかけてこれをたった一人で作ったのだという。

「あっちは心柱あったか? 竹の方は」と気にしているのは所沢で地元の人たちが建てた竹製スカイツリーのこと。あれから自分でも記事を読んだそうだ。

[参考]所沢にもスカイツリーが建った

「……竹で作ったのには感心した、竹じゃできねえ」とお父さんは自信なさげにぽそっともらす。この建てちゃった者同士のリスペクトはなんなんだろう。
第一展望台。よく見るとふぞろいな線に手作りの温かみを感じるが、スカイツリーに温かみが必要なのかどうかは人によるだろう
第一展望台。よく見るとふぞろいな線に手作りの温かみを感じるが、スカイツリーに温かみが必要なのかどうかは人によるだろう
――でもあっちは集団作業でこっちはひとりですよね。ひとりでどうやって作るんですか? 設計図とかあるんですか?

「設計図なんて見てねえ。職人だから、もの見りゃわかるじゃん、見れば」

すごい。こんな複雑で大きいものを設計図なしで作るのか。

「職人っていうのはさ、図面なんていらねえんだよ。頭んなかで考えてそれ形にできるんだから。設計図いらねえ。スケッチで家だって作ったから」

スケッチで家が建つのか、すごい世界だ。とはいえ、もし自分の実家がスケッチで建てられた家だ聞いたら、ほんのり複雑なきもちになるな。
第二展望台。とぐろを巻いてるようなデザインも再現
第二展望台。とぐろを巻いてるようなデザインも再現

パンフレットでできたスカイツリー

しかし実物とおんなじだということは何を参考にしたんだろう。

「7月に実物見てよ。そんときに工事中の写真集を買ったりして。でも写真じゃ正確にはわからないから図面が必要だろ。だからこれをもとにしたの。

これは写真じゃないのよ、パンフレットを拡大したの」

――これで!? すごいじゃないですか!!

「なんで? できるら〜」

このお父さん、パンフレットをもとにスカイツリー作ったのか。職人がその技量をもてあますとほんとに何をしでかすかわからない。
パンフレットで作ったのか。たしかに細かく書き込みがある
パンフレットで作ったのか。たしかに細かく書き込みがある

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