はっけんの水曜日 2013年11月13日
 

外骨格ロボや立体地下鉄路線図に鼻息を荒くした「Maker Faire Tokyo 2013」

こういうの待ってました
こういうの待ってました
「DIYの祭典」ことMaker Faire Tokyoが、今年は11月3日と4日に、お台場の日本科学未来館などで行われた。
電子工作を始め、工芸品や手芸品、デザイン、サイエンスなど、様々な「モノづくり」をしている人々が自作の作品を持ち寄って発表するいわばモノづくりのコミケといった催しで、当サイトも数年前から毎年参加している。
このたび、その「Maker Faire Tokyo2013」の取材レポートを仰せつかったので、その様子をご報告したいと思う。
鳥取県出身。東京都中央区在住。フリーライター(自称)。境界や境目がとてもきになる。尊敬する人はバッハ。

前の記事:「お札が好きすぎて「架空紙幣」を作った人」
人気記事:「料理のレシピを鉄道路線図っぽく表現してみる」

> 個人サイト 新ニホンケミカル TwitterID:tokyo26

期待を一身に背負ったデイリーポータルZ

まずはこちらをご覧いただきたい。
Maker Faireのポスター
Maker Faireのポスター
今年のMaker Faire Tokyoのポスター、よく見ると、どこかで見覚えのあるイラストが……。
あ!これは……。
あ!これは……。
これだ!
これだ!
実に一昨年のMakerFaireからデイリーポータルZの目玉作品として何度も出品されてきた「しょうゆかけすぎ機」である。

一歩間違うと、塩分のとりすぎになってしまうという禍々しいマシンだが、なぜか公式ポスターに採用されてしまった。

このことからも、デイリーポータルZが、MakerFaireからかなりの期待を寄せられているのがわかる。

その期待にこたえるべく、デイリーポータルZが今回新しく投入した展示が「ヤンキープロジェクションマッピング」だ。
MakerFaireも暴走万葉仮名だと「滅威華笛亜」に。
MakerFaireも暴走万葉仮名だと「滅威華笛亜」に。
特攻服に文字をプロジェクションマッピングすれば、わざわざ刺繍しなくても好きな文字を入れて記念写真が撮れるというソリューションである。
「親からもらったこのパスモ かざしてみせます都05 爆走 刃州魔尼亜(バスマニア)」
「親からもらったこのパスモ かざしてみせます都05 爆走 刃州魔尼亜(バスマニア)」
IT化と新しいテクノロジーで、ヤンキーの特攻服にもイノベーションをもたらすことができるという発見である。
ライターさくらいさんの各種かぶりもの。中学生ぐらいの子どもたちがはしゃいでかぶっていたのが印象的であった。
ライターさくらいさんの各種かぶりもの。中学生ぐらいの子どもたちがはしゃいでかぶっていたのが印象的であった。
ライター北村さんの「あたマウス」マネキンの頭部がマウスになっているという一品。北村さんは「記事にしてないので説明するのがいちいち大変」と漏らしていた。
ライター北村さんの「あたマウス」マネキンの頭部がマウスになっているという一品。北村さんは「記事にしてないので説明するのがいちいち大変」と漏らしていた。
血痕をブローチ化した「ブロー血」
血痕をブローチ化した「ブロー血」
はからずもデイリーポータルZの展示物は、醤油かけすぎ機、ブロー血、メデューサのかぶりもの、生首、特攻服と、ことごとく死を連想させるものばかりになった。

「ははーん、おそらく裏テーマは「メメント・モリ」だな?」と推理した方。残念、ただの偶然です。

時代はとにかく3Dプリンタである

身内の自慢話はこれぐらいにしておいて、MakerFaireで気づいたことをいくつかまとめて紹介したい。
まずは「3Dプリンタすごい」ということである。
なにを今更という話ではあるのだが、右も左も、誰も彼も3Dプリンタなのである。
自作3Dプリンタ
自作3Dプリンタ
3Dプリンタでなんらかの造形物を作るだけではなく、3Dプリンタ自体を自作してしまうひとたちもいるほどで、3Dプリンタがものづくりの世界に与えた衝撃のデカさにビビってしまった。
「こういうのって、自分で作れんのか!」と、インチキなものづくりしかできない自分はただただ感心するほかない。
3Dプリンタを使えばこんなのや……
3Dプリンタを使えばこんなのや……
こんな複雑な形のギヤも3Dプリンタで作れる……
こんな複雑な形のギヤも3Dプリンタで作れる……
「3D」という語感から「すぐ廃れるんじゃないの?」と色眼鏡でみていたのは浅はかであった。

レゴ使いすぎ

そして3Dプリンタと並んで、会場でよく見かけたのはレゴブロックである。
ぼく自身がレゴブロック好きなこともあり、よけい目についてしまう。
Kohsuke’s Lab.によるタコメーターつきトイレットペーパー。トイレットペーパーを引っ張ると上部のメーターがググーッと動く。
Kohsuke’s Lab.によるタコメーターつきトイレットペーパー。トイレットペーパーを引っ張ると上部のメーターがググーッと動く。
レゴだけでゾートロープを再現。横の隙間から中を除くと、人形がバンザイする。ゾートロープとは、アニメーションの原型のようなものである。詳しくはこちら(http://portal.nifty.com/2010/12/08/b/)
レゴだけでゾートロープを再現。横の隙間から中を除くと、人形がバンザイする。ゾートロープとは、アニメーションの原型のようなものである。詳しくはこちら
Kohsuke’s Lab.さんによるレゴ作品は、レゴ以外のしくみを全く使っていないということにも驚く。
これだけの複雑な機構はいくらレゴが扱いやすいからと言ってもなかなか簡単に作れるものではない。
それだけ高度な技術を有していながら、トイレットペーパーのタコメーターという便利なのかそうじゃないのかよくわからない作品を完成させているところがおもしろい。

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