ちしきの金曜日 2013年11月15日
 

続・海外ボードゲーム、子供にウケるのはどれ?

趣味一直線な記事です。
趣味一直線な記事です。
以前、「海外ボードゲーム、子供にウケるのはどれ?」という記事を書いた。その後も子供に何がウケるかの研究はずっと続けている。

あれからだいぶ月日が経ち、いろいろ思うところも多々あるので、現在のうちでの事例をまた書いてみたいと思う。
長崎より九州のローカルネタを中心にリポートしてます。1971年生まれ。茨城県つくば市出身。2001年より長崎在住。ベルマークを捨てると罵声を浴びせられるという大変厳しい家庭環境で暮らしています。

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オシャレ系

まずは海外アナログゲームの真骨頂とも言えるオシャレなゲームからいこう。

オシャレという要素は子供にとってはまったく必要のない要素で、むしろオシャレさはかえって興味の対象外になるケースもあることもある。
フランス・ギガミック社のピロス (Pylos)
フランス・ギガミック社のピロス (Pylos)
フランス・ギガミック社は、こういう木製のシンプルでおしゃれなゲームが得意でいくつも出している。その中で特に私がいいなと思ったのがこれ。こういうのを見ると、
「ああ、ヨーロッパだな〜。」
と感じるかたも多いかと思う。
むっちゃおしゃれ!
むっちゃおしゃれ!
見ての通り、木製のボールを積んだピラミッドである。
オブジェとして玄関などに飾っておいてもいい感じだ。
交互に玉を積んでいき、頂点に載せた人が勝ちという非常にシンプルなゲーム。
思わず触りたくなるコロコロとした木の玉。
思わず触りたくなるコロコロとした木の玉。
反射的に玉を乗せてみたくなる、たこ焼き焼き器のような土台。
反射的に玉を乗せてみたくなる、たこ焼き焼き器のような土台。
この手のストーリー性のない抽象的なゲームは、“やってみたくなる何か”があるかどうかが鍵だ。それが無いと「ふ〜ん」という感じで終わってしまったりするが、このゲームにはその“何か”がしっかりある(と思う)。
一番上に乗せた人が勝ちという勝利条件も直感的でわかりやすい。
一番上に乗せた人が勝ちという勝利条件も直感的でわかりやすい。
ただこれ、囲碁やオセロなどと同様、運の要素がまったく無いアブストラクト・ゲームなので、最初の数回こそ子供が勝つこともあったが、しばらくしたらまったく私が負けなくなってしまった。

これは前回の記事のまとめにも書いた、
「子供は自分が勝てないゲームはしない」
という法則に反するが、さすがにこれだけシンプルだと子供的にも
「どうして父ちゃんが勝つんだろう?」
と、けっこう食い下がってきた。

ただ、今のところは楽しめてるが、やり込んだら必勝法が見つかりそうな気もしないでもない。
(ちゃんとしたルールはこちら。)
子供はほとんど考えずにサクサク置いていく。
子供はほとんど考えずにサクサク置いていく。
囲碁も意外に子供に人気。
囲碁も意外に子供に人気。
アブストラクト・ゲームといえば、囲碁もうちではけっこう人気がある。

実は私もちゃんとルールをわかってないところがあるが、子供は「相手の石をたくさん取るゲーム」として気楽にやっている。
超早指し。見てて気持ちいいくらいテキパキと(テキトーに)打っていく。
超早指し。見てて気持ちいいくらいテキパキと(テキトーに)打っていく。

不思議なゲーム

次はこちらもまたシンプルで不思議な味わいがあるゲーム。
エクゼキュオ、もしくはツェ・クヴェオ。 (Xe Queo!) ボードゲーム界の巨匠・故アレックス・ランドルフの作品。
エクゼキュオ、もしくはツェ・クヴェオ。 (Xe Queo!) ボードゲーム界の巨匠・故アレックス・ランドルフの作品。
ルールだけ聞くと「こんなんでゲームになるの?」と思うほどシンプル。
ルールだけ聞くと「こんなんでゲームになるの?」と思うほどシンプル。
お互い秘密裏に色を選び、その色のコマをリングまで進めれば勝ち(リングをもらえる)。が、相手に自分の色を読まれて指摘されたら負けなので、ブラフをかけて違う色を進めることも必要。7本勝負で先にリングを4つ取った人が勝ち。
1つのリングを目指してコマがわらわらと近づいてくる。その中に相手が選んだコマと自分が選んだコマが1つずつある(あるいは同じ色かもしれない)。
1つのリングを目指してコマがわらわらと近づいてくる。その中に相手が選んだコマと自分が選んだコマが1つずつある(あるいは同じ色かもしれない)。
相手が動かしたのは本物かブラフか?
自分は本物を動かすべきか、悟られないようブラフをかけるべきか?
考えれば正解がわかるというのものでもなく、いかに相手の心理を読むかなので誰とやっても楽しめる。子供が相手なら子供の思考パターンを読む楽しさがある。

似たゲームに、同じランドルフ作の「ガイスター」があるが、ガイスターは将棋的な要素もあって小さい子供とやると心理戦以外の部分で大人が勝ってしまうのに対し、こちらはより純粋な心理戦になっている。

※エクゼキュオという名前では絶版で、今は同じ内容で「それだ!(Der isses!)」という名前で売ってます。

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