ひらめきの月曜日 2013年11月18日
 

長野・上田市の焼き鳥は二度づけ禁止!

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前回記事、「まつたけ小屋に行ってみた」を取材した夜ー。
取材班は、長野県上田市で、夕食に何を食べればいいのか、悩んでいた。
埼玉生まれ。電子書籍『初恋と座間のヒマワリ』(リイド社刊)発売中。最近、ほぼ毎日ブログを更新していますので、良かったら読んでください。

前の記事:「まつたけ小屋に行ってみた(1本半は食べた)」
人気記事:「相模原に最強の焼肉屋さんがあった!」

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「まつたけ鍋に入ってた、鶏肉が美味しかったよねえ」
「確かに美味しかった。鶏肉料理が有名なお店とか、ないのかなあ?」
アイフォンに、「鶏肉 上田市」と入力して、検索してみる。
………すると、焼き鳥屋さんが、ずらっと出てくるではありませんか!
「上田って、数年前から、地元グルメとして、『美味だれ焼き鳥』っていうのを、プッシュしてるらしいよ」
「なんぞそれ」
「昔から、この地域は、ニンニク醤油味のタレをかけて、焼き鳥を食べているんだって。それを他地域の人に『この食べ方、珍しいですよ?』と指摘されて、初めて『変わってる』と気づいて…。
行政が、B級グルメとして売り出しているらしい。
なんでも、上田市のイトーヨーカドーで、このタレの焼き鳥を売り出したら、全国のヨーカドーの中で、焼き鳥売り上げ、1位になったらしい。」
「そんな、隠れた焼き鳥の名所だったのか、ここは!!」

そんなわけで、さっそく、イトーヨーカドーに行ってみる取材班。
おお、大量に並んでいる。
おお、大量に並んでいる。
買ってみて、フードコートで食べてみる。
買ってみて、フードコートで食べてみる。
「おおおおおお、にんにくきいてる!!」
「平日食べるのはヤバいような、ガッツりしたニンニクっぷり!」
「これは、ビールにも合うし、白いゴハンにも合いますな……」

焼き鳥屋をハシゴしよう! と、そこから、スマホを駆使し、
検索しまくりはじめた。

駐車場横に、ひっそりとある店

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まずは一軒目、がんちゃんに到着。
繁華街からはずれたお店。駐車場の隣にある。
駐車場の真横の飲み屋……斬新である。

「ここ、ファッション雑誌のブログに載ってたから! きっと美味しいよ」
と、取材班・Tさん。
ファッション雑誌? なんで? っていうかそんな基準でいいのか?

このお店は、タレを、ひしゃくで上からかけるタイプのお店であった。
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「うん、コショウがきいてて、おいしいね!」
「コショウとニンニクのハーモニーだね。
というか、安いね…、」
「1本100円だもんねえ」

席は、地元のおっちゃんでいっぱい。
年配女性で飲んでいるグループも。おばちゃんが飲んでいるのって、あんまり見ないから、見ていると妙に気持ちいい。
美味しそうでしょう?
美味しそうでしょう?
おなかいっぱいにならないように食べて、2人で3000円だった。

歓楽街にある、ナゾの店

もう一軒、誰かのブログで紹介されていた店に、行ってみることにした。
ブログには「とにかく鶏肉の一切れがでかい」「コスパがものすごくいい」
とだけ、書いてあった。
一体どんな店なのか?
!
町中に、ものすごい建物発見。こんな建築残ってるのか…と思って、調べたら、映画のセットであった。劇団ひとり監督、大泉洋主演の作品らしいよ。

実は街を歩いていて、人通りがほとんどないことに、驚いていたのだが、
歓楽街のほうに行ったら、ようやく人が歩いてた。
雰囲気としては、新宿のゴールデン街みたいな、時間の止まった飲屋街。
スナックがたくさんあって、歌声がもれている感じ。

……目的の店、「鳥友」も、スナックだらけの建物の中にあった。
見つけた……。けど、ここのドアを開ける勇気が、なかなか起きない。
見つけた……。けど、ここのドアを開ける勇気が、なかなか起きない。
しかし、中に入ってみたい。
しかし、中に入ってみたい。
「たのもーーー!!」
と、声を出すような気持ちで、ドアを開けてみると、
狭い店内は、ほぼ満席であった。
かなり混沌としたビジュアルの店内で、モノがいっぱいで、足元にジャガイモがころがっていたりした。
でも決して不潔な感じではなかった。
お客さんは、男性客ばかり。平均年齢は、45歳くらいか……。
みんな、ボトルを飲んで、盛り上がっている。

そして大量のサイン。お相撲さんほか、格闘家メイン。格闘家が焼き鳥、食べに来るのか…。
その中に「山崎努」のサインが、なぜか混ざっていた。なぜこの店に来たんだろう、山崎努。
おかみさんに、
「一杯だけなんですけど、いいですか……?」
というと、いいですよ、と、座敷席に通してくれた。
瓶ビールを1本頼む取材班。

するとすぐに、おでんが運ばれて来た。
つきだしらしい。
つきだしらしい。
白菜も出て来た。
これも、つきだしらしい。
これも、つきだしらしい。
つきだしにしては、量がたっぷり過ぎる…。なんというサービス精神。

で、ぼやーっと待っていると、
容赦なく、10本の焼き鳥が、どん、と出て来た。
どうも10本出て来るのがデフォルトらしい。10本でワンパック。
どうも10本出て来るのがデフォルトらしい。10本でワンパック。
そして、この、コップに入っているタレに…。
そして、この、コップに入っているタレに…。
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焼き鳥を突っ込みます。二度づけ禁止。(映画「おおかみこどもの雨と雪」でも、このコップのタレが出て来るそうですね。上田が舞台なのかな?)
一切れがでっかい。確かにこれは……格闘家の食べるサイズ!!
一切れがでっかい。確かにこれは……格闘家の食べるサイズ!!
「……うまい!」
「おなかすいてる時に来たかったな……」
「でも一軒目の店も、見ておきたかったもんね。いきなりこんな変わった店に来ちゃってたら、上田市の焼き鳥屋さんが全部、変わってるみたいに思ってしまうもんね。」
「そうねえ。」

残してはもったいない、と、わしわし食べる。
ああ、鶏肉でお腹がいっぱいだ。はちきれそう。
コップのタレが減っていく。10本で、コップ1杯分、なくなりそうだ。

隣席の、ボトルで飲んでるサラリーマンの会話が聞こえて来た。

「……というわけで、上田市は焼き鳥で有名なんだよ。」
「東松山とか、今治とかも、焼き鳥で有名ですよね。」
「そう、東松山とかは有名だけど、上田市も5年くらい前から、売り出しているってわけ。
上田市のイトーヨーカドーは、このタレで売り出したら、全国のヨーカドーで売り上げが一位になったんだよ」

うむ、知ってる、知ってる、その情報、ネットで見たよ……。

「発祥の店ってどこなんですか?」
「発祥の店はあるんだけど、そこよりも、俺は、この店が美味いと思う!」

そうですか。

なんとか焼き鳥10本を食べきって、お会計をしたら
2人で2300円
であった………。

うーんと、焼き鳥が1本80円で800円でしょ?
つきだし? チャージが、いくらなんだろ?
っていうか瓶ビールいくらなのよ!?

儲かってるのかなあ、とナゾの店であった。

「まつたけ小屋」の取材で長野に行ったのに、一番印象に残ったのは「鳥友」。
まあ、そんなこともある。

皆様も上田市に行く際には、是非、鳥友へ!
ドアをあけるとそこはワンダーランドだ!!

オマケ情報

信州といえばお蕎麦ですが、イトーヨーカドー長野店のフードコートにある善光寺の門前町の蕎麦屋さんの支店「こすげ亭」おすすめ。400円で美味しいざるそば食べられるよ!
(写真は500円の富士山盛り!)
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