ちしきの金曜日 2013年12月6日
 

カブトガニの街でシャコを食べ尽くす

美味しいシャコあります!

「シャコ真丈」は今までシャコとあまり縁のなかった私にはなかなかのハードルだった。やはりクセがあるのだ。先の天ぷらなどはその辺を考えて調理されたいたが、「シャコ真丈」はストレート。バッターは空振りするだろう。速球のストレートなのだ。
次のお店は「マドモァゼル(岡山県笠岡市用之江327-10)」です!
次のお店は「マドモァゼル(岡山県笠岡市用之江327-10)」です!
後でシャコ好きの人に話を聞けばそのクセこそがクセになるそうだが、シャコ初心者にはまだ早い。もっと好きになってからすべてを知りたいのだ。今はキッカケ作りの段階。ということで「マドモァゼル」である。
マドモァゼルの「シャコスパ」
マドモァゼルの「シャコスパ」
期間限定のメニューである「シャコスパ」。トマトベースの地中海スパゲティの上に茹でたシャコが乗っている。シャコは死んでしばらくすると身が溶けるらしく茹でてあるのが定番。パスタの上のシャコはなかなか様になっている。
これはすごく美味しい!
これはすごく美味しい!
シャコの旨味とトマトの酸味が素晴らしき味を演出している。ハマったら出られないような深みを感じる。とても美味しいのだ。店員さんに「美味しいですね!」とわざわざ伝えたほど。さっきダメだったシャコの部分をトマトが消し、さらによき部分を引き出している。シャコ料理として美味しいのではなく、料理として美味しい。
顔も食べられる!
顔も食べられる!
エビの尻尾も頭も食べる人生を送ってきたので、シャコの顔の部分も食べてみた。すると「えびせん」のような味わいで非常に美味しかった。顔までも美味しいのだ。アンパンマン以来である。いや、それ以外もあるけれど頭も美味しいのだ。問題はエビの頭よりも痛いこと。尖った部分が多いのだ。それが実に惜しい。
でも、味はよい!
でも、味はよい!

シンプルに!

一度シャコとは分かり合えないと思ってからの「運命かも」という出会い。シャコはドラマを作ってくれる。別れそうで別れないカップルとはこのような心理なのだろう。むしろ興味がわいてくるのだ。
かとう小料理(岡山県笠岡市三番町6-16)
かとう小料理(岡山県笠岡市三番町6-16)
茹でたシャコというおそらく一番シンプルであろうシャコを食べていなかったので、「かとう小料理」でそのシャコをいただく。小料理屋という上品なところに行くことは普段無いので、これもシャコのおかげ。シャコは大人の世界を見せてくれるのかもしれない。食通への入り口なのだ 。
シャコ!
シャコ!
改めてよくその姿を見るとエビやカニほど人気がでないのが分かる気がする。美男美女がモテるように、魚介界でもやはり見かけは重要なのだろう。しかし、見た目より性格(味)という考え方もあるように、シャコもまたそうなのだ。
美味しい!
美味しい!
殻が若干痛く剥きにくいが、クセが絶妙な加減で美味しい。エビの味が「青春」だとすれば、シャコは「壮年」のような味。フレッシュさは無いが日本の心みたいなものが詰まっており美味しいのだ。道の駅のやつだけが特別に上級者向けだったようだ。シャコを見直した瞬間だった。
よく見るとかわいい気がしてきた!
よく見るとかわいい気がしてきた!

シャコ食べたい!

笠岡で帰りに寄ったスーパーにもシャコは売られていた。また別のお店では今日はないけど普段はシャコ天を出している、と言っていた。シャコを食べる文化が他よりは濃い地域なのだ。なんてったって「市のさかな」が「シャコ」である。魚じゃないのに。だったらカブトガニでいいのに。しかし「シャコ」。目立たないけれどシャコに愛があるのが笠岡なのだと思う。
これはカブトガニ!(カブトガニは仰向けになって泳ぎます)
これはカブトガニ!(カブトガニは仰向けになって泳ぎます)

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