ロマンの木曜日 2013年12月5日
 

知らない店で雑談力を試す

本読んでるだけでも雑談力がちょっとついた気がしたんです
本読んでるだけでも雑談力がちょっとついた気がしたんです
初対面の人でも、何度もあったことがる人でも、雑談が苦手だ。苦手なんだけど、人と仲良くなりたい、人から色んな話を聞きたいという思いがある。

克服しようと雑談に関する本を読んでいるが、実践する場所がなければ意味が無い。そこで、今こそ試す時だと考えて、普段行かないバーや居酒屋に行き、机上で培った雑談力を発揮してきた。
1986年埼玉生まれ、埼玉育ち。大学ではコミュニケーション論を学ぶ。しかし社会に出るためのコミュニケーション力は養えず悲しむ。インドに行ったことがある。NHKのドラマに出たことがある(エキストラで)。
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雑談の本は読んだものの

雑談が苦手なのを何とかするために、「雑談力」とか「できる人の話し方」とかそういった類の本は何冊か読んだことがある。だいたいこんなことが言われているだろう。
雑談とは

・どうでもいい話 orどうでもいいところでの話
・役に立たず下らない話を心がけ、力まない
→大当たりを狙わない
・あいさつの延長だ
・ちゃんとできればビジネスでも信頼感が得られる

相手の気持を汲み取る・思いやりが重要

・相手を褒める(身につけてるものなど)
・質問する
・相手に合わせる
(「楽しみですね」「しんどいですね」、オウム返しする)
・相手を否定しない

その他、話し方のコツ
・事実+気持ちを話す
・普段の行動の話題
・見たままのことを言う
・クローズクエスチョン→オープンクエスチョン
それは分かった。でも僕は全然うまく雑談ができない。行政が悪いのか、いや、実践が足りないからだ。

こういうのはスポーツと同じで、本を読んでるだけではうまくならない。
読んですぐ雑談できればいいのだが……
読んですぐ雑談できればいいのだが……

実践するしかない

そういう話をしたら、当サイトのウェブマスター林さんが、新宿ゴールデン街の雑談にちょうどいい店を紹介してくれるという。そのバーで、他のお客さんと話すぞ!

とは言っても、いきなりは無理なので、はじめは林さんに付いて来てもらうことにした。適度に温まったところで林さんには抜けてもらうという計画だ。
ゴールデン街を歩いているところを描いたのにお地蔵様になってしまった
ゴールデン街を歩いているところを描いたのにお地蔵様になってしまった

バーへ…

バーにはまだ客がいなかった。いきなり予定が狂ったが、まずはバーのマスターを相手にトレーニングということにする。

一言目が出てこない。耐え切れずに林さんが、今回の企画をマスターに説明する。

するとマスターは一言「そうなんですが、赤いマフラー同盟かと思いました」と。本に書かれていた雑談のセオリー「見たままのことを言う」をいきなり実践されている。

体に馴染んでいるというのはこういうことを言うのだ。武道の型のようである。僕は怖気づいた。
そんな同盟関係あるはずがない
そんな同盟関係あるはずがない

見たまま、が言えない

林さんが「見たまま褒めるんだよ、例えば『そのしましまのシャツかっこいいですね』とか」、とマスターの服を褒めてみせる。そして僕にやってみろと言うのだが、何を褒めてもいいのだが、つい話題に上ったマスターの服を眺めてしまい、「襟元が二重のひだひだですね」と言おうか迷っているうちに無言になってしまう。最初に思ったことを言うのが重要なのだ。

そうかと思えば正直すぎてもいけないこともある。

優しいマスターがぼくに「まんがとか読むんですか?」という質問をしてくれた。雑談セオリー「普段の行動の話題」だ。しかし僕はこの素晴らしいボールに対して「読まないですね」と答えてしまった。これはウソでもいいから「読んでいる」と答えるべきだった。最初に思ったことを言ったばかりに…。
これ以上ない浅はかな答え
これ以上ない浅はかな答え
逆に相手にに質問するというのも難しい。「この店はいつから何年前からやっているんですか?」というような素直な質問をスッと言うことができない。

逆にマスターから「しゃべるのが苦手で困ったことは?」と聞かれて、「駅そば屋で、そばを頼んだのにうどんが出てきた」というようなエピソードを話したらややウケしたりしたが、本当は、この盛り上がりを相手の手柄にしてあげたいのだ。

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