コラボ企画
2013年12月24日
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理科の小話で、こんなのがある。
「熱い缶コーヒーと凍った缶コーヒー、坂で転がして速いのはどっち?」 これ、理論的には「答:熱い缶」という明確な答えがあるんだけど、試したことはない。これじゃ理科教員として失格だろう。 というわけで実験した。 さあ、本当に熱い缶コーヒーは速く転がるのか。 ![]() ![]() 前の記事:「やかんでアラジンのランプを作る」 人気記事:「おうちで作ろう、虹の結晶」 > 個人サイト まさゆき研究所 新棟 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 大体の人は「凍った缶コーヒー」と答えるこの問い、イメージと現実の答えが違うので、いい授業のネタになるのだ。
大体の人は「凍った缶の方が速い?」と考える。 ![]() ![]() ![]() たしかに中身が液体でたぷーんとした缶より、中身が凍ったシャキーンとした缶の方が、しゅばーーーっと転がっていきそうだ。
![]() ![]() 答えた理由で一番多いのは、「中身が安定するから」
![]() 似た問題で「ゆで卵と生卵、速く回転するのはどっち?」というのがある。
これは実際、ゆで卵の方が断然速い。 ![]() ![]() これはたしかに、生卵の中身が不安定だから
![]() そんなわけか、凍った缶の方が速く転がると考えがちだ。実際、物理や数学を専攻した人に聞いても、「えーと、凍った缶ですか?」言われることがよくある。
![]() 編集部から「缶、転がしませんか」との誘いそんな折、編集部の安藤さん(理系)から、お誘いが来た。
![]() ![]() 「加藤さん、凍った缶を転がす実験やりましょう!」
![]() 確かに興味がある。
熱い缶の方が速いと知っていても、実際にやったこと無いし、イマイチ納得していないところであった。 だいたい物理なんて、大きさの無い質量5sの点Pとか、謎の仮定ばかり持ち出す教科である。 ![]() ![]() あと川の流れに向けて、謎の小舟を漕ぎ出す人も多い
![]() ぜひとも真偽を確かめに実験してみたいところだ。
道具は全部、安藤さんが用意してくれるとのことで、僕は行くだけでいいという。 これは助かる。 ![]() ![]() そして、なぜかこうなった。
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