ひらめきの月曜日 2013年12月16日
 

コンビニの日本酒はあなどれない

最近のワンカップや飲み切りサイズの日本酒は味もデザインもいい。
最近のワンカップや飲み切りサイズの日本酒は味もデザインもいい。
ワンカップの日本酒というと、酒屋の前で酒臭いオッサンが一杯ひっかけているといった、オシャレとかスタイリッシュと言った言葉とは対極にあるようなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?

いや、最近のワンカップの日本酒はそんな事はありません。味もデザインも洗練された物が多く出ています。

そしてワンカップに限らず飲み切りサイズの日本酒で特にオススメしたいものが有ります。それはコンビニに売っています。
1972年生まれ。体力系、料理系の記事を多く書いています。ライター以外に日本酒と発酵食品をメインにした飲み屋も経営しています。利き酒師で、元機械設計屋で元プロボクサー。ウルトラマラソン走ります。米の飯と日本酒が有れば大体なんとかなります。
> 個人サイト 酒と醸し料理 BY 個人ページ「走れば大体大丈夫!」

最近のワンカップを見てみよう

最近のワンカップ日本酒は以前のイメージとはかなり違う物が多数あります。都内では数年前から各種ワンカップの日本酒を置く飲み屋が幾つかあるので、そういう店で見た、飲んだ事がある方もいるのではないでしょうか。

例えばこちら。
ワンカップではなくニャンカップ。
ワンカップではなくニャンカップ。
静岡県藤枝市の志太泉酒造の「志太泉純米吟醸にゃんカップ」。酒造好適米の八反錦を50%まで磨いて作った純米吟醸酒が入ったカップ酒です。
フタにも猫がいる。
フタにも猫がいる。
落ち着きのある華やかな香りと綺麗な米の旨味のある非常にレベルの高い日本酒です。価格は180ml入りで300円でした。

蔵のホームページの説明によると最初は様々な理由からカップ酒を出してはいなかったものの、日本酒を全く飲まない方に対する入り口を作るなどの意味でこのようなデザインのカップ酒を出すことになったのだとか。確かについ手にとってしまうデザイン。

続いてはこちら。
青森なのでリンゴのイラスト。リンゴ味はしない。
青森なのでリンゴのイラスト。リンゴ味はしない。
青森県弘前市の三浦酒造の「豊盃純米Apples& Dogs」。酒造好適米の山田錦を55%まで磨いて作る純米酒。果実感のある香りと旨味を感じ、スッキリとしたキレのある味わいの日本酒です。

Applesとありますが、リンゴ味ではありません。綺麗な日本酒の味です。犬は蔵の方の飼い犬のようです。ワンカップだけに犬なのか?

他にもこんなワンカップがあります。
宮城県の墨廼江酒造の「墨廼江特別純米」。スッキリと軽い口当たりの後に柔らかい旨味を感じます。
宮城県の墨廼江酒造の「墨廼江特別純米」。スッキリと軽い口当たりの後に柔らかい旨味を感じます。
新潟県の株式会社越後鶴亀の「越後鶴亀特別純米」。サラリとキレのある味わい。ラベルがやたらにめでたい感じ。
新潟県の株式会社越後鶴亀の「越後鶴亀特別純米」。サラリとキレのある味わい。ラベルがやたらにめでたい感じ。
佐賀県の小松酒蔵の「万齢純米山田錦ひきやま」。しっかりとした米の旨味がありキレのいい日本酒。魚料理に合いそう。
佐賀県の小松酒蔵の「万齢純米山田錦ひきやま」。しっかりとした米の旨味がありキレのいい日本酒。魚料理に合いそう。
山梨県の笹一酒造の「笹一純米猫芸者」。スッキリとした口当たりで旨味が続く。
山梨県の笹一酒造の「笹一純米猫芸者」。スッキリとした口当たりで旨味が続く。
以前、デイリーではライターの大塚さんがワンカップ酒について紹介しています。

おんなのワンカップ研究


この頃に比べ、ワンカップ日本酒は更に女性でも手にとりやすいデザイン、味となったのではないでしょうか。

また、ワンカップではなくこんなデザインのボトルの日本酒もあります。
150mlの飲みやすいサイズ。
150mlの飲みやすいサイズ。
日本各地の蔵の日本酒を詰めた小ボトルです。こちらの品。

PASSION-15


通常のワンカップは180mlなところを、こちらの瓶では150mlと飲み切るのに程良い量になっています。純米酒や大吟醸酒など各種質の高い日本酒がはいっていて、色々飲むのにはちょうどいい。

日本酒は好きだが1升瓶は冷蔵庫に入らないし飲み切れない。4合瓶でも多いなんて人にはこういうワンカップなどの日本酒は丁度いいはずです。

ただ一つ問題があります。

近所で売ってない

これらの日本酒。売っている店が非常に少ないです。

せっかく気軽に飲めるサイズなのに、しっかりと日本酒を扱っているような店でなければ置いていることはまずありません。また、日本酒をしっかりと扱っている店でも管理など様々な問題もあり扱っている店は限られています。残念です。

しかし、かなり手に入りやすくオススメ出来る味のお手頃サイズの日本酒があります。それがこちら。
ファミリーマート粋ボトルシリーズ。コンビニ日本酒だからと言ってあなどるなかれ。オススメです。別に今回はコラボ記事という訳ではありません。
ファミリーマート粋ボトルシリーズ。コンビニ日本酒だからと言ってあなどるなかれ。オススメです。別に今回はコラボ記事という訳ではありません。
ファミリーマートで販売している日本酒の粋ボトルシリーズ。松竹梅、日本盛、月桂冠、白鶴と大手酒造会社がそれぞれに作った大吟醸、特別純米などの4タイプの日本酒が広口のアルミボトルに入っています。ファミリーマートの酒コーナーに行けば大体置いてあるはずです。

「大手の酒造が作った日本酒なんて安っぽくて不味いに決まっている」なんて思っている方。是非一度飲んで欲しい。大手の酒造は研究所を持っている所もあり、安価なパック入り酒を一定の味で量産することも、レベルの高い味わいの酒も狙って作ることも出来る高度な技術を持っている所が多いのです。

利き酒師としてオススメの味わいの日本酒なのですが、なぜかこの酒は認知度が低い。私の周りの酒飲みで知っている人はほぼいなかった。2007年から発売されているのに。一応酒飲みよりも日本酒をあまり飲まない人向けというコンセプトの商品のようですが、それにして認知度が低い。なぜなんだ、ファミリーマート。

ということで、勝手にこの日本酒をプッシュしてみたいと思います。まずはこの日本酒の良い点を挙げてみましょう。

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